楽天市場、Yahoo!ショッピング、などのネットモールで、同じ会社が二店舗以上出店している理由について解説します。
同一モールで複数店舗出店する理由
負担する手数料が増えるのになぜ出店するのか!?
楽天市場などで二店舗出店していると「なぜ手数料が倍も掛かるのに、二店舗も出店するの!?」と聞かれることがあります。
同一モールでの複数店舗出店についてまとめてみました。新しい気づきなどもあると思うので、興味のある方はチェックしてみてください。
商材をカテゴリにわけて出店する
商材をいくつかのカテゴリにわけて専門店として出店する方法です。
一つのジャンルに絞ることで、商品も探しやすくなり、専門性が高いサイトとしてお客様にも、検索エンジンにも認識されるというメリットがあります。
中古買取り品の販売サイトなどで、高級品カテゴリだけを分離して出店している店舗。服飾系の卸問屋さんが、レンタルをはじめてレンタル店舗だけ分離して運営している店舗など、探してみると意外と多いのがこの形です。
ユーザーの属性にあわせて出店する
男女の性別や趣味趣向にあわせて出店する方法です。
Hamee株式会社というスマホケースを販売している企業は、楽天市場だけで3店舗以上はページのデザインなどを変えて出店しています。
このように、顧客全員に同じサービスを提供するのではなく、属性に合わせて最適な販売方法を変更する手法を「パーソナライズ」と呼びます。
現金払い・ポイント払いのユーザーに販売するため
現金払い専門店として出店する方法です。
このキャッシュレス時代にそんなのいらないと考える方も多いと思いますが、意外と需要はあるのでその理由について説明をきいてください。
まず、お店は現金払い専門店なので、クレジットカード決済手数料は掛からないため、約3%~4%の金額を値引きした金額で販売します。
ターゲットは二種類のお客様です。
- すべて現金払いで支払いたい。
- すべてポイントで支払いたい。
なんらかの理由でクレジットカードが作れない方。楽天アフィリエイトや楽天ROOMを活用して、楽天ポイントを数万円、数十万円ためているユーザーなどがメインターゲットになります。
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この二つの属性に対して、クレジットカード払いと同等の値引きを提供します。
確認ですが店舗としては、クレジットカードなどの決済手数料分をお客様に還元しているだけなので損をしているわけではありません。
もちろん闇雲に現金専門店を開けばいいわけではありません。
狙い目としては高額でどの店舗も価格が同じような商材です。
たとえば、エアコンなどですね。写真は家庭用ですが、業務用などで30万円以上するような、高額な商品であれば、クレジットカードの上限なども影響してくるのでさらに需要があるかもしれません。
高額商材であれば、客単価も高いため楽天市場の「がんばれプラン」など、月額固定費の安いプランでも手数料を抑えることもできます。
もう一度セールスポイントを確認しておくと「現金払いでも、クレジットカードと同じようにお得なお店」です。もちろん全額ポイント払いでもお得になります。
物流倉庫でわけて出店している
発送元ごとに出店するという考え方です。
店舗間での取寄発送などは、取り寄せ商品となるための販売チャンスを逃す原因になります。また、店舗間での移動によるコストも無駄遣いになります。
物流倉庫が二つある場合には、その場所を拠点として店舗を出店。全国にチェーン展開しているお店なども、地域で拠点をつくり別店舗にしてしまえばトラブルはありません。
結果的に検索結果での占有率が高まる
これは目的と言うよりも結果ですが「商品検索での結果」、「商品ランキング」などで、お店全体としての占有率を高めることができます。
また、一つのサイトが検索順位が落ちてしまった場合にも、もう一つのサイトがリスクヘッジとしても機能してくれるというメリットなども考えられます。
まとめ
楽天市場、Yahoo!ショッピング、などのネットモールで、同じ会社が二店舗以上出店している理由について解説しました。
もう一度まとめると
- 商材をカテゴリにわけて出店している。
- ユーザーの属性にあわせて出店する
- 現金・ポイント払いを狙い出店している。
もちろん上記以外にも理由は考えられますが、どちらにせよ綿密に計画していないとむずかしいという点は共通しているようです。
あわせてこちらも参考にしてみてください。
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