国内最大級の仕入れサイト、NETSEA(ネッシー)について、サービスの特徴や実際に入会して確認することができた、無在庫販売の手法などについてご紹介します。
こんな方にオススメの記事
- NETSEAを個人が利用する方法を知りたい方。
- NETSEAの評判や感想について知りたい方。
- 実践されていた無在庫販売の手法を知りたい方。
基本情報
NETSEAとは
NETSEA(ネッシー)とは、国内最大級の仕入れサイトです。
入会金、年会費などは一切掛かりません。
少し歴史も振り返ると。元はDenaのサービス(DeNA BtoB Market)でしたが、2015年にオークファンが買収。2017年に、楽天市場の「楽天B2B」が終了した際に、サービスの一部をNETSEAに引き継ぐ形で統合されました。
個人でも入会できる。
NETSEAは個人でも申し込み可能です。
一応、入会審査もあるようですが、落ちたという話は聞きません。
個人の方が登録する際には「個人事業主」を選択しましょう。
開業届は未提出でも問題ありません。
個人事業主は屋号名、開業準備中であれば代表者名で登録できます。
2つのバイヤーランクがある。
- ビギナーバイヤー・・・新規入会時の状態。
- プレミアムバイヤー・・・Paid(後払い決済)契約者。
新規入会時の状態はビギナーバイヤーです。
Paid(ペイド)とは「スーパーデリバリー(無料トライアルはコチラ)」でお馴染みの「株式会社ラクーン」が提供している、後払い決済のことです。
一般的に卸元との取引では「保証金」が求められる事がありますが、その代用になるのが「Paid」というわけです。
Paidの利用には審査がある。
Paidを利用するには審査があります。
Paidの審査はそれなりにきびしいので、審査落ちすることも普通にあります。また、法人でも与信枠が極端に小さいこともあります。どちらにせよ、実績を出してから再審査・増額審査は可能なので、落ち込む必要はありません。
NETSEAは個人が仕入れをして稼げるの!?
実際にNETSEAで仕入れて利益が出せるのか内部調査してみました
実際に、個人がNETSEAで仕入れをして販売した場合に、利益をあげることができるか調査してみました。
ランキング上位の商品で確認してみます。
いくつかの商材をチェックして、ランキング上位にあったアパレル商材を探ることにしました。春物新作のマウンテンパーカーですね。
商材については、上表のマークで確認できます。
画像転載は「◯」なので、宣材写真をそのまま利用することができます。もちろん、ネット販売は「◯」、加えて、ネットオークションは「✗」なので、メルカリやヤフオクで転売されて値崩れするようなリスクは無さそうです。
Google画像検索で販売価格の相場を確認。
Googleの画像検索にて、商品名で探したところすぐに見つけることができました。
「d fashion」「楽天市場」などのマーケットで販売されていました。
仕入原価1,750円に対して、販売価格は3,729円でした。
とは言え、売れていなければ意味がありません。実際に確認しましょう。
某人気店舗にてショップ内でのランキング1位でした。
某有料マーケットの某店舗で人気アイテムランキング1位でした。
アパレル販売では大手と言われる3大?4大?モールの一つです。
「NETSEAは安くない」みたいな口コミも見かけますが、この情報だけみたらそんなことはありません。
ただし、気になるのは春物アウターという点
私の知る限り、アパレル販売でも一番難しいのが春物アウターです。
秋冬は、売れる時期も長いためどうにでもなるのですが、春物アウターは売れる時期も短くて、タイミングを逃すとどうにもなりません。
たしかに、利益は出せるけど仕入れるのは躊躇するなぁ・・。と思いましたがっ。
仕入れリスクはありません、なぜなら無在庫販売だからです。
上画像のように「こちらの商品はお取寄せ商品です」と明記されています。
つまり、受注発注の無在庫販売というわけです。
勘違いしないでほしいのですが、誰でも無在庫で販売できるというわけではありません。宣材写真を利用していることからも、きちんと仕入れをした上での無在庫状態です。※業者ごとに条件は違いますが、大抵は一点でも仕入れをすれば画像を利用できる業者が多いです。
販売後の欠品についても、上画像のように注意書きをしておけば、キャンセルで対応することができます。
最初からドロップシッピング用の商材もある。
消費者直送に「◯」がついた商材は、注文を直接購入者に指定できる商材です。いわゆる、ドロップシッピングにも対応しています。
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大口注文でさらに値引きされる商材もある。
ある程度まとめて仕入れをすると割引してくれるサプライヤーもいます。
取引申請に関しては、お金さえ支払いしてくれるならば、個人でも法人でも関係ありません。重要視されるのは、登録されているネットショップですね。
別注やOEM生産先を探すこともできる。
サプライヤーのなかには、別注やOEM生産に関しても相談に応じてくれる業者もいます。前もって製品も確認できるため、やみくもに探すよりも効率はいいですね。
結論:十分利用価値がある。
実際に確認してみたところ、十分利用価値があると感じました。
仕入先を探す上でも、商品の相場を知る上でも利用価値は高いです。
正直なところ、個人でも仕入れられるサイトなんて駄目でしょ・・。という気持ちも少しはありましたが、その考え方が一番ダメだと痛感しました。
毎日のように追加される新着商品は、企業だと時給も掛かるため追えません。個人こそ時間を掛けて、成功する商材を見つける事ができる場所ではないでしょうか。
まとめ
国内最大級の仕入れサイト、NETSEA(ネッシー)について、サービスの特徴や実際に入会して内部調査した結果などをご紹介しました。
実績をあげている店長に聞いた攻略法的なこと。
この記事を書いていて、10年来の付き合いのある店長にきいた、仕入れサイトで失敗しないコツを思い出したのでご紹介しておきます。
そのアドバイスは一つだけです。
- セール商品は仕入れをするな。
彼いわく、セール商品を買うほど難易度は高くなると考えた方がいいそうです。たしかに・・・、言われてみて過去の色々な失敗を思い出して妙に納得しました。
仕入れ方法は一つではないので、ひとつの意見として参考にしてみてください。
NETSEAはあくまで一つの仕入先に過ぎない。
あくまでも、NETSEAは数ある仕入れサイトの一つに過ぎません。
海外から直接仕入れる商品もあれば、町の問屋さんから仕入れた商材もあります。色々な仕入れ方法を活用して、お店の商材を増やしてみましょう。
仕入れサイトについては下の記事もチェックしてみてください。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。