国内最大の流通総額のある「makeshop・メイクショップ」と世界最大の利用シェアのある「Shopify・ショッピファイ」について比較しました。
実際に両方のサービスを利用した経験をもとに解説しています。二つのサービスの選択で悩んでいる方は、ぜひコチラの記事を参考にしてみてください。
サービス概要
makeshop と Shopify の特徴を簡単にご紹介
まずは、ネットショップ開設ツール、makeshop(メイクショップ)とShopify(ショッピファイ)について、サービスの基本的な特徴などを簡単にご紹介します。
makeshop(メイクショップ)の特徴
12年連続|国内流通総額第一位のネットショップ作成サービス
makeshop(メイクショップ)は、12年連続で国内流通総額第一位を獲得、導入実績10,000社以上をほこる、ネットショップ作成サービスです。ECカートとしての機能性はもちろん、売上に関するセミナーやサポートも積極的に実施されています。
業界最多の681の機能、全テンプレートが0円で利用できる
メイクショップは、業界最多と言われる651の機能を標準搭載、外部サービスとの連携なども豊富です。デザインのテンプレートはレスポンシブデザイン対応、テンプレートは全て無料、サイト制作もセットにしたプランも提供されています。
関連記事:makeshopの評判どう?12年連続流通総額トップの理由を徹底解明
Shopify(ショッピファイ)の特徴
世界No.1シェアを誇るオンラインショップ作成ツール
Shopify(ショッピファイ)は、世界175カ国以上で200万を超えるアクティブなオンラインストアに利用されている、Eコマースプラットフォームです。直感的な操作性と豊富な機能、高いカスタマイズ性が評価され、個人事業主から大手企業まで幅広いユーザーに支持されています。
2022年には、Shopifyを利用する世界中の起業家が520万人の雇用を生み出し、2,293億米ドルのGDPに貢献しました。日本でも、Shopifyがサポートする起業家が約7万5,000人の雇用を支え、1兆1,000億円もの事業活動を創出しています。[1]
ショッピファイは、8,000種類以上のアプリ(機能)が用意されている
ショッピファイには、ストアのカスタマイズに活用できる8,000種類以上ものアプリが用意されています。多彩な機能を持つアプリを組み合わせることで、ビジネスに必要な機能を自由自在に追加できるのが大きな特長です。
多言語対応やサポート体制の強化で、日本市場でも存在感を拡大中
海外発のサービスであるShopifyですが、日本語を含む20以上の言語に対応し、国内の利用者も急増しています。24時間365日の日本語サポートを提供するなど、日本市場でのサービス向上にも注力。大手企業の採用事例も増えており、今後さらなる成長が見込まれるプラットフォームです。
[1] 出典:Shopify、世界経済に与えたインパクトをまとめた調査「Shopify Entrepreneurship Index」ベータ版を発表
関連記事:【世界No.1】Shopifyの評判どう?圧倒的に支持される秘密を徹底解明
ネットショップ開設サービスには、makeshop や Shopify 以外にも多くの選択肢があります。
個人・副業にも最適!月額無料サービスはこちら
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【2024年最新版】無料ネットショップ開設サービス徹底比較!おすすめアプリをご案内
いまやネットショップは、無料で開業できる時代になりました。 初期費用は不要、月額固定費は0円、商品が売れたときのみ手数料が差し引きされて入金される仕組みです。 つまり、ノーリスクで誰でもネットビジネス ...
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あなたがインターネット上にネットショップを開設したいとき、ぜひチェックしてほしいサービスがECカートです。 ECとは「Eコマース」の略で、国内ではネットショップ作成サービス、ECショッピングカート、E ...
基本的な仕様の比較
料金プランと基本的な仕様の比較(表形式)
まずは、基本料金(初期費用、月額費用)、契約期間、独自ドメイン利用の有り無し、サポート内容など、基本的な仕様について比較表にまとめました。
サービス名称 |
makeshop
(メイクショップ)
|
Shopify
(ショッピファイ)
|
|
---|---|---|---|
運営事業者 |
GMOメイクショップ株式会社 |
Shopify_Japan株式会社
|
|
導入店舗の傾向 📊 規模の目安を確認 |
中規模から大規模向け |
小規模から大規模向け |
|
初期費用 |
プレミアムプラン
11,000円 (税込)エンタープライズ
11,000円~ (税込)
|
無料 ※全プラン共通 |
|
月額費用 (毎月の固定費) |
プレミアムプラン
1ヶ月契約
12,100円 (税込)6ヶ月契約:11,495円 (税込)
12ヶ月契約:10,890円 (税込)
24ヶ月契約:10,285円 (税込)
エンタープライズ
55,000円~ (税込) |
ベーシック(個人事業主向け)
人気
年払い:
3,650円月払い:4,850円
スタンダード(少人数チーム向け)
年払い:
10,100円月払い:13,500円
プレミアム(ビジネスが拡大)
年払い:
44,000円月払い:58,500円
※更新情報:2024年5月15日、円建て払いが可能になりました。
|
|
最短契約期間 |
1ヶ月 |
1ヶ月 |
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商品登録数 |
プレミアムプラン
10,000点エンタープライズ
50,000点
|
無制限 |
|
ア ド レ ス |
独自ドメイン |
利用可能 |
利用可能 |
常時SSL化 |
有料オプション ※別途 13,200円(税込)/年 |
標準対応 |
|
備考欄 |
独自ドメインは他社サービスで取得したものでも利用できます。長期契約や複数店舗で利用した場合の割引もあります。 | 独自ドメインは他社サービスで取得したものでも設定して利用できます。プランは上記以外に「Shopify plus」という、よりカスタマイズ性の高い最上位プランも提供されています。 | |
利 用 環 境 |
WEB ブラウザ |
Google Chrome Microsoft Edge |
|
スマホ アプリ |
- |
||
サ ポ | ト 窓 口 |
電話 |
◯ |
- |
メール |
◯ |
◯ |
|
備考欄 |
ECアドバイザーによる無料の出店サポート。電話、メールサポート。質問掲示板、デザイン質問掲示板も提供。月2回くらいの頻度でオンライン・地域ごとのセミナーも開催しています。 | 電話とチャットは英語のみ対応しています。X(旧Twitter)でも日本語でサポートをしています。 | |
サービス選びのポイント |
makeshopのプレミアムプランの画像容量は100MBと少なめなので注意
makeshopのプレミアムプランでは、商品画像などを保存する画像サーバーの容量が通常100MBと少なめです。商品数が多くなると、この容量では不足する可能性があります。
画像容量を増やすには、「ギガプラス10」というオプションの申し込みが必要です。ギガプラス10を利用すると、画像容量が10GBに拡張され、最大約100,000枚もの商品画像を掲載できるようになります。
ただし、ギガプラス10は初期費用なしの年額15,840円(月額1,320円相当)かかるため、コストとの兼ね合いを考える必要があります。商品画像は購入率アップに直結する重要な要素。販売点数が多い店舗の場合には、ギガプラス10の導入を検討してみましょう。
Shopifyのプラン比較(ベーシック・スタンダード・プレミアム)
Shopifyの公式サイト「すべてのプランの特徴を比較する」より、主要な機能と違う部分を抜粋して表にまとめてみました。
項目 | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|---|
推奨の利用者 | 個人事業主向け | 少人数のチーム | ビジネスが拡大 |
年額価格 (円/月) | 3,650円 | 11,000円 | 44,000円 |
カード手数料 (オンライン) | 3.55% + ¥0 | 3.4% + ¥0 | 3.25% + ¥0 |
カード手数料 (外部決済) | 2% | 1% | 0.6% |
在庫ロケーション | 10か所 | 10か所 | 10か所 |
チャットサポート | 24時間 | 24時間 | 24時間 (強化) |
ローカライズされたグローバル販売 | 3か国 | 3か国 | 3か国 + 追加 ($59/月/国) |
スタッフアカウント | - | 5件 | 15件 |
チェックアウト処理能力 | - | - | 10倍 |
カスタムレポートと分析 | - | - | 〇 |
POS Lite | 〇 | 〇 | 〇 |
最初の1か月 | $1 | $1 | $1 |
請求頻度 | 年1回 | 年1回 | 年1回 |
カスタムアプリ (Shopify API・PII アクセス) | - | 〇 | 〇 |
Shopifyのベーシックとスタンダードプランの違いとは
ベーシックとスタンダードプランの違いは、下記の3つだけです。
項目 | ベーシック | スタンダード |
---|---|---|
スタッフアカウント | 追加不可 | 5件まで追加可能 |
カスタムアプリ (Shopify API・PII アクセス) | - | 〇 |
カード手数料 (オンライン) | 3.55% + ¥0 | 3.4% + ¥0 |
カード手数料 (外部決済) | 2% | 1% |
以前は、ストア分析のレポートに違いがあったのですが、現在はどちらも「スタンダード分析」で同じです。つまり、一人または少人数で運営する場合には、ベーシックプランで問題ありません。また、プランの変更はいつでも可能です。
決済手数料と入金サイクルの比較
決済手数料、振込手数料、入金サイクルの比較(表形式)
商品が売れると、支払い方法に応じた決済手数料が差し引きされて入金されます。ここでは、一番利用頻度の高いクレジットカード決済手数料を比較しましょう。
makeshop と Shopifyの、公式クレジットカード決済手数料、振込手数料、入金サイクルなどを比較表にまとめました。
makeshop と Shopify、どちらのサービスも、売上金から下記手数料(決済手数料、振込手数料)を差し引いたものが入金額となります。
サービス名称 |
makeshop
(メイクショップ)
|
Shopify
(ショッピファイ)
|
---|---|---|
決済手数料
(クレジットカード) |
makeshopペイメント
プレミアムプラン
3.19%~3.39% (税抜)エンタープライズ
3.14% (税抜)makeshopペイメントの固定費
クレジットカード(通常プラン)
初期費用:0円 月額費用(法人・個人):1,000円 |
Shopifyペイメント
月額無料で導入可能
ベーシック
3.55%スタンダード
3.4%プレミアム
3.25%補足事項
※Shopifyペイメント以外の外部決済は、2% (ベーシック)、1% (スタンダード)、0.6% (プレミアム)取引手数料が加算される。
|
振込手数料
|
makeshopペイメント
加盟店負担 |
Shopifyペイメント
無料
|
入金サイクル
|
||
備考欄
|
セキュリティーコード入力に対応。リボ・分割払い、3Dセキュア入力はオプション対応です。 |
PCI-DSSのレベル1に準拠。リボ・分割払いには未対応です。※ただし、Shopifyペイメント以外の外部決済を通じて、リボ・分割払いにも対応できます。 |
サービス選びのポイント
|
上記2サービスも含めた、全ECショッピングカートの決済手数料の比較はこちら
-
【2024年最新】ネットショップの決済手数料を比較!最安値サービスはコレ
ネットショップ作成サービスのクレジットカード決済手数料について比較してみました。初期費用、月額費用とあわせてチェックしてみてください。 こんな方におすすめの記事 無料サービスで実質的に負担する手数料に ...
続けて、具体的な金額がイメージしやすいように2つのサービスで、5万円売り上げたときに発生する合計手数料と振込金額を試算してみました。
計算例:makeshopで5万円売り上げた場合の合計手数料
makeshopのプレミアムプランで5万円売り上げたときにかかる合計手数料(計算式)
プラン:プレミアムプラン
決済サービス:makeshopペイメント
カードブランド:VISA、Mastercard
振込サイクル:月末締め、翌月末入金
決済手数料(税抜き):50,000円 × 3.39% = 1,695円
決済手数料(消費税):1,695円 × 10% = 169円
振込手数料:加盟店負担
手数料合計:決済手数料(税抜き) + 決済手数料(消費税) + 振込手数料 = 1,695円 + 169円 + 0円 = 1,864円
※makeshopのプレミアムプランでは、振込手数料は加盟店負担となります。決済手数料は税抜きの金額で計算し、別途消費税分を加算して差し引いています。
計算例:Shopifyで5万円売り上げた場合の合計手数料
Shopifyのベーシックプランで5万円売り上げたときにかかる合計手数料(計算式)
プラン:ベーシックプラン
決済サービス:Shopifyペイメント
振込サイクル:毎週日曜日締め、翌週金曜日払い
決済手数料:50,000円 × 3.55% = 1,775円
振込手数料:無料
手数料合計:決済手数料 + 振込手数料 = 1,775円 + 0円 = 1,775円
※Shopifyペイメントを利用した場合、振込手数料は無料です。ただし、Shopifyペイメント以外の外部決済を利用した場合は、取引手数料が加算されます。
Shopifyのスタンダードプランで5万円売り上げたときにかかる合計手数料(計算式)
プラン:スタンダードプラン
決済サービス:Shopifyペイメント
振込サイクル:毎週日曜日締め、翌週金曜日払い
決済手数料:50,000円 × 3.4% = 1,700円
振込手数料:無料
手数料合計:決済手数料 + 振込手数料 = 1,700円 + 0円 = 1,700円
※Shopifyペイメントを利用した場合、振込手数料は無料です。ただし、Shopifyペイメント以外の外部決済を利用した場合は、取引手数料が加算されます。
対応している支払い方法の比較
makeshop と Shopify に導入できる支払い方法(比較表)
makeshop と Shopifyの導入できる決済手段について、主要決済の対応状況を比較表にまとめました。決済手段が豊富なほど、カートからの離脱率が低くなる傾向があります。事前に確認しておきましょう。
サービス名称 |
makeshop
(メイクショップ)
|
Shopify
(ショッピファイ)
|
|
---|---|---|---|
クレジットカード
|
一括払 |
◯ |
◯
|
分割払 |
◯ |
◯ |
|
コンビニ決済 |
◯ |
◯ |
|
銀行振込 |
◯ |
◯※ |
|
後払い決済 |
◯ |
◯ |
|
キャリア決済 |
◯ |
◯ |
|
代金引換 |
◯ |
◯※ |
|
Amazon Pay |
◯※ |
◯※ |
|
楽天ペイ決済 |
◯ |
◯ |
|
PayPay(ペイペイ) |
◯ |
◯ |
|
PayPal(ペイパル) |
◯ |
◯ |
|
Stripe |
- |
◯ |
|
Google Pay
|
- |
◯ |
|
備考欄
|
連携できる決済代行サービス
makeshopペイメント、AmazonPay、PayPay、楽天ペイ、LINE Pay、Paidy、GMO後払い、後払い.com、NP後払い、PayPal、Paid、GMOペイメントゲートウェイ、クロネコwebコレクトなど 参照元
※Amazon Payは法人限定です。
|
連携できる決済代行サービス
Shopifyペイメント、SBペイメントサービス、AmazonPay、Google Pay、Apple Pay、KOMOJU、PayPal、Paidy、NP後払い、atoneなど 参照元
Shopifyペイメントは、各種クレジットカード決済、Apple Pay、Google Pay、Shop Pay、に対応しています。※Amazon Payは法人限定です。※代金引換、銀行振込は手動の決済方法から作成できます。【重要】Shopifyペイメント以外の外部決済は、2% (ベーシック)、1% (スタンダード)、0.6% (プレミアム)取引手数料が加算されます。
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サービス選びのポイント
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makeshopは、Smart Checkoutで1クリック購入できる
makeshopには、2023年4月22日にリリースされた"Smart Checkout"という便利な決済機能がプレミアムプラン以上に標準搭載されています。
この機能により、以前は4画面あった決済画面が1画面に集約され、ログイン済みなら1クリックで簡単に購入が完了します。
ゲスト購入の場合も、注文者情報を入力後の画面ですべての情報を選択できるので、スムーズに購入可能。スマートフォンに最適化されたデザインで、誰でも快適にお買い物を楽しめます。
また、アドレス帳機能も新たに実装されており、最大150件まで登録可能なので、ギフトの注文などもスムーズにできます。
Shopifyペイメントの強み、Shop Payで購入体験を向上できる
Shopifyペイメントを導入すると、お客様は「Shop Pay(ショップペイ)」という独立した決済サービスで買い物ができるようになります。※設定でオフにもできる
「Shop Pay」は、クレジットカード情報や配送先住所などを暗号化して保存できるため、次回の購入時に再入力の手間を省くことができます。
これにより、Shopifyで制作されたネットショップ同士でも、モールで買い物をするように「Shop Pay」の会員情報を使い買い物ができるようになります。
公式サイトの情報によると、Shopifyでの購入者の43%が「Shop Pay」を利用しており、決済が原因でのカゴ落ちなどの予防策としても期待できます。
Shopifyペイメントは、海外の現地通貨での決済に対応している
Shopifyペイメントは130以上の通貨に対応しており、海外の顧客は自国通貨で決済できるため、お客様は為替レートを気にせずに購入できます。
これにより、海外販売の障壁が下がり、グローバル展開がしやすくなります。多くの国内決済代行業者が多通貨に対応していない中、Shopifyペイメントの通貨対応力は大きな強みと言えるでしょう。
Shopifyで外部決済を使う前に知っておきたい追加手数料
Shopifyでは、Shopifyペイメント以外の外部決済を利用する際、プランに応じた追加の取引手数料が発生します。
- ベーシックプラン:2%
- スタンダードプラン:1%
- プレミアムプラン:0.6%
外部決済の利用を検討する際は、コストを慎重に計算し、必要性を見極めることが重要です。Shopifyペイメントを利用すれば、この追加手数料を回避できます。
ショップ事例とデザインの比較
makeshop と Shopifyのショップ事例を比較
makeshop と Shopify、それぞれ実際に運用されているサイトのデザインを確認してみましょう。
makeshop
(メイクショップ)
|
Shopify
(ショッピファイ)
|
---|---|
Shopifyは、有名ブランドやインフルエンサーも利用している
世界的に有名なブランドも多数Shopifyを利用しています。例えば、環境に優しいフットウェアブランドのAllbirds(オールバーズ)や、キム・カーダシアンのSKIMS(スキムス)など、数多くの著名ブランドがShopifyでオンラインストアを構築しています。(※2024年4月確認時点)
日本でも、ドリンクウェアブランドのKINTO(キントー)、沖縄を代表するオリオンビール、人気ファッションブランドのWEGO(ウィゴー)など、ファッションや食品、ライフスタイル関連の有名ブランドがShopifyを活用しています。(※2024年4月確認時点)
また、世界的インフルエンサーのカイリー・ジェンナーが立ち上げたKylie Cosmetics(カイリーコスメティックス)もShopifyを使用しており、インフルエンサーのブランディングにもShopifyは欠かせないプラットフォームとなっています。(※2024年4月確認時点)
makeshopのデザイン特徴
makeshopのサイト制作に関する動画
makeshopのクリエイターモードでのサイトデザインに関する解説動画です。実際の編集画面様子、フリーページやモジュールなどの解説がされています。
makeshopのサイト制作について
スキルに合わせて選べる編集モード
makeshopのデザイン編集は、初心者向けの使いやすいベーシックモードから、レスポンシブWebデザインにも適したクリエイターモードまで、スキルに合わせて編集モードが選択できます。どちらのモードも、テンプレートは全て無料です。
HTML・CSS・JavaScriptなどの編集も可能なクリエイターモード
クリエイターモードは、中級者以上向けの自由度の高い編集機能を提供しています。HTML・CSS・JavaScriptなどの編集はもちろん可能。独自タグとテンプレートエンジン「Smarty」を組み合わせた高度なカスタマイズにも対応しています。
公式の「EC制作代行サービス」でプロによるサイト制作も依頼可能
プロにサイト制作を依頼する際には、公式が提供する「EC制作代行サービス」をチェックしましょう。サイト構築費用は、99万円~ (税込)※ベーシックプラン、コストを抑えつつデザインにこだわりたい方にも対応しています。
Shopifyのデザイン特徴
Shopifyのサイト制作に関する動画
Shopify公式による管理画面の概要動画です。販売チャネルセクションでは、オンラインストアのデザインをカスタマイズする方法を解説されています。
デザイン面では、テーマの選択・編集、カスタムページ作成、ナビゲーション設定などの機能に触れています。ネットショップのデザインをコントロールするのに役立つ内容となっています。
上の動画は「Gempage」という、ドラッグ&ドロップなど、直感的な操作だけで手軽にページを作成できる有料アプリです。Shopifyは、販売機能だけでけではなく、デザイン制作などを補助してくれる追加機能なども豊富にあります。
Shopifyのサイト制作について
Shopifyは高度なカスタマイズにも対応
Shopifyは初心者向けの使いやすいインターフェースだけでなく、Liquid(リキッド)というShopify独自のテンプレート言語を使ってテーマを自由にカスタマイズできます。ただし、高度なカスタマイズには専門的な知識が必要です。
無料から有料まで多彩なテーマを用意
Shopifyには無料テーマに加え、150ドルから350ドル程度の有料テーマも提供されています。複数のテーマをインストールして、簡単に切り替えることも可能です。
アプリを使ってランディングページも簡単作成
「Shogun」や「Gempage」など有料のページビルダーを導入すれば、初心者でもドラッグ&ドロップの操作だけでランディングページを作成できます。ただし、テーマとの互換性や制約については事前に確認が必要です。
プロへの依頼は公式コミュニティページから
Shopifyのサイト構築をプロに依頼したい場合は、公式サイトのコミュニティページ「日本のShopify ExpertsとShopify Plus Partnersの一覧」を参考にしましょう。最低予算は200万円からで、紹介フォームから問い合わせることができます。
搭載機能の比較
makeshop と Shopifyの搭載機能を比較(表形式)
ネットショップに搭載されている機能について比較表にまとめました。有料オプションなどもあるため、補足事項もチェックしてください。
サービス名称 |
makeshop
(メイクショップ)
|
Shopify
(ショッピファイ)
|
|
---|---|---|---|
公式サイト
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|||
基
本 機 能 |
送料詳細設定
|
◯ |
◯ |
HTML編集
|
◯ |
◯ |
|
年齢制限
|
◯ |
◯※ |
|
パスワード保護
|
◯ |
◯ |
|
購入個数制限
|
◯ |
◯ |
|
名入れ
|
◯ |
◯ |
|
英語表記
|
- |
◯ |
|
複数配送先指定
|
◯ |
◯※ |
|
副管理者
|
◯ |
◯ |
|
外部カート
|
◯ |
◯ |
|
アクセス解析
|
◯ |
◯ |
|
集客・販
促 関 連 |
クーポン発行
|
◯ |
◯ |
レビュー機能
|
◯ |
◯※ |
|
ポイント機能
|
◯ |
◯※ |
|
再入荷通知
|
◯ |
◯※ |
|
レコメンド機能
|
◯※ |
◯※ |
|
フォローメール
|
◯ |
◯※ |
|
メールマガジン
|
◯ |
◯※ |
|
販
売 機 能 |
予約販売
|
◯※ |
◯※ |
定期販売
|
◯※ |
◯※ |
|
まとめ販売
|
◯ |
◯※ |
|
抽選販売
|
- |
- |
|
オーダーメイド販売
|
- |
- |
|
ダウンロード販売
|
- |
◯※ |
|
電子チケット
|
- |
- |
|
デ
| タ |
商品一括登録(CSV)
|
◯ |
◯ |
商品一括DL(CSV)
|
◯ |
◯ |
|
連携
|
オンデマンド販売
|
- |
◯※ |
インスタグラム連携
|
◯ |
◯ |
|
Googleショッピング連携
|
◯ |
◯※ |
|
注目機能・連携
|
ワンクリックでヤフーショッピングに出品できる。
|
TikTok For Business広告アカウントと連携可能 (TikTokとの連携も一番早かった) |
|
サービス選びのポイント |
補足事項 |
||
makeshop |
※レコメンド機能(イーレコメンド)、予約販売、定期販売などは有料オプションです。上記以外の気になる機能:BtoBショップ機能、カレンダー機能、会員ランクの自動振り分け機能、複数店舗会員連携(有料)、Yahoo!ショッピング連携、LINEショッピング連携、WordPress連携(有料)、自動接客クーポン、カタログ注文機能など。 |
|
Shopify |
※ショッピファイには、ストアのカスタマイズに活用できる8,000種類以上ものアプリが用意されています。一例、メールマガジン(Shopify メール)は固定費無料で毎月10,000通までは無料、それ移行は1,000通ごとに1ドル(USD)掛かります。標準機能:注文管理、商品管理、多通貨・多言語対応、顧客管理、ストア分析、マーケティング、割引管理、ブログ機能など。 |
makeshopと他社カートと比較してチェックしておきたい機能をピックアップ
カテゴリ | makeshopの特徴的な機能 |
---|---|
店舗構築 |
・会員制、BtoBショップ機能 ・カレンダー機能 |
ショップ運営 |
・会員ランクの自動振り分け機能 ・複数店舗会員連携(有料) |
販促・集客 |
・Yahoo!ショッピング連携 ・LINEショッピング連携 ・WordPress連携(有料) ・自動接客クーポン ・人気ランキング機能 |
受注関連 |
・カタログ注文機能 ・複数のお届け先へ配送 |
決済関連 |
・Smart Checkout (1クリック決済機能) ・決済ページデザイン編集 ・Web接客型Amazon Pay |
オプション | ・デリバリーオプション(有料) |
上表に、makeshopの特徴的な機能をまとめてみました。これらの機能は、makeshopの汎用性の高さと、ショップ運営の柔軟性を示す特徴的な例だと言えるでしょう。
例えば、BtoBショップ機能や会員ランクの自動振り分けなどは、ビジネスモデルに合わせたきめ細やかな対応を可能にします。Yahoo!ショッピングやLINEショッピングとの連携、WordPress連携による集客力の強化など、マルチチャネル展開にも役立ちます。
受注関連では、カタログ注文機能や複数のお届け先への配送対応など、多様な販売形態をサポート。決済面でも、スムーズな購入体験を提供する1クリック決済や、Amazonアカウントを活用したWeb接客型Amazon Payなど、購入者の利便性を高める機能が充実しています。
さらにオプション機能として、地域を限定して注文を受けられるデリバリーサービス専用の機能なども用意されており、様々な業態のニーズに応えられる柔軟性を持っています。
このように、makeshopは基本機能の充実度に加え、個別のニーズにも対応できる多彩な機能を備えているのが特徴です。ショップの業態や規模、運営方針に合わせて必要な機能を選択し、活用していくことで、効率的で売上の上がるショップ運営を実現できるでしょう。
ただし、一部の機能は有料オプションとなっているため、導入コストとの兼ね合いを考える必要があります。自社の事業戦略に合わせて、最適な機能を選択していくことが重要と言えます。
Shopifyは8,000種類以上のアプリが用意されている
ショッピファイには、ストアのカスタマイズに活用できる8,000種類以上(2024年4月時点)ものアプリが用意されています。多彩な機能を持つアプリを組み合わせることで、ビジネスに必要な機能を自由自在に追加できるのが大きな特長です。
販路拡大や業務効率化など、ショップ運営に役立つ人気アプリも数多くそろっています。例えば、GoogleやYouTube、TikTok、Pinterestなどの人気プラットフォームとの連携アプリを使えば、幅広いチャネルでの集客・販促が可能です。
Shopifyは、2021年に国内ECプラットフォームとして最速でTikTok For Businessと連携しました。同社は、新たなプラットフォームが登場した際にも機動的に対応し、最短期間で連携を実現できる点が強みです。最新プラットフォームとの早期連携は、Shopifyの大きなアドバンテージの一つと言えるでしょう。
また、ChatGPTを活用した自動会話アプリなど、最新のAI技術を取り入れたアプリも登場しており、お客様対応の効率化にも役立ちます。在庫管理や配送料金の設定など、バックオフィス業務の省力化につながるアプリも人気です。
8,000種類以上という圧倒的な数のアプリが用意されていることで、ストアオーナーは必要な機能を柔軟に拡張できます。アプリを組み合わせて活用することで、まさに自分だけのオリジナルショップを作り上げられるのが、Shopifyの大きな魅力と言えるでしょう。
実店舗連携とオムニチャネル対応の比較
makeshop と Shopifyの実店舗との連携を比較
実店舗やイベントなどで販売予定のある方は、makeshopやShopifyと連携するPOSレジを使用することで、注文や在庫情報などをスムーズに管理できます。
同時に、ブランドアプリなどを導入することで、実店舗とECを統合し、オムニチャネルな購入体験をお客様に提供できます。
サービス名称 |
makeshop
(メイクショップ)
|
Shopify
(ショッピファイ)
|
---|---|---|
店舗レジ連携
|
スマレジ(無料~) |
Shopify POS スマレジ(無料~) |
オムニチャンネル
|
makeshop for オムニチャンネル |
スマレジ×Omni Hub |
補足事項
|
ほかにも「makeshop apps」に、実店舗との連携にも関係する多数のアプリが掲載されています。
|
実店舗とのオムニチャンネル化には、国内ではスマレジ×Omni Hubという組み合わせが定番です。 |
実店舗のデジタル化がまだという方は、お店のキャッシュレス化に最適な以下の記事もあわせてチェックしてください。
「【2024年最新】マルチ決済端末13選を完全比較!目的別の選び方」 では、キャッシュレス決済の導入に役立つ情報が満載です。 気になる方は、ぜひこちらをクリックしてみてください。
また、タブレットPOSレジの導入を検討中の方には「【2024年最新】タブレットPOSレジ徹底比較!おすすめタイプ別・料金と口コミまで網羅」 がおすすめです。 こちらの記事では無料から導入できるタブレットPOSレジをご紹介しています。
サポート体制の比較
makeshop と Shopifyのサポート面を比較しました
makeshopとShopifyのサポート面に関して比較してみました。万が一のトラブルでの対応など、運営のサポートなども確認しておきましょう。
サービス名称 |
makeshop
(メイクショップ)
|
Shopify
(ショッピファイ)
|
|
---|---|---|---|
問い合わせ窓口
|
電話
|
◯ | - |
メール
|
◯ |
◯ |
|
備考欄
|
ECアドバイザーによる無料の出店サポート。電話、メールサポート。質問掲示板、デザイン質問掲示板も提供。月2回くらいの頻度でオンライン・地域ごとのセミナーも開催しています。 |
電話とチャットは英語のみ対応しています。X(旧Twitter)でも日本語でサポートをしています。 |
makeshopはサポートが充実している(サポート一覧)
提供されている無料サポートについてまとめてみました。
サポート名 | 料金 | 概要 |
---|---|---|
ECアドバイザー | 無料 | ECサイト構築の不安や疑問の解消、ショップ運営・集客の相談をサポート |
電話サポート | 無料 | ECサイト運営のプロに電話で質問でき、初心者でも開店準備をスムーズに進められる |
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手厚いサポート体制を実感しました
makeshopから印刷されたマニュアルが届いたことで、手厚いサポート体制を実感しました。初心者にとって心強い存在であり、オンラインでは得られない詳細な情報も掲載されています。
コストをかけてでもユーザー目線に立つ姿勢が感じられます。現在も配布されているかは不明ですが、過去の対応からmakeshopがサポートを重視していることがうかがえます。
口コミ・評判|気になるクチコミをピックアップ
makeshop と Shopifyの口コミ・評判をご紹介
makeshopとShopifyに関連する、個人的に気になった口コミをピックアップしてご紹介します。
makeshopの口コミ・評判
makeshopの新管理画面のお気に入り商品登録数のランキング表示が便利という口コミがありました。makeshopは、バージョンアップも頻繁に実施されています。
makeshopの新管理画面、ショップ会員によるお気に入り商品登録数をランキング表示できるようになったのって便利ですね。
— 株式会社CREAD(クリード)|Web制作会社・ホームページ制作会社 (@CREAD_biz) December 18, 2023
売れているものを分析したいのはもちろんですが、お気に入りまでしてもらえるのに購入されない商品を分析することも重要だと思います。#makeshop #ECサイト制作 #マーケティング
万が一トラブルなど、国産カートの方が対応できるという口コミが多いです。
EC構築どうすればよいかというご相談、いくつかの基準があるけど
— チョピやま(ちょぴやま/チョピヤマ) (@choppy_ceo) July 4, 2023
1)品揃えに幅と奥行あり
2)事業をスケールしたい
3)困ったときの即日対応
という場合はmakeshopをおすすめしています。1と2だけならshopifyでも良いですけど、3が絶望的。。
Shopifyの口コミ・評判
外部サービスとの高い連携性能を評価する声が多いです。
Shopifyだから売上が上がるわけではありせん。
— Yana@Shopify開発運用 (@pyonpyon_blog) February 10, 2024
ただし、マーケティングツールとの連携やマーチャントの利用しやすさは異常である(すごい)と感じております。
他にもすごいところたくさんあります。
だからShopifyが大好きです。
Shopifyに導入すべき決済として、Shopifyペイメント、AmazonPay、Paidyをあげるユーザーは多いです。
Shopifyで導入すべき決済方法は、下記の3つ。
— ジョー|EC集客・データ分析 (@joe_ecmarketing) June 19, 2023
・Shopifyペイメント
・AmazonPay
・Paidy
ヒートマップや決済方法をみても、AmazonPayのニーズが強いし、結果的なCVRも上昇するのはわかってるけど、「3.9%+外部取引手数料」が痛いのが前提。… pic.twitter.com/u3trcDXHTr
結論:makeshop と Shopify - あなたに最適なのはどちら?
国内最大の流通総額のある「makeshop・メイクショップ」と世界最大の利用シェアを誇る「Shopify・ショッピファイ」について比較しました。
makeshopは、こんな方におすすめ
大手・リピーター獲得を目指す方に
国内流通総額12年連続No.1を獲得しているmakeshopは、すでにある程度事業規模のある方や、集客力・ブランド力のあるネットショップ作りを目指す方に最適です。豊富な機能に加え、セールやイベント関連の機能も充実しているため、リピーター獲得や販促活動に力を入れたい方におすすめです。
メイドインジャパンの安心感を求める方に
トラブル時のサポートや問い合わせ対応の面では、国内サービスであるmakeshopの方が手厚いと言えます。日本語による手厚いサポートや、国内ユーザーに特化したバージョンアップなど、日本製サービスならではの安心感を重視する方にはmakeshopがおすすめです。
豊富な機能を最初から使いたい方に
makeshopは初期費用がかかりますが、標準機能が非常に充実しています。予約販売やまとめ販売、レコメンド機能など、Shopifyでは有料アプリの追加が必要な機能も最初から使えるため、多機能さを重視するならmakeshopの方が最適です。
BtoB向け機能も使いたい方に
makeshopにはBtoB向けのオプション機能も用意されています。請求書の発行や、法人会員の管理、クレジット後払いなどBtoBに必要な機能をオプションで追加できるため、将来的に法人向け販売も視野に入れている方にもおすすめです。
Shopifyは、こんな方におすすめ
グローバル展開を見据えている方に
世界シェアNo.1のShopifyは、海外展開を視野に入れたネットショップ運営に適しています。多言語・多通貨対応が可能なほか、Facebook、Google、TikTokなど海外の主要プラットフォームとの連携も強みです。日本国内だけでなく、将来的に海外へ販路を広げたい方はShopifyを選ぶのが賢明と言えるでしょう。
デザインの自由度を求める方に
Shopifyは、Liquid(リキッド)というテンプレート言語を使った高度なカスタマイズが可能です。オリジナリティあふれるデザインのサイトを作りたい方や、自由にデザインを設定したい方には、Shopifyがおすすめです。ただし、その分専門知識やスキルも必要になります。
低価格でスタートしたい個人運営の方に
少額の運営費用を抑えたい個人の方の場合、初期費用無料で月額料金も安価なShopifyの方がコストメリットは高いです。
ビジネスの成長に合わせて、柔軟に機能を拡張できるのもShopifyの利点です。ただし、外部サービス連携時の手数料などは、別途かかることに注意しましょう。
アプリと連携して自由に機能拡張したい方に
Shopifyは、豊富なアプリ連携によって、ほぼ無限に機能を拡張することが可能です。レビュー機能や予約販売、サブスクリプションなど、必要に応じて柔軟にアプリを追加し、自分好みのネットショップを作り上げることができます。
ただし、アプリの選定や設定には時間と手間がかかるため、自分である程度カスタマイズできる方向けと言えます。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。