今回はネットショップの就職に関して、これまで求人面接をしてきた経験をもとに、個人的な見解だけでネットショップの就職事情を語ります。
こんな方におすすめの記事
- ネットショップに就職したい方。
- ネットショップ就職の将来性を知りたい方。
- 正社員、転職、アルバイトなど求人情報サイトを知りたい方。
求人面接の現状について
10年以上ネットショップの求人面接をして感じたこと
これまで面接した人数は推定200人以上。年商数億円クラスの一般的に多い小・中規模ネットショップでの求人面接の現状についてまとめてみました。
経験者の応募は意外と少ない
他の業種はわかりませんが、ネットショップの求人に関しては、実務経験者の応募は現状では多くありません。都内、地方、どちらでも運営経験がありますが、大きな違いは感じませんでした。
資格はあまり考慮しない店長が多い
パソコン関連の技術やインターネット関連の知識などは、面接の際にある程度お話をすれば把握できるのため、資格などはあまり考慮しない店長が多いです。
募集期間は短い事が多い
ネットショップ運営では一般的に人件費というリスクを掛けないように、売上に応じてスタッフ人数を増やしていきます。そのため、ネットショップの求人に関しては、極端に募集期間が短いことが多いです。
ネットショップの求人タイプ
正社員のショップスタッフ(店舗の運営・管理する)
ネットショップのすべての業務がこなせる人材が求められます。
画像加工やページ作成など、基礎的なクリエイティブ系の作業だけでなく、商品の仕入れから販売をするためのマーケティングの知識、お客様に満足しもらうための顧客対応力なども必要になります。
正社員の求人がみつかる情報サイト
WEBデザイナー(WEBデザイン、ページ制作など)
ネットショップ制作や写真撮影・商品追加をする仕事です。
小規模サイトでは上記店舗スタッフとの兼任することもありますが、中規模サイト以上になれば業務の効率化のためにも切り離して担当することが増えていきます。職業としてフォトショップなど画像編集ソフトを使いこなすスキルとデザインセンスが求められます。
人材派遣会社経由がオススメ
Webデザインだけの仕事がしたい場合には、人材派遣経由で就職先を探すことをオススメします。
ネットショップスタッフとして就職した場合には、受注や梱包など雑用を任せられることもありますが、人材派遣経由であればそんなことはありません。人材派遣会社との契約終了後に、雇用されるケースも少なくありません。
WEBデザイナーの求人もある人材派遣会社
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アルバイト(受注、梱包、簡単な画像加工など)
ネットショプでは、簡単な作業はアルバイトスタッフに任せるのが一般的です。日々の受注やメール対応、梱包・発送などのバックオフィス系の業務、フォトショップでの簡単な画像の白抜きなど仕事内容も色々あります。
ネットショップに就職の将来性
ネットショップに就職するメリット
ネットショップの運営は楽しい
ネットショップの運営はとても楽しいです。商品の開発、仕入れ、お客様に販売、顧客対応から発送まで、全てに携わることができて、更に売上まであがったら最高ですよね。もちろん大変なこともありますが、それ以上に楽しくてやみつきになるような業種だと感じています。
労働環境が恵まれている事が多い
多くのネットショップは、夏はクーラー、冬は暖房という環境で仕事をしています。肉体を酷使するようなキツさもなくて、危険な仕事や怪我などの心配もありません。労働環境は恵まれているといえるでしょう。
個人のスキルを磨くことができる
ネットショップの運営では、あなた自信の経験値とスキルを身につけることができます。完全に実力勝負の業界なので、学歴や資格も関係なく、売上という結果で評定が決まります。個人のスキルを磨きましょう。たとえネットショップを退社した場合にも、実績とスキルさえあれば再就職先も困りません。
ネットショップ就職のデメリット
常に売上を要求される
ネットショップは常に売上を要求されます。すでに中規模・大規模なサイトであれば安定も期待できますが、新規事業としてスタートアップしたばかりのネットショップは、シビアな売上が求められることも認識していなければなりません。
実店舗の仕事を任されることがある
実際のお店を運営している企業では、ネットショップだけでなく実店舗の仕事などを任される可能性もあります。入社時と話が違うなんてトラブルになるケースをいくつもみてきましたが、ネットショップの売上次第では往々にしてこのような状況もありえます。
顧客対応が精神的にきついかもしれない
ネットショップのクレーム処理に頭を悩ませるケースはよくあります。もちろん店舗側に落ち度がある場合には、誠心誠意対応しなくてはいけませんが、理不尽な言い掛かりをつけてくるようなモンスタークレーマーには毅然とした対応を取らなければなりません。このあたりの顧客対応が精神的にきついと感じる方もいるようです。
まとめ
今回はネットショップの就職に関して、これまで求人面接をしてきた経験をもとに、個人的な見解だけでネットショップの就職事情を解説しました。
こんな方にネットショップは向いている
- 将来起業したい方。
- 学歴や資格よりも実力で勝負したい方。
- 趣味は仕事という方。
私の場合には、ネットショップに就職して3年後に退職、そのあとネットショップで起業しています。まだ就職をしていないという方は、実際に無料ネットショップを利用して経験してみてもいいですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。