ネットショップにおける商品梱包について必要なものやコツなどを解説します。
こんな方におすすめの記事
- ネットショップ開業で準備しておきたい梱包資材を知りたい方。
- 売上アップにも影響する商品梱包の知識を知りたい方。
- 商品発送に関するトラブルなどを回避するための対策を知りたい方。
はじめに
きびしい目線に合わせる
商品梱包は、お店の評判にも影響するとても重要な作業です。全てのお客様に満足してもらうためには、きびしい方の目線に合わせなくてはいけません。とにかく妥協することないように、丁寧に取り組んでいきましょう。
個人的には女性目線にあわせています。
梱包やラッピングには、女性と男性で超えられない壁があるように感じます。総合的に女性の方が丁寧で細かな部分まで目配りができます。個人的には、女性目線にあわせるように努力しています。
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準備しておきたい梱包資材
開業前に準備しておきたい梱包資材をまとめてみました
まずは、ネットショップを開店する前に準備しておきたい梱包資材についてまとめてみました。これから、ネットショップを開業するという方は参考にしてみてください。
宅配袋
多くのネットショップで一番利用頻度が高いのが宅配袋です。
以前は、法人契約すると無料で配布してくれるケースもありましたが、最近ではサービスの均一化がすすんでいるようで無償袋(茶色の袋)の配布は減少しています。
宅配ビニール袋
安くて丈夫、水で濡れてもあんしんの万能な梱包手段です。アパレル系のネットショップなどで多く利用されています。
唯一のデメリットは、梱包がチープに見えることですが商品に応じて使い分ければ問題ありません。
- ぷちぷちや・・・1枚8円前後から。購入数が多くなるほど割引率があがる。
クッション封筒(エアキャップ入り封筒)
封筒の内側に緩衝材のエアキャップがついている封筒です。CD、DVD、ゲームソフトなど。配送中の衝撃などで壊れやすいものを梱包する手段として最適です。
- アドホック・・・CDケースに適用するサイズで1枚13円程度。圧倒的に料金が安くサイズも豊富に揃っている。格安で名入れ印刷も可能となっており、大量注文での更なる割引や最大一年間の保管期間もついている。
名入れ封筒
ショップのロゴなどを入れた封筒です。お客様との連絡の際に利用するだけでなく、小さな雑貨や安価なアクセサリー発送する梱包手段として利用できます。
費用は1枚あたり5円~10円程度。ネット印刷を利用すればかなり格安料金作ることができます。
ダンボール
ダンボールも商品発送には欠かすことのできない梱包資材です。
衝撃に弱いものを梱包する場合や、洋服をシワにならないように発送する場合などで利用しましょう。
- ダンボールのロジマート・・・ダンボールの種類が豊富に揃っている。
紙製の専用ケース
商材によっては、メインの配送手段になりえるのが紙製の専用ケースです。
配送手段に合わせたサイズ設計なので、規格サイズをオーバーするようなトラブルを回避できます。折りたたみ式なので、保存スペースも取らずに、梱包も簡単でかつきれいにできます。
梱包用のテープ
梱包用のテープは大きく分けると、紙製、布製、OPPの3種類があります。このなかでネットショップなど業務用として最適なのは「OPPテープ」です。
ビニールのような素材で透明なので見た目も綺麗に仕上がりますし、コスト面でも布・紙よりも優れています。
梱包テープの特徴を比較
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コスト
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強度
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作業方法
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OPPテープ |
テープカッター
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布製テープ |
手で切れる
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紙製テープ |
手で切れる
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結束バンド(PPバンド・ストッパー)
ダンボールなどで梱包した商品を結束するバンドのことです。梱包テープよりも強度があるため、大きくて重い荷物を梱包する際に重宝します。
固くて平たい樹脂テープは「PPバンド」と呼び手で締める際には「手締めストッパー」にて結束します。手で締める際にはテープの角で手を切らないように手袋などをしてから作業をしましょう。
緩衝材(かんしょうざい)
ダンボールで梱包した際に、荷物が壊れたりなかで動いたりするのを防ぐのが緩衝材です。
緩衝材には色々な種類がありますが、コストを掛けずに梱包をしたいと考えているならば「プチプチ」と紙の緩衝材「ボーカスペーパー」をメインに利用してみましょう。
※ぷちぷち、エアーキャップ、エアピロなど色々な商標登録がされているが同じような商品です。
ラッピング用品
ギフト商材を取扱う場合には、ラッピング用品を準備しておきましょう。
ギフトを贈る方の好みに合わせて複数のデザインからセレクトできるのが理想的です。
- 商い支援・・・株式会社シモジマが運営する包装用品の定番の総合通販サイト。
上記以外に必要になる基本的な道具
- ハサミ・・・用途は色々。
- セロハンテープ・・・プチプチの固定など。
- 糊、ボンド・・・封筒に封をしたり商品の補修などに使う。
- 布・・・商品の汚れなどを落とす。
- ハカリ・・・重さを計測する。
- メジャー・・・大きさを計測する。
- 手袋・・・ジュエリーなど指紋がつく商材を取扱う際には必須。
オリジナル梱包・紙袋
小ロットでオリジナルのブランドパッケージが作れるサービス
個人的に気になる二つのサービスをご紹介します。
berryB(ベリービーバッグ)
オリジナルの紙袋でも、とくにデザイン性に定評あるのが「berryB」というサービスです。アパレル、ハンドメイドなどの販売にピッタリです。
最小ロット50枚、最短納期10日~依頼することができます。受注生産のワンオフから、既存デザインの組み合わせのセミオリジナルまでラインナップも豊富です。
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canal(カナル)
「BASE」と「canal」がコラボして、BASE出店店舗限定で無地梱包材と同程度の価格でオリジナルパッケージが作れる機能が提供されています。
「BASE」は初期費用、月額固定費無料です。BASEアカウント作成後に、上部メニュー「Apps」→「canal」よりインストールして発注できるようになります。
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業種別の梱包資材
シモジマ(問屋サイト)にて確認してみよう
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商品梱包で売上アップ
売上アップにも効果のある対策
商品を梱包する際に実践してみてほしい、売上アップにも影響しそうな対策についてご紹介します。
チラシと割引クーポンを同封する
※上画像はラクスルのチラシテンプレートの一例です。
商品を発送する際に、一緒に商品紹介のチラシやパンフレットを同封してみましょう。その際には、次回の買物でつかえる割引クーポンをつけることで、お店へのリピート率を高めることもできます。
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手書きのメッセージを添える
お客様へ感謝の気持を込めて、手書きのメッセージなどを同封してみましょう。とくに、高額商品を販売する際には、手描きのメッセージも演出の一つ、お店のブランディングの一環として取り組むことをおすすめします。
FAX注文用紙を入れる
FAX注文用紙を同封することで、次回からの注文を簡単にすることができます。高齢者の購入者が多い健康食品などの注文手段としては導入しておきたいですね。
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サプライズな特典をつける
商品ページにも書かれていない、サプライズ的におまけの特典(試供品など)をつけることで口コミ件数を増やして、さらに評価も高められる場合があります。
一方的な返品・いたずら注文を避けるための対策
検品・発送を担当したスタッフのサインを明記する
商品発送の際のトラブルや商品に関するクレームなどを減らすための対策として、商品の検品、発送を担当したスタッフの名前を明記してみましょう。
シャチハタの印鑑などでも構いません。責任の所在を明確にすることで、スタッフの仕事に対する意識を高めたり、お客様に商品の検品をしていることをアピールすることが出来ます。
梱包前に写真や動画を撮影しておく
商品梱包のトラブルを回避するための最終的な対策です。商品が壊れていた、商品が入っていなかったなど、トラブルが尽きない場合などは動画やカメラ撮影での対策も検討してみましょう。
まとめ
ネットショップの商品梱包について解説しました。
繰り返しになりますが、商品発送はきびしいひとの目線に合わせて、お客様に満足していただけるような梱包を心がけましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。