BASE(ベイス)からShopify(ショッピファイ)に、CSVの一括登録を利用して商品データを移行(引っ越し)する手順を解説します。
基礎知識
Shopifyに移行できることできないこと
まずは、移行できること、できないことをまとめてみました。
- 独自ドメイン・・・移行できる。
- 商品データ・・・移行できる。
- 注文情報・・・移行できる。
- 店舗デザイン・・・移行できない。
- お買い物ポイント・・・移行できない。
1番手間の掛かる商品データはある程度は移行できる。
上記のなかでも、1番手間のかかる商品データは、100%ではありせんがある程度はCSVを利用して一括で移行できます。
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アプリを利用した移行手順
無料のBASEショップ情報移行アプリを使えば簡単にできる
2020年9月29日に追加された、BASEショップ情報移行アプリを使えば簡単に移行できます。移行できるのは、商品情報、注文情報、カテゴリ情報の3つです。
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https://apps.shopify.com/base
Shopify App Store: customize your online store and grow your business with Shopify-approved apps for ...
apps.shopify.com
実際に利用してみましたが、ほぼ完璧にBASEで登録した、カラー、サイズ、などの選択肢と在庫数もきちんと反映してくれます。
ただ、ひとつ気になることが・・商品URLが日本語になる。
商品ページが下記のようなURLになっていました。
日本語URLだと色々とトラブルが多いので変更しておきましょう。
左メニュー「すべての商品」該当商品の編集画面にて、下にスクロールして「ウェブサイトのSEOを編集する」をクリックします。
URLとハンドルにて新しい変更したいURLを入力しましょう。
1個づつなんて面倒くさい一括変更の方法も紹介。
登録したデータを全てエクスポートしてください。
Googleスプレットシートでハンドルを貼り付ける。
あとは「Googleスプレットシート」でcsvファイルをインポートして「Handle」項目を書き換えれば完了です。
BASE(画像右)で出力したcsvの「商品ID」をコピーして、Shopify(画像左)でエクスポートしたデータに貼り付ければいいですね。
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Google スプレッドシート: オンライン スプレッドシートとテンプレート | Google Workspace
Google スプレッドシートでは、オンライン スプレッドシートを作成できます。あらゆるデバイスからリアルタイムで共同編集できます。また、AI を活用してフォーマットや分析データなどを生成できます。
続きを見る
Googleスプレットシートへの詳しいインポート方法は、このあとの項目で解説しているのでよくわからない方はそちらをチェックしてください。
あとは「Shopify」でもう一度インポートするだけです。ハンドルが別ネームに変更されているので、上書きではなくて新しい商品として追加されます。
手動での商品データの移行手順
誰にでもわかるように移行手順を解説します
誰にでもわかるように「BASE」から「Shopify」に、商品データを移行する手順をご紹介します。データはもちろん、画像も移行できます。
Shopifyに新規会員登録(無料)をする
まずは、Shopifyに新規会員登録(無料)をしてください。14日間無料体験で利用することができます。新規IDなら登録エラーが起きてもリスクがありません。
BASEからCSVデータをダウンロードする
上メニュー「Apps」→「CSV商品管理」→CSVファイルの種類選択「登録済み商品の情報を編集するためのCSVファイル」→「ダウンロードする」より商品情報をダウンロードしてください。
ShopifyにてCSVのサンプルデータを作る
商品を1点だけ登録します。
「商品管理」→「商品を追加する」をクリックしてください。
上画像の赤枠の項目を入力してください。
- タイトル・・・タイトル
- 説明・・・説明
- 価格・・・100
- 在庫・・・1
「保存する」をクリックして商品登録をします。
登録データをエクスポートする。
いま保存した、商品点数1件のデータをダウンロードします。「商品管理」→「エクスポート」よりデータを保存してください。
グーグルスプレットシートでCSVデータを編集する
グーグルスプレットシートを新規作成する。
CSVの編集にはグーグルスプレットシートを利用します。
まずは下記リンクにアクセスしてください。
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Google スプレッドシート: オンライン スプレッドシートとテンプレート | Google Workspace
Google スプレッドシートでは、オンライン スプレッドシートを作成できます。あらゆるデバイスからリアルタイムで共同編集できます。また、AI を活用してフォーマットや分析データなどを生成できます。
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リンク先で左側の「パーソナル」を選択してください。
新しいスプレットシートを作成→「空白」を選択してください。
2つのCSVデータをインポートする。
「ファイル」→「インポート」をクリックしてください。
「アップロード」→BASEでダウンロードしたCSVファイルを指定してください。
「新しいシートを挿入する」を選択して「データをインポート」というボタンをクリックしてください。
同じようにShopifyで作成した商品1点だけのサプルデータも「新しいシートを挿入する」にて追加してください。
左下にタブが並べば準備完了です。
登録用のCSVデータを作成する。
BASEのCSVデータを、Shopifyで作成したサンプルデータに貼り付けてください。
BASE
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Shopify
|
商品ID
|
Handle
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商品名
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Title
|
種類ID
|
Type
|
説明
|
Body (HTML)
|
価格
|
Variant Price
|
在庫数
|
Variant Inventory Qty
|
上の対応表を参考に貼り付けてください。
画像データはこのあと方法を解説するのでなにも登録しないで大丈夫です。
Shopifyで作成したサンプルデータで、空白以外の列は登録必須項目です。コピーして下に貼り付けてください。※空白の列はそのままで構いません。
完成データをダウンロードします。
「ファイル」→「ダウンロード」→「カンマ区切りの値(.csv、現在のシート)」にてデータをダウンロードしてください。
Shopifyに編集したCSVデータをインポートする
「商品管理」→「インポート」より、編集したCSVデータをインポートします。続けて、ファイルを選択して「アップロードして」続行するをクリックしてください。
最初の商品をプレビューするというダイアログが表示されたら成功です。あとは「商品をインポートする」ボタンを押してください。
商品をインポートしています。というダアログが表示されます。これは処理されているので、閉じても構いません。
インポートができない場合にはこちらを確認してみてください。
-
https://help.shopify.com/ja/manual/products/import-export/import-products
続きを見る
CSVファルでさらに細かな情報を一括登録したい方はこちらを確認してください。
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https://help.shopify.com/ja/manual/products/import-export/using-csv
続きを見る
BASEから商品画像をすべて一括でダウンロードする
BASEの商品ページURLの一覧作成する。
再びグーグルスプレットシートに戻り、BASEの商品ページURL一覧を作成します。
商品IDが表示されている列の1つ右のB列に、BASE側の商品ページの「item」までのURLをコピーしてください。
そして、もう一つ右のC列に「+B2&A2」と計算式を入れると商品ページのURLになります。
あとは、下にコピーすればURL一覧が作成できます。
全商品の画像データを一括でダウンロードする。
「WebImageCollector」というソフトをダウンロードしてください。
-
Webイメージコレクター.NET(Zip配布版)の詳細情報 : Vector ソフトを探す!
続きを見る
ソフトを起動してください。
「ファイル名を新しく振り直す」のチェックマークを外したのち右上の「▶」をクリックしてください。
先程作成した、BASEの商品ページ一覧を貼り付けて「実行」してください。
途中で「上書き確認」が表示されたら「選択内容を記憶する」のチェックマークを入れて「同じ名前で上書きする」のボタンを押してください。
以上でBASEに保存されている全ての画像データを保存することができました。
ダウンロードした画像データを登録する。
画像データは手作業で入れてみてください。他の項目なども含めて、全体を確認しながらすすめてみてください。
「そんな事やってられるか面倒くさい」という方は、BASE側の画像URLを生成して登録CSVデータに「Image Src」という項目に入れると、BASE側からダウンロードして自動的に再アップまでしてくれます。
ただ・・、BASEとは登録項目数が違ったり、他にも手作業で確認した方がよいと思われるので、最後は手作業がおすすめです。さほど、時間は掛かりません。
画像もcsvで登録したい場合には3つの項目を貼り付ければ可能。
BASE以外、たとえば、楽天、Amazon、Yahooなどからデータを移行する際に、画像データを取り込みたい場合には下記3つをあわせれば可能です。
- タイトル→Handle
- タイトル→Title
- 画像URL→Image Src
ちなみに、Shopifyは1商品に対して、最大250枚まで追加することができます。
会員情報の移行手順
BASEの顧客情報はエクスポートできません。つまり、BASEの顧客管理Appsから、手作業で「CSV」データを作成して登録するのが早いです。
-
https://apps.thebase.in/detail/87
続きを見る
-
https://help.shopify.com/ja/manual/customers/import-export-customers
続きを見る
独自ドメインの移行手順
独自ドメインの設定方法は以下を参照してみてください。
-
Shopify独自ドメイン設定方法|外部ドメインをShopifyに接続する方法 - Shopify 日本
Shopifyでのネットショップに独自ドメインを設定する方法を紹介します。Shopifyではmyshopify.comのURLが付与されますが、それを独自ドメインに切り替える方法を、Shopifyでド ...
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商品ページのURLまでリダイレクトできる。
- BASE:https://hoge.thebase.in/items/商品ID
- Shopify:https://hoge.myshopify.com/products/商品ID
Shopifyは、商品ページまで301リダイレクトできるため、BASEのURLを自動的にShopifyの商品ページに飛ばすこともできます。
-
https://help.shopify.com/ja/manual/online-store/legacy/menus-and-links/url-redirect
続きを見る
まとめ
BASE(ベイス)からShopify(ショッピファイ)に商品データを移行する方法について、誰にでもわかるように簡単な手順をご紹介しました。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。