メルカリで無形商品の販売はNG!?実際の状況とカラクリを解説

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メルカリで無形商品の販売はNG!?実際の状況とカラクリを解説

メルカリでは無形商品、特に役務サービスの販売が禁止されているのをご存知でしょうか。しかし、実際にメルカリを見てみると、占い鑑定などの役務サービスが販売されているのを目にすることがあります。

一体なぜ、禁止されているはずの商品が販売されているのでしょうか。本記事では、このメルカリにおける無形商品販売の矛盾に迫ります。

メルカリでの無形商品販売の実態とそのカラクリを解説するとともに、販売者にとってより安心かつ有利な無形商品の販売方法についてもご紹介します。

はじめに

メルカリにおける無形商品の販売禁止について

メルカリでは、ユーザーの安全を守り、公平で透明性の高い取引環境を維持するために、サービスや権利など実体のない商品の出品を禁止しています。この方針は、無形商品に起因するトラブルや不正行為を防ぐことを目的としています。

サービス・権利など実体のないものは、商品の受け渡しにおいてトラブルとなったり、不正行為のほう助となる可能性があるため、出品を禁止しています。
また、実体のある商品であっても、その行為自体に価値があるものは上記と同様の理由で出品できません。
事務局が禁止出品物に該当すると合理的な理由に基づき判断した場合は、取引キャンセル・商品削除・利用制限などの措置を取る場合があります。[1]

特に、「実体のある商品であっても、その行為自体に価値があるもの」も禁止対象となります。つまり、商品の価値が主に行為そのものにある場合、たとえ実体のある商品であっても、メルカリでの販売は認められません。

実質的には役務サービスの販売が禁止されている

メルカリでは、「役務サービス」という言葉を直接使用していませんが、実質的にこれに該当する様々な商品やサービスの販売を禁止しています。役務サービスとは、一般的にサービスの提供や労務の遂行を主な内容とする商品を指します。

メルカリが具体的に禁止している商品やサービスには以下のようなものがあり、これらの多くは役務サービスの典型例と言えます。

  • 情報商材
  • お店の予約や引っ越し作業の代行
  • 宿題や自由研究、論文など、本来自らが行うべき行為の他者による代行・代筆(完成品を含む)
  • ヒーリングやお祓いなど、行為自体に価値があるもの
  • 自宅や別荘などの貸し出し
  • SNSなどインターネットサービスを利用するためのアカウント(ID)
  • 会員特典など、利用に本人確認が必要なサービスの使用権利(会員権を含む)
  • ホテル等宿泊施設の使用権利
  • その他、事務局が不適切と判断したもの

[1]

これらの禁止されている商品やサービスは、主に実体がないか、行為自体に価値があるものです。メルカリがこれらを禁止する理由は、トラブルのリスクが高く、不正行為を助長する可能性があるためです。

ユーザーは出品前に自分の商品がこれらに該当しないか慎重に確認する必要があります。違反と判断された場合、メルカリは取引キャンセルや商品削除、利用制限などの措置を取ることがあります。


[1] 引用元:サービス、権利など実体のないもの(禁止されている出品物)

今時店長
今時店長
メルカリでは、無形商品のなかでも役務サービスの販売が禁止されていると説明しました。でも、役務商品が販売されている?次章では、その具体的な販売方法について解説します。

でも実際は役務サービスが販売されている!?

「占い鑑定」で検索したところ数百件以上のアイテムが出品されていました

メルカリで占いを検索した結果

役務サービスの一例として、メルカリで「占い鑑定」というキーワードで調査したところ、数百点以上の商品アイテムが掲載されていました。

この占い鑑定とは、ほとんどは電話占いと言われるサービスで、商品を購入したユーザーに対して30分間2,000円みたいに提供するサービスです。

つまり、役務サービスに該当します。

メルカリで役務サービスのような無形商品がどのように販売されているのか?

以下、実際に出品されていた占い鑑定の説明文を引用しました。

メルカリは占いの鑑定書を送付することで販売している

「鑑定終了後、サンクスカードをお送りさせていただいてます。」と記載されています。つまり、無形商品ではなく、このサンクスカードを有形商品として販売していると解釈することもできますね。

上記のような販売方法は認められているのか?

メルカリは、きびしく管理されているサービスなので、このような販売方法を把握していないとは考えられません。つまり、現状では黙認していると判断することもできそうです。

ただし、メルカリの公式ガイドラインには、このような販売方法が明確に認められているとは書かれていません。あくまでも自己責任で販売を検討してください。

BASEも同様な形で役務サービスの販売に対応している

無料でネットショップを開業できる「BASE」というサービスに関しても、占い・カウンセリング・コンサルティングサービス・鑑定などいわゆる役務サービスの販売に関しては、有形物の送付により販売が認められています。

BASEに関する詳細は、「【完全ガイド】BASEの評判どう?実体験をもとにメリット・デメリットを徹底解説!」 の記事で解説しています。合わせて参考にしてください。

対応事項
サービス提供をおこなったということを証明できる有形物(※1)を、追跡可能な配送方法、もしくは特定記録郵便にて購入者へ送付する(※2)。
※1 サービス提供済みであることを証明する領収書や納品書、紙チケット、お礼状など
※2 追跡番号が付与されない配送方法やメールによる送付はお控えください。
商品説明には下記「商品登録上の注意」を参考に、詳細を記載する。
無形商品においてチャージバックが発生した場合、ショップ運営者はクレジットカード会社に対して反証資料を提出し、サービス提供済みであることを証明いただくことがございます。
このとき、追跡番号が記載された配送伝票や特定記録郵便の控えなどを反証資料として提出いただくことが可能です。
※通常はがきなどの追跡番号が付与されない配送方法やメールによる送付はお控えいただいております。

引用元:https://help.thebase.in/hc/ja/articles/115000041462

メルカリやBASEでは、占いなどの役務サービスを、サンクスカードや領収書などの有形物を送付することで販売している事例が多数見られます。

メルカリはこのような販売方法を黙認している可能性がありますが、公式ガイドラインでは明確に認められているとは言えません。

一方、BASEでは一定の条件のもと、このような販売方法が認められています。役務サービスの販売にあたっては、各サービスの規約を十分に確認し、慎重に対応することが求められます。

今時店長
今時店長
メルカリでは役務商品の販売が行われていますが、販売者にとって安心して販売できる環境が整っているとは言えません。次章では、役務商品の販売により適した、公式にも認められているメリットの多い販売方法をご紹介します。

もっとよい無形商品の販売方法はないの?

STORESを利用して無形商品を販売しましょう

STORES(ストアーズ)

役務サービスの販売におすすめなのが、無料から利用できるネットショップ作成サービス「STORES」です。STORESにはいくつかの大きなメリットがあります。

STORESを利用した場合の3つのメリット

メリット1.STORESは役務サービスの販売が禁止されていない

STORESでは、占い・カウンセリング・イラスト・音楽・Webサイトなどの制作代行などの役務サービスの販売が可能で、安心して販売できます。メルカリやBASEとは異なり、STORESでは役務サービスの販売が明確に認められています。

メリット2.有形物の発送などの必要性がない

STORESでは、役務サービスを販売する際に有形物の送付は必要ありません。これにより、販売者の負担が大幅に軽減されます。

メリット3.販売したときの手数料はメルカリよりも断然安い

※販売手数料
フリープラン
5.5%
ベーシックプラン
3.6%

※STORESは、クレジットカード決済手数料を記載しています。STORESの手数料体系は、メルカリと比べて販売者に有利な設定となっています。

STORESは、住所、電話番号なども非公開にして販売できる

プライバシー保護

STORESでは、個人のユーザー限定ですが、出品者の住所や電話番号を非公開で販売できる機能があります。

通常、特定商取引法に基づき、ネットショップ運営者は事業者情報の開示が義務付けられていますが、STORESでは運営元が代行して情報を公開してくれます。

これにより、出品者のプライバシーが守られながらも、法律に基づく事業者情報の開示がなされ、出品者と購入者双方にとって安心・安全な取引環境が実現されています。

STORESを利用する際の留意点

STORESの審査について

STORESでは、販売開始前に審査があり、申請後4営業日程で結果が出ます。この事前審査があるからこそ、有形物の送付が不要なのだと推測できます。審査では、販売するサービスの内容や、販売者の適格性などが確認されます。

審査の通過は申請してみないとわからない

審査の通過は申請してみないとわかりませんが、ココナラで活動していたクリエイターや占い師の方の出店をお手伝いした経験では、審査の可否はさまざまでした。

ただし、きちんとしたサービスを提供し、必要な情報を整えていれば、審査に通過する可能性は十分にあります。個人的な見解としては、決して狭き門という印象はありません。

役務サービスでも多様な決済方法が利用可能

役務サービスに関しても、審査次第では審査が厳しいとされるJCBを含むクレジットカードの導入が可能です。

また、コンビニ、キャリア決済、PayPay(ペイペイ)残高払いなども一括で導入できることを確認しています。多様な決済方法を提供できるのも、STORESの大きな魅力の一つです。

STORESに関する詳細は、「【完全ガイド】STORESの評判どう?実体験をもとにメリット・デメリットを徹底解説!」 の記事をチェックしてください。

今時店長
今時店長
役務サービスの販売には、事前審査のあるサービスがおすすめです。審査を通過すれば、有形物の送付が不要になるなど販売者の負担が軽減され、利益率も高くなります。また、多様な決済方法も利用でき、安心して効果的に販売できるでしょう。審査に多少手間はかかりますが、長期的なメリットは大きいと言えます。

今回のまとめ

まとめ

今回は、メルカリにおける無形商品、特に役務サービスの販売について詳しく解説しました。メルカリでは役務サービスの販売は禁止されているにもかかわらず、占い鑑定などが実際に販売されていることがわかりました。

しかし、メルカリやBASEでの役務サービスの販売方法は、販売者にとって必ずしも安心できるものではありません。そこで、役務サービスの販売により適したプラットフォームとしてSTORESを紹介しました。

STORESでは事前審査を通過すれば、有形物の送付が不要になるなど販売者の負担が軽減され、利益率も高くなります。また、多様な決済方法も利用でき、安心して効果的に販売できます。

役務サービスの販売を検討している方は、ぜひSTORESの利用を検討してみてください。事前審査に多少手間はかかりますが、長期的なメリットは大きいと言えるでしょう。

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最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。

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  • この記事を書いた人
今時店長

今時店長(ミニクル合同会社)

楽天市場の某大型サイトにて、2005年~2013年まで運営責任者を務める。その経験を活かし、2013年に楽天市場のショップへのサポートを目的に当サイトを立ち上げました。2016年に情報サイトとしてリニューアル、より幅広い層の方々にオンラインビジネスのノウハウやアドバイスを提供しています。

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