初期費用、固定費無料で使える決済サービスの「Square」を利用した、実店舗とネットショップの在庫を連携する方法について解説します。
実店舗とネットでの在庫連携での悩み
実店舗とネットで在庫が連動しないとトラブルが多い
ネットで売れたのに在庫がなかった・・。
実店舗とネットショップ、二つの販売手段で同時に商品を販売した際に悩ましいのが在庫管理です。ネットで売れたのに、在庫が無かった・・こんなトラブルから、クレームになるケースはめずらしくありません。
在庫を切り分けたのでは根本的な解決にはなりません。
一番簡単な対策は、ネットと実店舗で在庫を切り分ける方法です。たしかに、トラブルは減りますが、売れるときに売れない機会的損失は改善しません。つまり、根本的な解決にはなりません。
こんな方におすすめの記事です
無料で実践できるシステム導入方法をご紹介します。
- 個人でお金をあまり掛けられない。
- ネットとあわせて実店舗での販売もしたい。
- 在庫を連動させるPOSとかバーコードの流れを知りたい。
Square(月額無料)サービスで実現できる
Square(スクエア)
Square(スクエア)とは、米国企業の「Square, Inc.」と「三井住友カード」が業務提携して提供されているクレジットカードや電子マネーの決済サービスです。
決済手数料は”3.25%~”と業界最安値水準。
決済手数料は3.25%~、売上金は最短翌日振込です。そしてオシャレな見た目と・・・、実店舗の決済サービスとしての実用性は申し分ありません。
2020年10月に”ネットショップ機能”が追加されました。
2020年10月15日より、新たに「Square オンラインビジネス」という、いわゆるネットショップ作成ツール的な機能が追加されました。
ネットショップ機能も無料で利用できます。
こちらも、初期費用、固定費無料です。有料プランにすると、Squareのロゴを非表示にして、独自ドメイン、レビュー機能、などが使えるようになります。
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このネットショップの機能は「Weebly」の有料で使える決済サービスを踏襲したものです。つまり、十分に実績のあるサービスです。
1つのアカウントで複数のショップが作れる。
1つのアカウントで、複数のネットショップを出店することもできます。もちろん、複数のネットショップでも在庫を連動することができます。
”Squareの契約だけ”で全て無料で利用できる。
- Square(無料)・・・クレジットカード決済。
- Square POS(無料)・・・レジ機能。
- Square オンライビジネス(無料)・・・ネットショップ。
1つの契約だけで、上記3つ全て使えます。
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- ネットショップ 【Square】無料ネットショップ作成はこちら
どちらから申込みしてもアカウントは共通です。
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実際にSquareで在庫連携してみよう(手順解説)
アカウント作成は無料です
何度もいいますけど、アカウント作成は無料です。固定費も無料です。決済端末を導入する際には、端末を購入する必要があります。
Squareに会員登録(無料)をする
まずは、Squareでアカウントを作成します。個人、法人、どちらでも申込可能です。入会審査の結果は”最短数秒”で届きます。
- カード決済導入 【Square】店舗向け無料アカウント開設はこちら
- ネットショップ 【Square】無料ネットショップ作成はこちら
どちらから申込みしてもアカウントは共通です。
Squareの管理画面にログインする
審査に通過したら「Square」にアクセスして、右上メニューよりログインしてください。PC、スマホ、どちらも右上にメニューがあります。
Square オンライビジネスで商品を登録する
左下のメニューをクリックして「オンライビジネス」をクリックしてください。
スマホ表示の場合には「商品の管理」をクリックしてください。パソコンの場合には、左メニュー「商品ライブラリ」をクリックしてください。
右上にある「新商品を作成」というボタンをクリックしてください。
商品名、価格、在庫、など入力して右上「保存」をクリックしてください。登録ができると上記のような状態です。
POSレジをインストールする
スマートフォン、または、タブレットで「Square」で検索して「Square POSレジ」をインストールしてください。iOS、Android、どちらにも対応しています。
先程、Squareの管理画面にログインした、メールアドレス、パスワード、を入力してログインしてください。
「端末の設定を有効化する」には、内容を確認してチェックマークをつけてください。「Square」をはじめるをクリックします。
実際にPOSレジで注文してみよう
実店舗での現金払いを想定します。
- レジを入力する。
- お金を受け取る。
- ネットの在庫が減る。
現金払いは手数料は掛かりません。
上記のような端末でクレジットカード決済や電子マネー決済をしたときだけ手数料が発生します。もちろん、現金払いでも在庫と売上の集計は反映されます。
注文の仕方を説明します。
まずはアプリを立ち上げて、左上のメニュー「お会計」をクリックします。
登録した商品はアプリも連動しています。
POSレジにも登録したアイテムは反映されています。
- 「商品ライブラリ」をクリックする。
- 「商品」をクリックする。
- 「お会計」をクリックする。
現金をクリックする。
「現金」をクリックして、お預かり金額を入力してください。
おつりの計算ができます。別売りのプリンターがあれば、レシートも印刷できます。
上記のように表示されたら取引完了です。
Squareの会員ページに売上データが反映される。
SquareのWEBの会員サイトに売上データが反映されます。この時点で、売上分析ができるレポートなども自動的に生成されています。
Square オンライビジネス上の在庫数も連動している
同時にネット上の在庫数も同期されます。
商品一覧の管理画面で在庫が連動している様子。
もちろんネットショップの在庫も連動します。
Square オンライビジネス(ネットショップ)上の数量も同時に反映されています。
ウェブサイト編集
ネットショップのデザイン編集はこんな感じです。
ネットショップの作成方法までは解説しません。初心者でも説明などを読まなくても直感的に操作できるタイプです。
「ウェブサイトの編集」の編集画面の様子です。上画面はパソコン版ですが、スマホでも同じような形で操作できます。
周辺機器(バーコードリーダー、レシートプリンター)
実店舗で在庫を連動するために必要な事柄
商品のバーコード管理について簡単に説明します。
商品点数が少なければ画像選択だけでも良さそう。
商品点数が少なければ、商品画像をみて選択だけでもいけそうです。ちなみに、商品登録数の上限は30,000点でそれ以上は問い合わせてください。
レシート出力もできる新端末が登場しました。
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SKUを登録して管理しよう。
ある程度、商品点数が多いお店はSKU(商品コード)で管理しましょう。
SKU(商品コード)は、上画像のようにPOSレジで直入力もできますが、商品にバーコードをつけてバーコードリーダーで読み取るのが一般的です。
SKU(Stock Keeping Unit)は、企業独自の商品コードなので自由につけることができますが、事前にある程度ルールを決めておくと管理も楽になります。
商品ラベルの出力はラベルプリンターを使う。
商品にバーコードをつける際に必要になるのがラベルプリンターです。小規模店舗であれば、万能に使えるブラーザーのQLシリーズがオススメです。
上記を購入すると、専用ラベル作成ソフトも無料で提供されます。ダウンロードには、製品底面、背面もしくは、テープ挿入口内側にあるシリアル番号が必要です。
SKUのバーコードの出力形式は、数字に加えてアルファベット(大文字/小文字)にも対応している「CODE128」などを選びましょう。
商品ラベル(バーコード)は下げ札に貼れば完了。
商品ラベルは、包装紙などあればそのまま貼り付けてもいいですが、下げ札(プライスタグ)に貼り付ければ見た目もきれいにできます。
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Square・・・月額無料の店舗向けモバイル端末で使えるサービス。
- Square オンラインビジネス・・・無料のネットショップ作成ツール。
- Square 予約・・・無料で使える事前決済にも対応した予約システム。
すべて共通アカウント月額無料で利用できます。実店舗×ECの在庫連携、予約サイトとして、Squareオンライビジネスを利用することもできます。
まとめ
初期費用、固定費無料で使える決済サービスの「Square」を利用した、実店舗とネットショップの在庫を連携する方法について解説しました。
ここまで簡単に連携できるサービスはほかにはない。
じつはこれまで、他社サービスも含めて色々ためしてきましたが、ココまで簡単に連携できるサービスはなかなかありませんでした。
Squareなら、1つの契約だけですぐに連携して使えるのがいいですね。決済、レジ、ネットショップ、3つの契約が1つで完了します。
POSレジでは「Shopify」のShopify POSシステムなどもあります。スマホレジでは「スマレジ」が使いやすいです。どちらも「Square」と連携して使えます。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。