本記事では、ネットショップと同じドメイン(サブディレクトリ)に、WordPressを連携およびインストールして利用できる、ネットショップ作成サービスの概要と料金体系をご紹介します。
オウンドメディアやメディアECなど、インターネットを活用したビジネスを考えている方におすすめです。WordPressの使いやすさとネットショップ機能を両立したい方は、ぜひ参考にしてください。
はじめに
ネットショップとWordPressを連携するメリット
ネットショップにWordPressを組み合わせることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、5つの主要なメリットを紹介します。
メリット1:商品の魅力を効果的に伝えられる
WordPressを活用したコンテンツマーケティングにより、商品の特徴や使い方、関連情報などを詳細に紹介できます。
魅力的な記事を作成し、SNSやメールなどから誘導することで、お客様に商品の価値を直接的かつ説得力のある形で伝えることが可能です。
メリット2:SEO対策による集客力の向上
WordPressの柔軟な記事作成機能を駆使し、キーワードを意識した最適化されたコンテンツを投稿できます。
これにより、検索エンジンでの順位向上やドメインの評価アップが期待でき、オーガニック検索からの集客増加へとつながります。
メリット3:独自性の高いネットショップの構築
WordPressの高いカスタマイズ性を活かせば、オリジナリティあふれる独自のネットショップを作り上げることができます。
テーマやプラグインを活用し、他社との差別化を図ることで、ユニークで印象に残るショップを構築できます。
メリット4:運用コストの削減
ネットショップとコンテンツ管理を一元化することで、運用にかかる時間と労力を大幅に削減できます。
また、WordPressの操作に習熟することで、より効率的な運営が可能になり、コスト面でのメリットも期待できます。
メリット5:ユーザー体験の向上とコンバージョン率アップ
商品ページとブログ記事をシームレスに連携させることで、ユーザーの回遊性が高まります。
商品に関する詳細情報の閲覧から購入までの導線を最適化することで、ユーザー体験の向上とコンバージョン率のアップにつなげることができるでしょう。
WordPressと連携できるネットショップ作成サービス4選
カラーミーショップ
まず最初に紹介したいのは「カラーミーショップ」という、初期費用、月額無料から利用することができるネットショップ作成サービスです。
初期費用、月額無料で利用できるネットショップ作成サービスは、「【2024年最新版】無料ネットショップ開設サービス徹底比較!おすすめアプリをご案内」 の記事で比較しています。合わせて参考にしてください。
レギュラープラン以上の契約で無料で利用できる
カラーミーショップには、以前は有料オプションとして提供されていた「カラーミーWPオプション」という機能がありました。月額5,500円(税込)を支払うことで、この機能を利用することができました。
しかし、2023年10月2日から嬉しい変更が行われました。カラーミーショップは、レギュラープラン以上のプランをご利用のお客様に対して、この機能を無料で提供することにしたのです。
つまり、現在レギュラープラン以上のプランをご契約中の方は、追加料金を支払うことなく、「カラーミーWPオプション」の機能も利用できます。
人気店舗の多くが実際にWordPressと連携している
カラーミーショップでは、「カラーミーショップ大賞」というイベントを不定期に開催しています。このイベントでは、優れたネットショップを表彰しています。
受賞した人気店舗の多くが、実際にWordPressを連携して運用しているのが特徴です。他のショップ運営者にとっては、受賞店舗の成功事例を参考にし、自分のショップに取り入れられるというメリットも期待できます。
関連:カラーミーWPオプション
カラーミーショップの料金
初期費用 | 月額費用 |
---|---|
フリープラン
0円
レギュラー/ラージ
3,300円 (税込)プレミアム
22,000円 (税込) |
フリープラン
0円容量:200M|画像:4枚/商品
レギュラープラン
人気
4,950円 (税込)容量:5G|画像:50枚/商品
ラージプラン
9,595円 (税込)容量:100G|画像:50枚/商品
プレミアムプラン
39,600円 (税込)容量:100G|画像:50枚/商品
|
カラーミーショップに関する料金などを含めた機能などの詳細に関しては、「【完全ガイド】カラーミーショップの評判どう?実体験をもとにメリット・デメリットを徹底解説!」 の記事で解説しています。
makeshop(メイクショップ)
国内のネットショップ作成サービスの中でも、流通総額が最大級の「makeshop」では、ネットショップと同じドメインでWordPressを運用できる機能が用意されています。
WordPress連携オプションは問い合わせベースでの対応(有料)
この「WordPress連携オプション」は、有料のオプションサービスとして提供されています。料金体系については公開されておらず、問い合わせベースでの対応となっています。
WordPressの構築に関しては、基本的にはショップ運営者自身で行う必要があります。ただし、makeshopでは有料の制作代行サービスも用意されているため、自分で構築することが難しい場合には、有料での制作代行サービスも提供しています。
makeshopの料金
初期費用 | 月額費用 |
---|---|
プレミアムプラン
11,000円 (税込)エンタープライズ
11,000円~ (税込)
|
プレミアムプラン
1ヶ月契約
12,100円 (税込)6ヶ月契約:11,495円 (税込)
12ヶ月契約:10,890円 (税込)
24ヶ月契約:10,285円 (税込)
エンタープライズ
55,000円~ (税込) |
makeshopに関する料金などを含めた機能などの詳細に関しては、「makeshopの評判どう?12年連続流通総額トップの理由を徹底解明」 の記事で解説しています。
futureshop(フューチャーショップ)
導入店舗の、7店舗中1店舗は年商1億円以上と言われている「フューチャーショップ」にも、同じドメイン内にWordPressをインストールできる拡張機能が提供されています。
CMSサーバー(VPS)オプションで利用できる
「CMSサーバー(VPS)オプション」と呼ばれるこのサービスでは、ショップの独自ドメイン配下でWordPressなどのCMSを動作させることができます。
ただし、このオプションは有料であり、初期費用5,000円(税抜)、月額費用3,800円(税抜)、容量追加の初期費用3,000円/回(税抜)、月額費用1,000円/10GB(税抜)などがかかります。WordPressのインストールやアップデートは自分で行う必要があります。
関連:CMSサーバー(VPS)オプション(フューチャーショップ)
フューチャーショップの料金
初期費用 | 月額費用 |
---|---|
人気プランの一例
小・中規模ショップ
22,000円~ (税抜)大規模ショップ
752,000円~ (税抜)サブスク(定期)利用
25,500円~ (税抜) |
人気プランの一例
小・中規模ショップ
31,000円~ (税抜)大規模ショップ
166,000円~ (税抜)サブスク(定期)利用
40,000円~ (税抜) |
フューチャーショップに関する料金などを含めた機能などの詳細に関しては、「フューチャーショップの評判どう?業界屈指の実績を誇るECカートの魅力に迫る」 の記事で解説しています。
ショップサーブ
株式会社Eストアーが運営するネットショップ作成サービス「ショップサーブ」では、WordPressと連携できるオプションサービスが提供されています。
WordPressオプションサービスで利用できる
このサービスを利用すると、お店のブログや特集ページなどをWordPressで簡単に作成・管理できます。サーバー容量は5GBで、開通料が4,565円+税(お申し込み月のみ)、月額利用料は1,000円+税となります。ただし、アクセス超過料や注意事項があるため、利用の際は十分な確認が必要です。
関連:WordPressオプションサービスについて(ショップサーブ)
ショップサーブの料金
初期費用 | 月額費用 |
---|---|
30,000円 (税抜) | プラン4S(中小規模)
23,000~ (税抜)プラン4G(中規模)
63,000~ (税抜)プラン4P(大規模)
143,000~ (税抜) |
ショップサーブに関する料金などを含めた機能などの詳細に関しては、「ショップサーブの評判どう?サービスの料金・メリット・デメリットまで徹底解説!」 の記事で解説しています。
合わせてチェックしてほしいサービス
デジタルコンテンツ販売には「WooCommerce」の利用がおすすめ
イラスト、音楽、映像などのデジタルコンテンツを販売する場合、ネットショップ作成サービスよりも「WooCommerce」という無料のプラグインを利用することをおすすめします。
WooCommerceとは、WordPressをオンラインストアにできる無料から利用できるプラグインです。ネットショップとの契約もなく、WordPressで直接販売ができます。
ただし、WooCommerceは海外のサービスであるため、物販など注文後の処理が必要な場合には、国内のネットショップ作成サービスには及びません。
あくまでも、デジタルコンテンツの販売など、注文処理などバックオフィス関連の手続きなどが不要な場合にのみおすすめします。
WooCommerceを利用した詳しい販売方法は、「【初期費用0円】WordPressでお得にデジタルコンテンツを販売する方法!」 の記事を参考にしてください。
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今回のまとめ
本記事では、WordPressと連携できるネットショップ作成サービスを4つ紹介し、それぞれの特徴や料金体系について詳しく解説しました。
カラーミーショップは、レギュラープラン以上の契約で無料でWordPress連携が可能であり、人気店舗の多くが実際にWordPressと連携している点が魅力です。
makeshopは、有料オプションとしてWordPress連携が可能ですが、料金体系は問い合わせベースとなっています。
フューチャーショップは、CMSサーバー(VPS)オプションを利用することでWordPress連携が可能ですが、有料であり、自分でのインストールやアップデートが必要です。
ショップサーブは、WordPressオプションサービスを利用することで連携が可能であり、開通料と月額利用料がかかります。
また、デジタルコンテンツの販売に関しては、WooCommerceの活用を提案しました。ネットショップ作成サービスとの比較も含めて、読者の理解を深める構成になっています。
メディアECを検討している方は、自社の規模やニーズに合わせて、最適なサービスを選択することが重要です。本記事で紹介したサービスや関連記事を参考に、メディアECの実現に向けて一歩前進してみてください。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。