ネットショップの仕入れ資金が足りないときはどうする?
- ✓ 個人事業主でも利用できる資金調達方法は?
- ✓ 急ぎで仕入れ資金を用意するには?
- ✓ 借入れ以外の方法もある?
この記事では、個人のネット販売でも活用できる資金調達方法を、後払い・借入れ・売掛金の現金化・支援募集の4種類に分けて紹介します。
後払い決済を利用する

クレジットカード
仕入れ代金や備品代をクレジットカードで支払えれば、カードの引落日まで手元に資金を残せます。
引落日はクレジットカードごとに異なるため、締め日とあわせて確認しておきましょう。
ただし、仕入れ代金は銀行振込や掛け払いが中心で、クレジットカードに対応していない仕入れ先も多くあります。
BtoB・企業間後払い決済
仕入れサイトなどで、売り手との取引を掛け払いで仲介してくれるサービスです。
商品を先に受け取り、代金は月末締め・翌月払いなどであとから支払います。買い手側の利用料は無料で、銀行振込を選んだ場合は振込手数料のみ負担するケースが一般的です。
手数料は売り手側が負担します。利用には審査があり、買い手ごとに利用限度額が設定されます。限度額は事業実績や取引状況などによって異なります。
代表的なサービスには、「Paid(ペイド)」や「NP掛け払い」などがあります。
請求書立替払いサービス

銀行振込の請求書を、クレジットカード払いにできるサービスです。
利用者がクレジットカードで支払いを申し込むと、サービス会社が取引先へ代わりに銀行振込を行います。カードの引落日まで支払いを延ばせるため、一時的な資金繰りに活用できます。
手数料3.99%(税抜)
最大60日後まで延長
最大60日後まで延長
主要カードブランド対応
事業資金を借りる方法

日本政策金融公庫
日本政策金融公庫は、個人事業主や創業前でも相談しやすい公的な金融機関です。
ネットショップの開業資金や仕入れ資金、設備購入などに利用できる融資制度があります。創業期の方は、原則として無担保・無保証人で利用できる制度も用意されています。
融資が決まるまでの期間は、平均2~3週間程度です。ただし、申込内容や支店の混雑状況によっては、さらに時間がかかる場合があります。
初めて事業資金を借りる場合は、まず日本政策金融公庫へ相談してみましょう。
民間金融機関
銀行や信用金庫、信用組合などの民間金融機関から、事業資金の融資を受ける方法です。
普段から利用している地域の金融機関であれば、事業内容や資金繰りについて継続的に相談できます。
融資には、金融機関が直接貸し付ける「プロパー融資」と、信用保証協会の保証を付ける「保証付き融資」があります。創業直後や金融機関との取引実績が少ない事業者は、保証付き融資を案内されることがあります。
審査では、確定申告書や決算書、事業計画、借入金の状況などを確認されます。日本政策金融公庫と同様に、申し込んですぐ入金される方法ではないため、資金が必要になる前に相談しておきましょう。
ビジネスローン
ビジネスローンは、事業資金専用のローン商品です。銀行や消費者金融、クレジットカード会社などが提供しており、仕入れ資金や広告費、設備費などに利用できます。
日本政策金融公庫や銀行融資と比べて、申込みから借入までが早く、原則として無担保・無保証人で利用できる商品が多いのが特徴です。
一方で、金利は公的融資や銀行融資より高くなる傾向があります。すぐに資金が必要な場合には便利ですが、長期間の借入や高額な借入には向いていません。
利用する際は、金利だけでなく、借入限度額、返済期間、事務手数料、繰上返済の条件まで確認しましょう。
事業性資金に対応
不動産担保型
家族・友人から借りる
家族や友人など、身近な人から事業資金を借りる方法です。
金融機関より柔軟に相談しやすく、利息や返済期間を話し合って決められるのがメリットです。
ただし、口約束だけで借りると、返済時期や利息をめぐってトラブルになる可能性があります。親しい間柄でも、借入金額、返済期限、返済方法、利息の有無を記載した借用書を作成しておきましょう。
返済が遅れると人間関係にも影響するため、無理のない返済計画を立て、事業の状況を定期的に伝えることも大切です。
売掛金を早く現金化する方法

ファクタリング
ファクタリングは、入金前の売掛金をファクタリング会社に売却し、早期に現金化する方法です。
取引先からの入金日を待たずに資金を確保できるため、仕入れ代金や外注費、従業員の給与など、急な支払いへの対応に活用できます。
融資ではないため、原則として担保や保証人は不要です。ただし、売掛先の信用力や請求書の内容などをもとに審査が行われます。
利用時には手数料が差し引かれるため、受け取れる金額は売掛金の額面より少なくなります。継続的に利用すると資金繰りを圧迫する可能性があるため、入金までの一時的なつなぎ資金として利用するのが基本です。
手数料1%~14.8%
法人・個人事業主対応
1万円から利用可能
無料補償付き
購入者や将来の売上から資金を集める方法

クラウドファンディング
クラウドファンディングは、インターネット上で事業や商品企画を公開し、賛同した人から資金を集める方法です。
ネットショップの開業資金や新商品の開発費、仕入れ資金などを集められます。商品やサービスをリターンとして提供する「購入型」であれば、販売前に需要を確認できるのもメリットです。
金融機関からの借入とは異なり、原則として返済は必要ありません。ただし、支援者へ約束した商品や特典を提供する必要があり、集まった資金からプラットフォームの利用手数料も差し引かれます。
目標金額を達成するには、企画内容だけでなく、写真や動画、紹介文、SNSでの情報発信も重要です。商品開発や新規出店など、支援者に共感してもらいやすい目的がある場合に向いています。
代表的なサービスには、「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」や「Makuake(マクアケ)」などがあります。
BASEのYELL BANK
YELL BANKは、BASEでの将来の売上をもとに、資金を先に受け取れるサービスです。
BASEの販売実績などをもとに利用可能額が提示され、申し込むと資金が売上残高へ反映されます。融資ではないため、担保や保証人は不要です。
受け取った資金は、その後の売上から一定割合ずつ支払います。利用できるショップにのみ、BASEの管理画面へ案内が表示されます。
まとめ

個人のネット販売でも、仕入れ資金や運転資金が不足したときに使える資金調達の方法は複数あります。
まずは、クレジットカードや掛け払い、請求書カード払いなど、支払いを後回しにできる方法を検討しましょう。まとまった資金が必要な場合は、日本政策金融公庫や金融機関、ビジネスローンも選択肢になります。
すでに売掛金がある場合はファクタリング、これから商品を販売する場合はクラウドファンディングやBASEのYELL BANKも活用できます。
資金調達は、手数料や金利だけでなく、入金までの早さと返済・支払い方法まで確認して選ぶことが大切です。
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補助金や助成金は、仕入れ代金に使えない場合でも、広告費や制作費、設備費などに活用できる可能性があります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
新しい情報があれば、随時更新していきます。

