BASEを利用した無在庫販売のはじめ方について解説します。
ネットショップを開業したいけど、資金がきびしい方、趣味や副業としてはじめたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
無在庫販売とは
商品が売れてから仕入れて販売する手法のこと
先に、ネットショップに商品を掲載して、注文が入ってから発注して販売する手法のことです。在庫をもたない、リスクの低い販売方法です。
小売業界ではよくある販売方法です。
無在庫販売ですが、小売業界では決してめずらしい販売方法ではありません。流通業界では、売仕(うりし)とか、消化仕入とも言われています。
クレジットカードの売上請求は発送後にしかできません。
先に無在庫で販売してお金を集めて、その資金で仕入れをするような販売方法はできません。楽天市場、Amazon、Yahoo、すべて事前決済は許可されていません。
Amazon・メルカリなどは無在庫販売が禁止されています。
無在庫販売は、転売、遅れ、返品など。色々とトラブルが多いため出品が禁止されています。個人間取引は特定商取引法の適用外なのも影響してますね。
BASEは規約上も無在庫販売は禁止されていません。
BASEは、特定商取引法の記載がないと”出店”できません。責任者の、個人名、住所、電話番号を記載して、万が一、トラブルがあればお店の責任になります。
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BASEで無在庫販売をはじめる方法
リスクの低いものから順番に紹介していきます
BASEで無在庫販売をはじめる方法について、比較的誰でも参入できるリスクの低いものから順番に紹介していきます。
オリジナルグッズの受注生産販売(オンデマンド販売)
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BASEには、オリジナルグッズを作成する機能が搭載されている。
BASEには、インターネットを通じてオリジナルデザインのグッズを作成する機能が搭載されています。商品を出品して、実際に売れてから商品を発注します。
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商品は生産元で梱包から発送まで代行してくれる。
商品を発注すると、生産元で梱包してお客様に直接発送してくれます。つまり、ほとんど手間も掛かりません。あとは、原価と手数料が差し引かれて入金されます。
提携サービスで作成した商品も簡単に出品できる。
BASE内の機能だけでなく、外部の提携しているオリジナルグッズ作成サービス(オンデマンド販売)で作成した商品を出品することもできます。
上画像のように、「オリジナルプリント.jp」で作成したオリジナルグッズも、ボタン一つで「BASE」に出品できます。
- オリジナルプリント.jp・・・アパレルから雑貨まで幅広い。
- Canvath(キャンバス)・・・【サービス終了】スマホケースが豊富。
- monomy(モノミー)・・・アクセサリーの受注生産アプリ。
上記のサービスもボタン一つで「BASE」に出品できます。また、これらの提携サービスも製造元からお客様への直送も可能です。
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ドロップシッピング
国内ではトップセラーというサービスが定番です。
ドロップシッピングとは、先に提供された商品画像を掲載して、商品が売れたらメーカーや卸業者からお客様に直送してくれるサービスのことです。
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国内で仕入れる無在庫販売
仕入サイトに掲載している業者ならば一部可能。
無在庫販売を実現するためには、メーカーや卸業者側で商品写真まで撮影している必要があります。そのような業者が集まるのが「仕入サイト」ですね。
実際に、国内最大級の仕入サイト「NETSEA(ネッシー)」にて「直送」というキーワードで3万件を超える商品をみつけることができました。
写真掲載は購入を条件としている業者が多い。
1.商品ページをみて、「販売後注文可」、「ビギナーバイヤー購入可」、と記載のあるものであれば、あとは取引申請が通れば無在庫販売できます。
2.には条件が記載されています。画像転載「◯」、ネット販売「◯」ならば、BASEで無在庫販売できます。
海外から仕入れる無在庫販売
最初は仕入れをしないと相手にしてもらえない。
海外の卸業者やメーカーも国内と同じで、最初にある程度は取引しないと無在庫販売の交渉はきびしいです。これは、万国共通でほぼ相手にされません。
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中国仕入れも在庫→無在庫の流れが普通です。
中国から商品を仕入れる場合も、最初は商品を実際に仕入れます。そうすれば商品画像も了承のもと使えるようになります。
相手との取引が増えれば、何も言わなくても商品画像を提供してくれるようになります。つまり「メーカー取寄せ品」として無在庫販売もできます。
選び方のポイントとしては、商品画像の綺麗な業者を選ぶことです。ただし、相手も無在庫で注文したのに在庫がないこともザラにあるので気をつけてください。
海外の無在庫販売はリスクもそれなりに多い。
- 商品未着
- 不良品、配送中の壊れ。
- お客様からの返品。
- 関税が予想よりも高くなる。事後調査で追徴課税など。
- 為替レートの変動で仕入値が変わる。円建て、元建てなど。
原則として返品はできないと考えたほうがよい。
原則として、返品はできないと考えた方がいいです。返品するにしても輸送費も掛かるため、現実的に考えてもきびしいです。
輸入転売はどうなの!?
前項のとおり、返品できないリスクをよく考えなくてはいけません。
何度も取引のある仕入先なら、次回の仕入れで差し引いてもらうという契約もできますが、転売の場合にはそのようなリスクもすべて負担することになります。
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あわせて確認したいBASEの資金調達方法
BASEの仕入れ資金調達サービス
BASEには、二つの資金調達支援のサービスがあります。条件に合うケースは少ないかもしれませんが、あわせてチェックしてみてください。
YELL BANK(エールバンク)
BASEに将来の売上を譲渡して資金調達できるサービスです。
SHOP COIN(ショップコイン)
お店のファンにコインを販売して資金を調達できるサービスです。※2023/03/31 すべてのコインの有効期限終了しました。つまり、現在は利用できません。
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まとめ
BASEを利用した無在庫販売の方法について解説しました。
無在庫のメリットは低リスクですが、価格とサービスでは在庫のあるお店には勝てません。きびしいと感じたら、売れ筋商品から在庫を増やしていきましょう。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。