ハンドメイド作家必見!minneとSTORESの違いを徹底比較[手数料や集客力など各サービスのメリットを解説]

広告 ネットショップ開業・運営・集客

ハンドメイド作家必見!minneとSTORESの違いを徹底比較[手数料や集客力など各サービスのメリットを解説]

インターネットでハンドメイド作品を販売できるminne(ミンネ)と、無料ネットショップ作成サービスであるSTORES(ストアーズ)の違いについて解説します。

こんな方にオススメの記事

  • インターネットで手作り・クラフト作品を販売したい方。
  • すでに販売しているがminneの手数料が高いと感じている方。
  • ストアーズに出店した場合のメリットを知りたい方。
今時店長
今時店長
minneとCreemaの手数料は、同程度なので、Creema(クリーマ)に出店している方も同じように参考にしてみてください。

minneとSTORESを比較

まずは基本的な情報を比較してみます

minne
STORES
サービス名称
minne
(ミンネ)
STORES
(ストアーズ)
運営事業者
GMOペパボ株式会社
STORES 株式会社
初期費用
無料
無料
月額費用
(毎月の固定費)
minnePLUS非会員
無料
minnePLUS会員
1,650 (税込)
参照元
フリープラン
0
ベーシックプラン
年払い:2,980 (税込)
(月商15万円以上から推奨)

6ヶ月払い:3,240円 (税込)
月払い:3,480円 (税込)
最短契約期間
1ヶ月
商品登録数
無制限
無制限



独自ドメイン
利用可能
※ベーシックプラン契約で無料貸与
常時SSL化
標準対応
備考欄
独自ドメインは、ベーシックプラン契約で無料貸与されます。独自ドメインの他社サービスからの持ち込み、持ち出しはできません。


|




電話
-※
メール
備考欄
チャットでの問い合わせも対応してます。 チャットでの問い合わせも対応してます。※新規出店者向けの無料電話相談窓口も提供、実店舗をお持ちの方は公式サイトより、店舗とネットの連携なども無料相談できます。
特定商取引法に関する表記の一部非公開
住所・電話番号の非公開
非公開にできる
匿名配送
匿名配送が使える
住所・電話番号の非公開
非公開にできる
匿名配送
未対応

STORESは、基本料金無料のフリープランと、基本料金有料のスタンダードプランの二種類ありますが、フリープランでもデザインなどは全機能使えるので無料プランでも不便なく利用できます。

minne、STORES、どちらも基本料金無料サービスだと考えて間違いありません。minneは、minneというマーケットプレイスに出品する形になりますが、STORESは自分のネットショップを出店する事になります。

minneはCtoC(個人間取引)のみ対応したサービスですが、STORESは、CtoCに加えて、BtoC(企業と消費者の取引)として出店することもできます。どちらのサービスも、初期費用・月額費用無料で販売でき、売れた場合にのみ手数料が発生します。

今時店長
今時店長
続けて、二つのサービスの優れている部分について解説していきます。片方のサービスしか利用していない方は、ぜひチェックしてみてください。
ハンドメイド作家がネットショップで匿名販売する方法
ハンドメイド作家がネットショップで匿名配送する方法【月額500円】最善の対処策を解説

クリエイターやアーティストの方が、ネットショップでほぼ匿名(住所や電話番号を知られることなく)作品を販売する方法について解説します。 いま現在は、ミンネ、メルカリを利用しているけど、住所を隠せるならネ ...

STORESだけのメリット

販売手数料がSTORESが圧倒的に安い

クレジットカード チャージバック

minne、STORESの支払い対応状況を比較

サービス名称
minne
(ミンネ)
STORES
(ストアーズ)
クレジットカード
一括払
分割払
コンビニ決済
銀行振込
後払い決済
キャリア決済
代金引換
◯※
Amazon Pay
◯※
楽天ペイ決済
PayPay(ペイペイ)
PayPal(ペイパル)
備考欄
キャリア決済は、auかんたん決済、d払い、に対応しています。上記以外に、ゆうちょ振替も利用できます。ダウンロード販売は、クレジットカード決済のみです。 決済手段一覧
連携できる決済代行サービス
全ての決済を月額固定費0円で導入できます。また、決済の導入もSTORES経由で簡単にできます。参照元

※Amazon Pay(法人限定)、代金引換、はベーシックプラン限定です。決済手数料は、AmazonPayの一律4%、代金引換、をのぞき全て共通です。※2022年3月29日よりPayPayにも対応しました。

STORESは、全ての決済(コンビニ決済、AmazonPay、PayPay、楽天ペイなど)を月額固定費0円で導入できる

STORESは、クレジットカードを含む全ての決済を月額固定費0円で導入することができます。Amazon Pay、PayPay、楽天ペイなども月額固定費は掛かりません。

※代引きに関しては、minneはパソコンからの購入のみ対応。STORESは、スタンダードプランのみ選択できます。

minneもSTORESも、主要な決済手段は全て揃っているので、購入者の利便性は変わりません。海外への販売についても、両者ともにPayPal決済に対応しているので不便さはありません。決済手数料に関しても、販売者側で負担する手数料は同じです。

minne、STORESの手数料を比較

商品が売れた際にかかる手数料について、ハンドメイドマーケットプレイスの minne とネットショップ作成サービスの STORES を比較しました。

minne では販売手数料、STORES ではクレジットカード決済手数料を比較対象としました。この比較により、それぞれのプラットフォームで商品が売れた際のコスト差異を把握できます。

サービス名称
minne
(ミンネ)
STORES
(ストアーズ)
売上に対する手数料
販売手数料
minne PLUS非会員
作品価格+オプション価格+送料の10.89%
※更新情報:2024年9月1日より、minne PLUS非会員の販売手数料が10.56%⇢10.89%に値上げされました。

minnePLUS会員の場合
作品価格+オプション価格+送料の10.56%
参照元
フリープラン
5.5%
※更新情報:2024年7月1日より、フリープランの決済手数料が5%から5.5%に変更されました。
ベーシックプラン
3.6%
振込手数料
振込手数料
220円
参照元
振込手数料
275円
事務手数料※
275円
※事務手数料は「入金額が10,000円未満でも振込」に設定した場合のみかかる。
入金サイクル
通常
月末締めの翌月末払い
フリーナンス
最短即日入金
手数料:5%
詳細記事
通常
月末締めの翌月末払い
スピードキャッシュ
最短翌日入金
フリープラン:3.5%
ベーシックプラン:1.5%
備考欄
Amazon Payは3.9%、代金引換は実費、それ以外の決済手数料は共通です。リボ・分割払いは未対応です。

上記2サービスを含めた全ECカートの手数料比較は「ネットショップの販売手数料・決済手数料比較」をチェックしてください。

minneで5万円売り上げたときにかかる合計手数料(計算式)

売上金額:50,000円
プラン:minne PLUS非会員
振込サイクル:月末締めの翌月末払い

販売手数料:50,000円 × 10.89% = 5,445円
振込手数料:220円
手数料合計:販売手数料 + 振込手数料 = 5,445円 + 220円 = 5,665円
振込金額:44,335円

※minneでは、作品価格+オプション価格(ギフトラッピングなど)+送料の合計金額に対して、minne PLUS非会員の場合は10.89%が販売手数料として発生します。

STORESのフリープランで5万円売り上げたときにかかる合計手数料(計算式)

売上金額:50,000円
プラン:フリープラン
振込サイクル:通常の振込サイクル(月末締め・翌月末払い)

決済手数料:50,000円 × 5.5% = 2,750円
振込手数料:275円
手数料合計:決済手数料 + 振込手数料 = 2,750円 + 275円 = 3,025円

振込金額:46,975円

※2024年7月1日より、フリープランの決済手数料が5%から5.5%に改定されました。※入金額が1万円未満の場合には、追加で事務手数料が275円かかります。

STORESのベーシックプランで5万円売り上げたときにかかる合計手数料(計算式)

売上金額:50,000円
プラン:ベーシックプラン
振込サイクル:通常の振込サイクル(月末締め・翌月末払い)

決済手数料:50,000円 × 3.6% = 1,800円
振込手数料:275円
手数料合計:決済手数料 + 振込手数料 = 1,800円 + 275円 = 2,075円

振込金額:47,925円

※入金額が1万円未満の場合には、追加で事務手数料が275円かかります。

minneは販売手数料(決済手数料を含む)、STORESは決済手数料のみ(販売手数料は掛からない)が発生します。売れた場合の手数料総額は、STORESの方が圧倒的に安く、minneと比べて約半分の負担で済みます。

年間100万円販売した場合、STORESならば手数料は約5万円ですが、minneの場合は約10万円の手数料負担となります。既にSNSなどで集客している方は、販売リンクをSTORESに変更するだけで手数料負担を大幅に減らせるでしょう。

STORES(無料ではじめる)

今時店長
今時店長
Facebook、Twitter、Instagramなどで既に集客している方は、販売リンク先をSTORESに変更するだけで手数料負担を約半分に減らすことができます。
BASE・minne・creema・STORESを完全比較
BASE・minne・creema・STORESを完全比較!手数料・機能・入金サイクルなど

人気のハンドメイドマーケット「minne」と「creema」、そして無料から利用できるECカート「BASE」と「STORES」を比較してみました。 ハンドメイド作品を販売しようと考えている方や、すでに ...

STORESはminneよりも販促機能が充実している

STORESのまとめ販売・セット販売のサンプル

STORESは、minneと比べて販売機能が非常に充実しています。購入者へのメルマガ配信、割引クーポンの発行、まとめ販売、数量制限、年齢制限、シークレットECなど、販売方法を自由にカスタマイズできます。

STORES予約販売は期間が長い

また、先行予約販売機能もあり、事前注文のユーザーだけにメルマガで割引クーポンを配布するなど、きめ細やかなプロモーションが可能です。

今時店長
今時店長
minneにもキャンペーン機能などはありますが、本格的なネットショップであるSTORESの販促機能の豊富さには及びません。売上アップのためには、STORESの充実した販促機能を活用するのがおすすめです。

デジタルデータの販売に加えて無形商品も販売できる

デジタルコンテンツ

STORESでは、minneよりも柔軟にデジタルデータの販売ができます。ハンドメイド作品の作り方マニュアル、手芸の型紙、家具製作の設計図やCADデータ、イラストや音楽データなども販売可能です。

販売価格は0円も設定できるため、無料の型紙などを配布するコンテンツマーケティングにも活用できます。デジタルデータ販売で新たな収益源の開拓や、無料配布でファン獲得などが期待できるでしょう。

さらに、電子チケット(無形商品)まで販売できる

STORESで電子チケットの販売

さらにSTORESでは、物販などの有形商品だけでなく、無形商品の販売にも対応しています。音源作曲、占い鑑定、ホームページ制作など、形のないサービスを販売することもできます。

minneでも無形商品を販売している方はいますが、minneの規約上は無形商品の販売は認められておりません。STORESなら堂々と無形商品を販売できるのは大きなメリットと言えるでしょう。

STORESには電子チケットの販売機能もあり、紙のチケット印刷が不要で、当日の参加人数カウントなども自動化できます。0円での電子チケット発行もできるので、人数管理目的の無料チケットにも活用できます。

今時店長
今時店長
ハンドメイド作家の方のスキルを活かした無形商品の販売は、新たな収益源として大いに期待できます。講座やワークショップの開催にも電子チケットが役立つでしょう。
STORESで電子チケットの販売
最短2分|無料で電子チケットを作成する方法!自己主催の教室・ライブ・イベントをスマホ入場で簡単管理

自己主催のワークショップや勉強会などのイベントで簡単で支払いできる電子チケットを格安に導入する方法について解説します。 こんな方におすすめの記事 コンサート、ライブ、演劇などの支払い方法を考えている方 ...

STORESならハンドメイド以外の商品も販売できる

セレクトショップ

STORESはハンドメイド専門ではないので、ハンドメイドとは無関係の商品も販売できます。自分で作ったもの以外のハンドメイド品を仕入れて販売する転売ビジネスも可能です。※ブランドショップとしてではなく、セレクトショップとしての出店が必要です。

今時店長
今時店長
ハンドメイド作家の方の中には、自分のセンスを活かしてバイヤーとして成功している方も多いです。自作品以外の販売にもチャレンジしてみるのも面白いかもしれませんね。
最新版|ネットショップでの個人仕入れのノウハウ11選!基本~無在庫まで完全解説
【初心者必見】ネットショップ開業の商品仕入れ方法「基礎から具体的な探し方・アイデアまで解説」

ネットショップを開業したいけど、商品の仕入れ方法がわからない…。 そんな個人の方に向けて、この記事では実践的な解決策をご紹介します。 ネットショップ運営実績10年以上の筆者が、個人でも利用できる仕入れ ...

STORESはインスタグラムと連携できる

インスタグラムショッピング

STORESはインスタグラムのショッピング機能と連携できます。一方minneは、2020年のインスタグラムの利用要件変更により、新規でのショッピング機能連携ができなくなりました。

今後もminneのインスタグラム連携は厳しい状況が続くと予想されます。詳細は「minne・Creemaはインスタグラムとの新規連携停止に!対応策:ECカートの連携状況を調べてみた」 をご覧ください。

STORES(無料ではじめる)

今時店長
今時店長
自分の作品をブランド化するためにもネットショップは不可欠です。SNSで話題になれば、飛躍的な売上アップも夢ではありません。STORESでインスタグラムと連携して販路を広げましょう。

minneだけのメリット

minneでの集客に期待できる

minne

minneに出品する最大のメリットは、利用者数50万人以上のハンドメイドマーケットプレイスに出品できること。利用者数は右肩上がりで伸びており、全体の90%以上が女性という調査結果もあります。

この集客力を活かせるのは、minneへの出品以外にありません。手数料はSTORESの約2倍かかりますが、女性向けハンドメイド作品の販売なら、minneは欠かせない存在と言えるでしょう。

minne(無料会員登録はこちら)

今時店長
今時店長
minneのメリットはこの一点に尽きます。とはいえ、インターネット通販において集客力の重要性は言うまでもありません。ハンドメイド作品のメインの販路としてminneを活用するのがおすすめです。

まとめ

まとめ

ハンドメイド作品のネット販売において、minne(ミンネ)とSTORES(ストアーズ)にはそれぞれ異なる特徴があることがわかりました。

STORESに出店するメリットをまとめると以下の通りです。

  • 販売手数料が約半分に抑えられる。
  • まとめ販売や予約販売など、多彩な販売方法が選べる。
  • ハンドメイド以外の商品も販売できる。
  • デジタルデータや電子チケットなど、多様な商品が販売可能。
  • 問い合わせ対応の窓口としても機能する。

一方、minneのメリットはなんといってもminneマーケットプレイスでの高い集客力です。

ハンドメイド作家の方には、minneとSTORESの両方に出店するのがおすすめです。minneで集客しつつ、STORESで手数料を抑えて収益性を高める。販路の多様化で売上アップも狙えます。

自分の作品を多くの人に知ってもらうにはminneが効果的ですが、ファンができてきたら自分のネットショップを作って関係性を深めるのが理想的です。商品ラインナップを増やしたり、イベント告知やファンコミュニケーションもしやすくなります。

ビジネスの成長段階に合わせて、minneとSTORESを使い分けていくのが賢明な方法ではないでしょうか。状況の変化に合わせて、柔軟に販路を選択していきましょう。

合わせて読みたい

STORESのメリットはこちら。

【完全ガイド】STORESの評判どう?実体験をもとにメリット・デメリットを徹底解説!
【完全ガイド】STORESの評判どう?実体験をもとにメリット・デメリットを徹底解説!

STORESは、無料で利用できるネットショップ作成サービスとして広く知られていますが、その評判は実際のところどうなのでしょうか? 本記事では、STORESを実際に利用した経験をもとに、サービスの魅力的 ...

無料で出店できるネットショップ作成サービスの比較はこちら。

2024年版|無料ネットショップ開業サービス徹底比較
【2024年最新版】無料ネットショップ開設サービス徹底比較!おすすめアプリをご案内

無料でネットショップを開設できるアプリやサービスについて、ECサイト運営実績10年以上の経験や感想をもとに、オススメサービスをご紹介します。 このページに掲載してある、全てのサービスは初期費用、月額0 ...

ハンドメイドの販売方法はこちら。

プロ目線で解説!ハンドメイドをネット販売する方法
2024年版|ハンドメイド販売方法・厳選8サイト・アプリを完全ガイド!販売プロ目線で集客力や手数料を徹底比較

ハンドメイド・手作り・クラフト作品の方法について、ネット通販業界歴10年以上の経験をもとに、最適な販売方法について解説します。 こんな方にオススメの記事 ネット初心者でハンドメイド作品を販売したい方。 ...

BASE、minne、creema、STORESの比較はこちら。

BASE・minne・creema・STORESを完全比較
BASE・minne・creema・STORESを完全比較!手数料・機能・入金サイクルなど

人気のハンドメイドマーケット「minne」と「creema」、そして無料から利用できるECカート「BASE」と「STORES」を比較してみました。 ハンドメイド作品を販売しようと考えている方や、すでに ...

最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。

\ こちらの記事をシェアする /
  • この記事を書いた人
今時店長

今時店長(ミニクル合同会社)

楽天市場の某大型サイトにて、2005年~2013年まで運営責任者を務める。その経験を活かし、2013年に楽天市場のショップへのサポートを目的に当サイトを立ち上げました。2016年に情報サイトとしてリニューアル、より幅広い層の方々にオンラインビジネスのノウハウやアドバイスを提供しています。

運営企業情報(プロフィール・運営理念)
掲載依頼・お問い合わせ
誤り報告フォーム

【2024年最新】いまチェックしたい!ネットショップ作成サービス

実際に利用した経験などをもとにピックアップ!サービスの料金、特徴、感想などを紹介

-ネットショップ開業・運営・集客
-, ,