ネットショップの割引クーポン発行やイベント開催について、個人的な経験をもとに、売上をあげるコツについて解説します。
こんな方にオススメの記事
- 割引クーポンと値下げの違いがわからない方。
- 効果的にイベントを開催できる時期を知りたい方。
- イベントやキャンペーンが拡散される方法を知りたい方。
イベント開催のコツ
なぜ5と0の日は割引イベントが多いかご存知ですか?
たとえば下記のようなイベントもすべて5と0のつく日に開催されています。
- 楽天市場・・・毎月5と0のつく日はポイント5倍
- Yahoo!ショッピング・・・毎月5のつく日はポイント5倍
- イオン・・・毎月15日はイオンGG感謝デー(55歳以上は5%OFF)
もちろん、なんとなく日付を決めたわけではありません。
これらのイベントは全て給料日を意識して開始されています。
一般的に給料日に多いのが「ごとび」または「ごとおび」と言われる、5と0のつく日です。この日をめがけて、楽天市場、Yahoo!ショッピングは5のつく日などのイベントを実施しています。
毎月15日は年金が給付される日です。
イオンGG感謝デーは年金で給付されたお金を意識して開催されています。ドラッグストアで大人用おむつが割引される日なども毎月15日です。
優秀なセールスマンは、先に予算を聞いてから接客をはじめます。インターネットも同じで、購入予算のある時期に合わせてイベントを開催した方が売れる可能性を高めることができます。
給料日あとにイベントを開催しよう
- 月始め(売れる)・・・1日~10日前後まで
- 月の中頃(売れない)・・・10日~20日前後まで
- 月の終わり(売れる)・・・20日~月末まで
つまり、大きなイベントを実施するのでれば、給料が出たあとの月末もしくは月初に実施するのが最適な考え方と言えるでしょう。
クーポン発行のコツ
そもそも割引クーポンはなぜ発行するのか!?
よく「割引クーポンを発行するなら値下げすればいいじゃん!」と言われることがあります。
どちらも値下げして販売するという結果は同じですが、あえて値引きではなくて、クーポンを発行するのには理由があります。
クーポンを発行する理由
- リピーターにのみ割引価格で販売するため。
- お客様お得感を演出するため。
- ブランド価値をまもるため。
上記のなかでも、体感的にもよくわかるのは、一番上の「リピーターにのみ割引価格で販売するため」という理由です。
割引クーポンの場合
- リピーターには割引価格。
- 新規顧客には定価販売。
二つの属性のユーザーに対して別の価格で販売することができます。
単純に商品価格を下げると、発送前には「一度キャンセルして再注文したい」と言われたり、レビューに「購入した翌日に値引きされてショック」と記載されたりしてしまうこともあります。
割引クーポンならば同じ値引きですが、上記のようなトラブルも基本的には発生しません。新規顧客はあとからクーポンの存在に気がついても、自分は対象ではないので納得して購入していることになります。
ポイント還元でも実質的な割引はできますが、楽天ポイントなど共通ポイントでもない限り、同じような効果は期待できません。
どんな商品に対して割引クーポンを発行するの!?
新作商品がセール価格になるあいだです。
- 新作商品>>>割引クーポン発行期間>>>セール(値下げ)
私のお店は基本的にセールになるまで値下げはしないため、上記のようにセール前はずっと割引クーポンでの販売がメインになります。
新作商品は、出来る限り定価で販売できるように、在庫数をみながら割引クーポンを配布して調整して販売していきます。
割引クーポンについては、最初は10%割引程度からはじめて、セール直前には30%割引あたりまで値下げすることが多いです。
クーポン発行は絶対ではありません。
在庫をみながら割引率なども調整していきます。
新作商品で先行予約が少ないとか、アクセス数が少ないとか反応が悪い場合などは、新作発売と同時に割引クーポンを配布することもあります。
割引クーポンの割引キャンペーンはいつ開催するの!?
- 金曜日
- 土曜日
週末の金曜日、土曜日に実施することが多いです。
これは、全てのネット通販サイトで共通していて、たとえば、楽天市場やYahoo!ショッピングなども大きなイベントは週末に開催されます。
ただし、三連休など長期休暇は実施しません。
週末の三連休など、街のお店が混雑するような状況の場合には、インターネットで買物するユーザー自体が少ないため成果は期待できません。
そのような場合には、連休明けまたは、連休前に合わせてキャネンペーンを実施した方が効果的です。
割引クーポン発行の機能を搭載した定番ECカート
-
makeshopの評判どう?12年連続流通総額トップの理由を徹底解明
ネットショップ運営者なら誰もが知る、国内流通総額No.1のショッピングカート「makeshop(メイクショップ)」。 でも実際のところ、利用者の評判はどうなのでしょうか? 12年連続で業界トップの座を ...
-
【無料あり】インスタ商品販売と連携できるECカート徹底比較!手数料・やり方を解説
インスタグラムで商品を販売したい方にむけて。インスタグラムショッピング機能(Shop Now)と連携できる、ネットショップ作成ツールを紹介します。 インスタグラムで商品を販売する方法 インスタグラムシ ...
まとめ販売
新作商品を実質的に値下げして販売できる
新作商品を実質的に値下げできる販売方法としてもう一つ覚えておきたのが、2BUY(2個で割引)、3BUY(3個で割引)などの”まとめ販売”です。
この方法も、上記のクーポンと同じように新作商品を早い段階から実質的な割引価格で販売することができます。
無料ネットショップ作成サービスの「STORES」には、まとめ販売とセット販売の機能がついているので、出店している方はぜひ活用してみてください。
STORESに関する詳細解説はこちら
-
【完全ガイド】STORESの評判どう?実体験をもとにメリット・デメリットを徹底解説!
STORESは、無料で利用できるネットショップ作成サービスとして広く知られていますが、その評判は実際のところどうなのでしょうか? 本記事では、STORESを実際に利用した経験をもとに、サービスの魅力的 ...
効果的に実施するコツ
拡散させるには攻略法を作れば良い
あなたのお店でお得に買物するための攻略法を作りましょう。
私のお店の場合は、普段は送料無料のイベントは実施しませんが、夏、冬のバーゲン開催時にのみ期間限定で送料無料クーポンを配布しています。
- あの店は毎年バーゲンの一瞬だけ送料無料クーポンが配布される。
単純に「◯日にバーゲンが開催される」という情報よりも、お買物がお得にできる攻略法的な要素が含まれていたほうが、情報が拡散される可能性も高まります。
Yahoo!ショッピングはヤフーカード1円利用しただけでも買物金額の満額ポイント+1倍になるのご存知ですか?
これはとても有名なYahoo!ショッピングでの買物方法の裏技ですが、おそらく意識的に仕込まれたものです。このような情報があることで、You TubeやSNSなどでお得な買物方法として紹介された結果としてアクセス数も伸びます。
-
【完全版】SNSでお店の宣伝・集客する方法!目的別の最適サービス&運用のコツまで解説
町のお店、ネットショップの宣伝目的として、SNSを活用して集客する方法について、完全版といえるボリュームをわかりやすく解説します。 こんな方に読んでほしい記事です。 SNSでお店のお客様を増やしたい方 ...
まとめ
ネットショップの割引クーポン発行やイベント開催について、個人的な経験をもとにした実施のコツをご紹介しました。
もう一度まとめると
- イベントは給料日を意識して実施する。
- クーポンは週末に発行する。
- 拡散させるためには攻略法を作る。
攻略法は決して極端な値下げでなくても構いません。
攻略法だと認識してもらえばいいだけです。考えてみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。