簡単にネット決済が導入できる、Stripe(ストライプ)に、2021年5月27日に追加された、Payment Links(ペイメントリンクス)について解説します。
Payment Linksとは
Stripeアカウントさえあれば、数分程度で単品商品のネット販売ができる機能のことです。もちろん、初期費用、月額固定費は無料です。
これから、ネット販売で、Stripeの導入を検討している方。Payment Linksに興味あるけど、自分でためすのは面倒という方など、ぜひ参考にしてください。
商品ページ(支払いリンク)作成手順
商品登録から販売まで解説
Payment Linksを利用した商品の登録から、支払いリンクの作成までを解説します。その前に、Stripeについて基本情報を確認しておきましょう。
Stripeに関する基本情報(料金など)
Stripeは初期費用・月額無料で導入できる。
Stripeは、初期費用、月額無料です。今回追加された、Payment Linksに関しても無料で導入できます。掛かるのは、業界最安値水準の決済手数料だけです。
準備:Stripeの導入手順はこちら
Stripeの登録手順から、販売できる商材などについて解説してます。
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商品を登録する
Stripeの管理画面にログインしたのち、左メニュー「商品」→「商品を追加」から、これから販売する商品やサービスを追加できます。
商品画像は1枚だけ登録可能です。
- 名前
- 説明(最大250文字)
- 商品画像(1枚)
- 料金体系
- 価格
- 明細書表記(任意)
- ユニットラベル(任意)
- メタデータ(任意)
- 価格の説明(任意)
商品登録で入力できる項目を全て抜き出してみました。商品説明は250文字、商品画像は1枚までです。必須項目のほかに、任意で登録できる項目もあります。
定期販売やボリュームディスカウントも設定できる。
料金体系として登録できるのは、一括、継続、の二種類です。継続とは、定期購入のことですね。料金体系は下記4つから選ぶことができます。
- 標準の料金体系(一括、継続)
- パッケージ料金体系(一括、継続)
- 段階的な料金体系(継続)
- 数量ベースの料金体系(継続)
標準の料金体系は普通の販売方法です。パッケージ料金体系は、2個、3個セットで◯◯円みたない販売方法のことで、いわゆるセット販売です。
段階的な料金体系は、定期購入の回数で値段が変わるタイプ。数量ベースの料金体系は、いくつ買うと◯円になる、いわゆるボリュームディスカウントのことです。
月額課金システムの決済手数料などの比較は、「2024年版|月額・継続課金システム徹底比較!おすすめ業者の料金比較表掲載」 の記事を参考にしてください。
デジタルデータの販売には対応していません。
販売できるのは物販またはサービスだけです。購入したらデジタルデータのリンクが送信されるみたいな、販売機能はありません。
イラスト、音楽、写真など、デジタルコンテンツの販売を考えている方は、「【2024年最新】デジタルコンテンツ販売方法を完全ガイド!サービスの選び方と成功のコツを解説」 の記事を参考にしてください。
Stripe決済では、禁止されている、マーケティング・パソコンの技術サポート、占い師などの役務商品の販売に関しては、「2024年版|無形商品が販売できるネットショップを解説[占い・悩み相談・代行業など無形サービスの販売方法]」 にて販売できる方法をご紹介しています。こちらも合わせてチェックしてください。
配送料金
配達日時指定などは未対応です。
左メニュー「商品」→「配送料金」です。配送料金設定は、金額、説明、予想配送日時、この3つだけのシンプルな入力タイプです。複数登録も可能です。
税率
左メニュー「商品」→「税率」を設定します。国内販売であれば、タイプは消費税、地域は日本全体、税率は10%、内税でいいでしょう。
支払いのリンク(商品ページ作成)
左メニュー「商品」→「支払いリンク」より、商品販売のページが作成できます。必要な項目を記入して、右上のボタンをクリックすればリンクの作成は完了です。
あとはSNSやメールに貼り付けて宣伝してください。
あとは、SNS、ブログ、メールなどに貼り付けて商品の宣伝をしてください。商品ページはシンプルなので、販売するまでの入り口は丁寧な作り込みが必要です。
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完成後(購入の流れ)
完成ページで買い物体験の様子
商品ページ完成後の流れを確認しておきましょう。
購入者の目線
支払いリンク(商品ページの様子)
購入者がアクセスする商品画面の様子です。上画像は、PC表示ですが、スマホの場合には左半分、右半分の順番で一列になると考えてください。
購入完了したあとの様子。
購入が完了すると「支払いが成功しました」という画面に移行します。コメントは、購入ありがとうございます。◯◯◯への支払いは明細書に記載されます。
購入完了に関する自動メールの送信などはない。
ここはちょっと注意点です。一般的な、ECカートは購入後に自動送信のメールなどがありますが、こちらの場合には、自動送信のメールはありません。
販売者の目線
支払いの項目で確認できる。
注文情報は、支払いの項目にて”成功”と表示されます。
領収書を送信しよう。
購入者には、購入が成功した自動送信のメールなどはないので、できる限り早いタイミングで領収書を送付して受注したことをお知らせしましょう。
領収書として送信されるメールは一部英語表記です。領収書のメールテンプレートは編集はできません。※注文者のメールアドレスは確認できます。
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まとめ
簡単にクレジットカード決済が導入できる、Stripe(ストライプ)に2021年5月27日に追加された、Payment Links(支払いリンク)について解説しました。
気になったことまとめ。
- 初期費用、月額無料で導入できる。
- 商品説明250文字、商品画像1枚。
- 定期購入に対応している。
- 越境販売に対応している。
- 配達日指定はできない。
- 購入後に自動送信メールがない。
- 5分程度あれば簡単に作れる。
ためしてみた感想。
SNSなどが活動のメインで、商品やサービスの少量だけ、単品販売するのに使えそうだと感じました。手順は簡単で、決済手数料も安いので申し分ありません。
購入者との信頼関係がないと販売はきびしいかも!?
ただし、売れるのは購入者との信頼関係がある場合だけです。商品画像1枚、商品説明250文字では、商品の魅力を伝えるのには情報量が少ないと感じました。
また、Stripeは業界的には有名なサービスです。一般の方レベルでは、PayPalほど名前が浸透していないのも気になる部分でした。ここは、今後に期待しましょう。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。