BASE vs EC-CUBE(Xserverショップ)徹底比較!基本料金から評判まで違いを解説

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BASE vs EC-CUBE 徹底比較!あなたに最適はどっち?

ネットショップ開設サービス「BASE」と「EC-CUBE」ベースのクラウドサービスの「Xserver(エックスサーバー)ショップ」について比較してみました。

「EC-CUBE」の運用には、エックスサーバーが脆弱性対策など細かなアップデートもしてくれる「Xserverショップ」が、価格もリーズナブルなのでイチオシです。

実際に両方のサービスを利用してきた経験と、客観的なデータを基に2つのサービスを比較して違う点などを解説しています。ぜひ、参考にしてみてください。

サービス概要

BASE と Xserverショップ・EC_CUBE の特徴を簡単にご紹介

BASE
xservershop

まずは、ネットショップ開設ツール、BASE(ベイス)とXserverショップ・EC_CUBE(エックスサーバーショップ)について、サービスの基本的な特徴などを簡単にご紹介します。

BASE(ベイス)の特徴

BASE(ベイス)

7年連続ネットショップ開設数第一位のサービス

BASEは、7年連続でネットショップ開設数第一位を獲得している、初期費用、月額無料から利用できるネットショップ作成サービスです。過去には「ネットでお店を開くなら・ベ・イ・ス」というテレビCMなども放送していました。

BASEは事前審査もなくカード決済などを導入できる

BASEの支払い方法は、フリマアプリなどで採用されているエスクロー決済(仲介)です。この決済は、事前審査もなくクレジットカードを含む複数の決済方法を一括で導入可能です。つまり、今すぐお店をオープンして販売をスタートできます。

関連記事:【完全ガイド】BASEの評判どう?実体験をもとにメリット・デメリットを徹底解説!

Xserverショップ・EC_CUBE(エックスサーバーショップ)の特徴

Xserverショップ・EC_CUBE

国内有数のレンタルサーバー企業が提供するサービス。

Xserverショップ(エックスサーバーショップ)は、国内有数のレンタルサーバーである「エックスサーバー」を運営する企業が提供する「EC_CUBE(イーシーキューブ)」を利用したクラウド版のネットショップ作成サービスです。

EC-CUBEとは

EC-CUBEとは、日本発のオープンソースのECサイト構築プラットフォームです。自由にカスタマイズができ、多機能な上に使いやすいことで知られています。EC-CUBEには、サーバー上にインストールして使う「ダウンロード版」と、インストール不要ですぐに使える「クラウド版」の2種類があります。

ダウンロード版は無料で利用でき、自分でサーバーを用意してEC-CUBEをインストールする必要がありますが、カスタマイズの自由度が高いのが特徴です。一方、クラウド版はサーバーの用意やインストールが不要な代わりに月額費用がかかりますが、サーバー管理の手間がかからず、セキュリティ面も安心というメリットがあります。

エックスサーバーに保守・サポートを任せられる

Xserverショップの魅力は、リーズナブルな価格帯で「EC-CUBE」の脆弱性対策など細かなアップデートをエックスサーバーに任せることができるということです。電話、メールでのサポートにも対応しています。

関連記事:格安EC-CUBEのクラウド版「Xserverショップ」を徹底調査[特徴・料金・感想などご紹介]

ネットショップ開設サービスには、BASE や Xserverショップ・EC_CUBE 以外にも多くの選択肢があります。

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今時店長
今時店長
クラウド版のEC-CUBEなら「Xserverショップ」がイチオシ。公式「クラウドEC」の半額以下、圧倒的なコストパフォーマンス。エックスサーバーなのでサーバー環境、脆弱性対策なども万全です。

基本的な仕様の比較

料金プランと基本的な仕様の比較(表形式)

BASEとXserverショップ・EC_CUBEの基本料金・仕様を比較

まずは、基本料金(初期費用、月額費用)、契約期間、独自ドメイン利用の有り無し、サポート内容など、基本的な仕様について比較表にまとめました。

サービス名称
BASE
(ベイス)
Xserverショップ・EC_CUBE
(エックスサーバーショップ)
運営事業者
BASE株式会社
エックスサーバー株式会社
導入店舗の傾向
小規模から中規模向け
小規模から中規模向け
小規模から大規模向け
小規模から大規模向け
初期費用
無料
11,000円 (税込)

全プラン共通

月額費用
(毎月の固定費)
スタンダードプラン
0
グロースプラン
年払い:16,580 (税込)
(月商50万円以上から推奨)

月払い:19,980円 (税込)
プラン別手数料比較
ベーシック
1,980 (税込)
スタンダード
4,950 (税込)
プレミアム
9,900 (税込)
最短契約期間
1カ月
1ヶ月
商品登録数
無制限
(1日最大1,000件)
商品登録数
無制限
ディスク容量
ベーシック:5GB
スタンダード :50GB
プレミアム:200GB



独自ドメイン
利用可能
※サブドメイン限定
全プラン無料提供、更新費用も無料、移管申請も可能
常時SSL化
標準対応
対応済み
備考欄
BASEロゴを非表示は別途500円/月。独自ドメインは、スタンダードプランから他社サービスで取得したものを”サブドメイン”として利用できます。 独自ドメインは、全プランに無料で提供されます。商品登録数は無制限ですが容量の制限があります。


|




電話
メール
備考欄
チャットでの問い合わせも対応してます。 EC-CUBEの利用法、ショップ運営については対象外です。
特定商取引法に関する表記の一部非公開
住所・電話番号の非公開
非公開にできる
匿名配送
匿名配送が使える
サービス選びのポイント

BASEのスタンダードプランとグロースプランの違い

BASEのスタンダードプランと、グロースプランの違いは、月額固定費に加えて、商品を販売したときに負担する手数料の違いだけです。

以下に、月商に対する実質手数料(BASEかんたん決済手数料 + サービス利用料)の違いを比較しました。

BASE料金プラン実質手数料の比較表

月商
BASEスタンダードプラン
BASEグロースプラン
客単価
¥2,000
客単価
¥5,000
客単価
¥10,000
年払い
月払い
¥50,000 ¥4,300 ¥3,700 ¥3,500 ¥18,030 ¥21,430
¥100,000 ¥8,600 ¥7,400 ¥7,000 ¥19,480 ¥22,880
¥200,000 ¥17,200 ¥14,800 ¥14,000 ¥22,380 ¥25,780
¥300,000 ¥25,800 ¥22,200 ¥21,000 ¥25,280 ¥28,680
¥400,000 ¥34,400 ¥29,600 ¥28,000 ¥28,180 ¥31,580
¥500,000 ¥43,000 ¥37,000 ¥35,000 ¥31,080 ¥34,480
¥600,000 ¥51,600 ¥44,400 ¥42,000 ¥33,980 ¥37,380
¥700,000 ¥60,200 ¥51,800 ¥49,000 ¥36,880 ¥40,280
¥1,000,000 ¥86,000 ¥74,000 ¥70,000 ¥45,580 ¥48,980

※月商50万円以上はグロースプランが推奨されています。

実際に、客単価が2,000円、5,000円、10,000円の場合で試算してみると、月商50万円以上ではグロースプランの方が有利であることがわかりました。また、客単価が低いほど、早い段階でグロースプランに切り替えた方が経済的です。

ちなみに、BASEのサービスロゴについてはグロースプランに切り替えても外せません。これは、有料オプション(月額:500円)なので別料金です。

Xserverショップのプラン比較

プラン名 ベーシック スタンダード プレミアム
概要 小規模店舗運営に すでにネットショップ運営中の方や
長期運営を見据えた方に
大規模店舗運営に
月額利用料(税込) 1,980円~ 4,950円~ 9,900円~
ディスク容量 5GB 50GB 200GB
商品登録数 無制限 無制限 無制限
販売手数料 0円 0円 0円
決済手数料 0円
※Stripeを介した決済のみ4%
0円
※Stripeを介した決済のみ4%
0円
※Stripeを介した決済のみ4%

各プランは、全ての機能などは一緒で違うのは容量だけです。契約後に、上位プラン、下位プラン、どちらも変更可能です。※2021年8月時点

公式クラウド版よりも料金は圧倒的に安い

公式クラウド版(ec-cube.co)は、初期費用70,000円、月額39,800円~64,800円と高額です。料金だけで比較すると、圧倒的にコチラの方が安いですね。

今時店長
今時店長
BASEは、初期費用、月額無料から利用できます。エックサーバーショップは初期費用、月額有料です。エックスサーバーショップは、独自ドメインも料金に含まれています。どちらも常時SSL化に標準対応しています。

決済手数料と入金サイクルの比較

決済手数料、振込手数料、入金サイクルの比較(表形式)

BASEとXserverショップ・EC_CUBEの決済手数料を比較

商品が売れると、支払い方法に応じた決済手数料が差し引きされて入金されます。ここでは、一番利用頻度の高いクレジットカード決済手数料を比較しましょう。

BASE と Xserverショップ・EC_CUBEの、公式クレジットカード決済手数料、振込手数料、入金サイクルなどを比較表にまとめました。

BASE と Xserverショップ・EC_CUBE、どちらのサービスも、売上金から下記手数料(決済手数料、振込手数料)を差し引いたものが入金額となります。

💡 ネットショップで一番利用頻度の高い、クレジットカードの決済手数料を基準に比較してみました。
サービス名称
BASE
(ベイス)
Xserverショップ・EC_CUBE
(エックスサーバーショップ)
決済手数料
(クレジットカード)
スタンダードプラン
① BASEかんたん決済手数料
3.6%+40 /件
② サービス利用料
3%
※上記①②の合計が実質手数料になる
概算
6.6%+40円/件
グロースプラン
BASEかんたん決済手数料
2.9%
※上記手数料のみ
(サービス利用料0円)
Stripe(公式)
4%
全プラン共通
※販売手数料は0円:公式決済(Stripe)以外の決済を導入した場合には、Xserverショップ に支払う手数料はありません。 参照元
振込手数料
振込手数料
一律250円
事務手数料
2万円未満は500円
2万円以上は0円
Stripe(公式)
入金額の0.25% + 250円
入金サイクル
通常
振込申請から
10営業日
(土日祝除く)
定期振込Appで月一の自動入金も可能
お急ぎ振込(手数料:1.5%)
最短翌日入金
BASEカード(任意発行)
売上残高の即日利用可能
Stripe(公式)
月末締めの翌月末払い
備考欄
Amazon Pay、PayPal、の決済手数料(サービス利用料もあわせた合計)は、グロースプラン 3.9%、スタンダードプラン 概算7.6%+40円。それ以外の決済手数料は共通です。リボ・分割払いは未対応です。
管理画面から、Stripeのアカウントに連携できます。Stripeアカウントは、個人、法人、どちらでも接続可能です。
サービス選びのポイント

上記2サービスも含めた、全ECショッピングカートの決済手数料の比較はこちら

ネットショップ販売手数料の最安値はココ[初期・月額・クレジットカード決済手数料を比較]
【2024年最新】ネットショップの決済手数料を比較!最安値サービスはコレ

ネットショップ作成サービスのクレジットカード決済手数料について比較してみました。初期費用、月額費用とあわせてチェックしてみてください。 こんな方におすすめの記事 無料サービスで実質的に負担する手数料に ...

続けて、具体的な金額がイメージしやすいように2つのサービスで、5万円売り上げたときに発生する合計手数料と振込金額を試算してみました。

計算例:BASEで5万円売り上げた場合の合計手数料

BASEのスタンダードプランで5万円(客単価:5,000円)売り上げたときにかかる合計手数料(計算式)

売上金額:50,000円(5,000円 × 10個)
プラン:スタンダードプラン
客単価:5,000円
振込サイクル:通常の振込サイクル(振込申請から10営業日以内)

決済手数料:(5,000円 × 3.6% + 40円) × 10件 = 2,200円
サービス利用料:50,000円 × 3% = 1,500円
振込手数料:250円
手数料合計:決済手数料 + サービス利用料 + 振込手数料 = 2,200円 + 1,500円 + 250円 = 3,950円
振込金額:46,050円

※入金額が2万円未満の場合には、追加で事務手数料が500円かかります。

BASEのグロースプランで5万円売り上げたときにかかる合計手数料(計算式)

売上金額:50,000円
プラン:グロースプラン
振込サイクル:通常の振込サイクル(振込申請から10営業日以内)

決済手数料:50,000円 × 2.9% = 1,450円
振込手数料:250円
手数料合計:決済手数料 + 振込手数料 = 1,450円 + 250円 = 1,700円

振込金額:48,300円

※入金額が2万円未満の場合には、追加で事務手数料が500円かかります。

計算例:Xserverショップ・EC_CUBEで5万円売り上げた場合の合計手数料

Xserverショップ・EC_CUBEの公式決済(Stripe)で5万円売り上げたときにかかる合計手数料(計算式)

売上金額:50,000円
決済サービス:Stripe(公式)
振込サイクル:月末締めの翌月末払い

決済手数料:50,000円 × 4% = 2,000円
振込手数料:2,000円 × 0.25% + 250円 = 255円
手数料合計:決済手数料 + 振込手数料 = 2,000円 + 255円 = 2,255円

振込金額:47,745円

※Xserverショップ・EC_CUBEの公式決済(Stripe)を利用した場合、振込手数料は入金額の0.25%+250円がかかります。公式決済(Stripe)以外の決済を導入した場合には、Xserverショップに支払う手数料はありません。

今時店長
今時店長
BASEのスタンダードプランは手数料が高いですが、月額無料なので仕方ありませんね。一方で、グロースプランは全てのECカートのなかでも最安値となります。エックスサーバーショップでは、公式経由でStripeを導入できますが、通常の導入よりも若干割高になります。Xserverショップ は独自に決済サービスを導入した場合には、契約次第で決済手数料を下げられます。

対応している支払い方法の比較

BASE と Xserverショップ・EC_CUBE に導入できる支払い方法(比較表)

BASEとXserverショップ・EC_CUBEの導入できる決済手段を比較

BASE と Xserverショップ・EC_CUBEの導入できる決済手段について、主要決済の対応状況を比較表にまとめました。決済手段が豊富なほど、カートからの離脱率が低くなる傾向があります。事前に確認しておきましょう。

サービス名称
BASE
(ベイス)
Xserverショップ・EC_CUBE
(エックスサーバーショップ)
クレジットカード
一括払
分割払
コンビニ決済
銀行振込
後払い決済
キャリア決済
代金引換
Amazon Pay
◯※
楽天ペイ決済
PayPay(ペイペイ)
PayPal(ペイパル)
Stripe
Google Pay
備考欄
連携できる決済代行サービス
全ての決済を月額固定費0円で導入できます。また、決済の導入もBASE経由で簡単にできます。参照元

※AmazonPayは個人・法人どちらも導入可能、ショッピングアプリ、予約販売、デジタルコンテンツ販売、テイクアウト、定期便、コミュニティ、抽選販売、ショップコインには使えません。※Apple Payは、ショッピングアプリにて「ゲストとして購入」を選択時に、Apple PayにMasterCardが登録されていると使えます。
連携できる決済代行サービス
SBペイメントサービス、ペイジェント、ベリトランス、NP後払い、atone、EC-CUBEペイメント、ZEUS、AmazonPay、Paidy、ルミーズ、PayPal、など

初期状態で導入できるのは、Stripeを利用したクレジットカード決済、銀行振込、代金引換の4つです。
サービス選びのポイント

BASEとPay ID(ペイアイディー)について

Pay ID (旧BASE)

BASEに出店をすると、Pay ID・ペイアイディーというショッピングアプリを通じて、ユーザーは買い物ができるようになります。※設定で非掲載も可能

Pay IDは、BASEの店舗で使える共通の決済アカウントです。つまり、BASEの店舗なら、同じ会員IDで保存したクレジットカード番号でスムーズに買物ができます。

BASE負担の割引クーポンが配布されることがある

BASEでは、BASE負担で共通会員IDで買物できる割引クーポンが発行されることがあります。BASE全体でモールのような感覚での集客にも期待ができます。

BASEは、全ての決済(コンビニ決済、AmazonPayなど)を月額固定費0円で導入できる

BASEは、クレジットカードを含む全ての決済を月額固定費0円で導入することができます。Amazon Payなども月額固定費は掛かりません。

今時店長
今時店長
BASEでは、個人でも「AmazonPay」を導入可能です。エックスサーバーショップでは、様々な決済代行業者から選んで導入することができます。どちらのサービスも豊富な決済手段を導入できます。

ショップ事例とデザインの比較

BASE と Xserverショップ・EC_CUBEのショップ事例を比較

BASEとXserverショップ・EC_CUBEの導入事例・ショップ事例を比較

BASE と Xserverショップ・EC_CUBE、それぞれ実際に運用されているサイトのデザインを確認してみましょう。

BASE
(ベイス)
Xserverショップ・EC_CUBE
(エックスサーバーショップ)

BASEのデザイン特徴

BASEのサイト制作に関する動画

2018年に公開された、BASEを1分間で体感できるコンセプトムービーです。会員登録、初期設定、デザインや商品登録などを体感できます。

上動画は、実際にBASEでショップデザインをしている様子を撮影したものです。直感的な、操作だけでデザインを編集できることがわかります。上動画は、パソコンでの編集画面ですが、スマートフォンでも同じように直感的に操作できます。

BASEのサイト制作について

BASEは初心者にも優しい操作性と高度なカスタマイズにも対応

BASEは、初心者でも簡単にサイト制作ができるように設計されています。パソコンはもちろん、スマートフォンだけでもサイト作成が可能です。

無料テーマに加えて有料テーマも豊富に用意

BASEのテーマ
BASEで販売されている有料テーマの一例

デザインのテーマは、無料のほかに有料テーマ(BASEデザインマーケット)も5,000円から25,000円程度で販売されています。テーマごとに、対応Apps(拡張機能)などに違いがあるので、購入前に確認が必要です。

HTML/CSSの編集や独自タグによる高度なカスタマイズも可能

BASEは、HTML/CSSなどの編集も可能です。また、テーマは独自タグを組み合わせた、高度なカスタマイズにも対応しています。ただし、全体的なサイト構成は1つのソースで行われているため、カスタマイズの拡張性には限界があります。

Xserverショップ・EC_CUBEのデザイン特徴

Xserverショップ・EC_CUBEのサイト制作に関する動画

Xserverショップの管理画面の様子を動画で撮影してみました。左上のロゴ以外は、EC-CUBEそのままでした。参考にしてみてください。

Xserverショップ・EC_CUBEのサイト制作について

EC-CUBEは、Smartyを利用した高度なカスタマイズにも対応

Xserverショップは、当然なのですがそのまま「EC-CUBE」です。テンプレートを選び、コンテンツ管理でレイアウトや、HTMLやCSS、JavaScriptを用いてデザインのカスタマイズをします。

また、EC-CUBEでは、テンプレートエンジン「Smarty」を利用した高度なカスタマイズにも対応しています。これにより、商品ページや購入フロー、チェックアウトなどのECカートのシステム的な部分もカスタマイズできます。

テンプレートは「NEXTSHOPデフォルトテーマ」がインストールされています。また、別途購入してきたテンプレートをアップロードして適用することも可能です。FTPでのアクセスにも対応しています。※追加料金などはかかりません。

今時店長
今時店長
初心者でも簡単にあつかえるのは「BASE」です。EC-CUBE(エックスサーバー)は、テンプレートを「Smarty」で編集できるため、HTMLをテキストベースで書ける方であれば、カスタマイズなども可能です。どちらも高度なカスタマイズに対応していますが、BASEはテンプレート1枚構成なので、EC-CUBEほどカスタマイズの拡張性は高くありません。自分のレベルと目的にあわせて選びましょう。

搭載機能の比較

BASE と Xserverショップ・EC_CUBEの搭載機能を比較(表形式)

BASEとXserverショップ・EC_CUBEの搭載機能を比較

ネットショップに搭載されている機能について比較表にまとめました。有料オプションなどもあるため、補足事項もチェックしてください。

サービス名称
BASE
(ベイス)
Xserverショップ・EC_CUBE
(エックスサーバーショップ)
公式サイト



送料詳細設定
HTML編集
年齢制限
◯※
パスワード保護
◯※
購入個数制限
◯※
名入れ
◯※
英語表記
複数配送先指定
◯※
副管理者
外部カート
アクセス解析
◯※
集客・販


クーポン発行
◯※
レビュー機能
◯※
ポイント機能
◯※
再入荷通知
◯※
レコメンド機能
◯※
フォローメール
◯※
メールマガジン
◯※



予約販売
◯※
定期販売
◯※
まとめ販売
◯※
抽選販売
オーダーメイド販売
◯※
ダウンロード販売
◯※
電子チケット


商品一括登録(CSV)
商品一括DL(CSV)
連携
オンデマンド販売
インスタグラム連携
◯※
Googleショッピング連携
◯※
サービス選びのポイント
補足事項
BASE
※ポイント機能は、メンバーシップ Appをインストールすることで利用できます。上記以外の気になる機能:メッセージ機能、コミュニティ機能、オンデマンド販売、note連携、プッシュ通知(アプリ)、ブログ機能、配送代行、テイクアウト販売、海外販売代行(有料)、YouTube ショッピング連携、資金調達、BASEロゴ非表示(有料)など。
Xserverショップ・EC_CUBE
独自ドメインでのメール送信機能は標準搭載です。上記のなかで無料プラグインで実現できるのは、ポイント機能、レビュー機能、アクセス解析(Googleアナリティクス利用すれば無料)の3つでした。あとは、基本的に有料プラグインの導入が必要になります。

BASEはECカートで唯一、抽選販売機能を搭載している

BASEは抽選販売機能を搭載している
実際にBASEを利用して抽選販売ページを作成した様子

BASEは、抽選販売の機能を搭載しています。この機能は、最初に設定をするだけで、応募者から当選者を自動的に選び、当選のメールを送信、クレジットカード決済まで自動化することができます。つまり、出品したあとは手間がかかりません。

この機能を搭載しているのは、数あるECカートの中でも「BASE」だけです。大手ネットショプのなかにも、抽選販売だけこの機能を使っている店舗などもあります。BASEの抽選販売機能は、要チェックですよ。

EC-CUBE(Xserverショップ)の標準機能をまとめ

EC-CUBEの標準機能だけでどこまで利用できるのか気になる方も多いのではないでしょうか。そこで、Xserverショップの標準機能と無料でインストールできるプラグインを含めた機能一覧をまとめてみました。

機能 説明
ショップを作る
クレジットカード決済プラグイン Stripe導入済み
その他の決済サービス EC-CUBEに対応するものは利用可
レイアウト編集 トップページや商品ページのレイアウトを編集
モバイル専用レイアウト設定 モバイル専用に最適化したレイアウトを設定
HTMLコードエディタ 管理画面上でHTMLを直接修正
テンプレート設定 デザインテンプレートを適用 ※現在は初期のみ
ソーシャルボタン設置(プラグイン) 商品情報をSNSで共有
SEO管理 METAタグをページごとに設定
お問い合わせフォーム お問い合わせ用のメールフォーム
特定商取引に関する法律 必要項目を記載した雛形あり
商品を販売する
一覧並び替え機能 価格順や新着順で並び替え
おすすめ商品表示(プラグイン) 管理画面から設定
在庫終了ステータス 在庫切れ時に自動で品切れ表示
ユーザレビュー(プラグイン) レビューの受付・表示・管理
商品お気に入り登録 会員による商品のお気に入り登録
商品カテゴリ検索 カテゴリ検索(キーワードとの併用可)
商品キーワード検索 キーワード検索(カテゴリとの併用可)
新着情報表示 お知らせなどの新着情報を表示・管理
カート機能
ショッピングカート機能 基本的なショッピングカート機能
非会員購入機能 非会員でも商品購入可能
別のお届け先入力機能 会員の複数お届け先登録
配送時間指定 配送時間の設定
お支払い方法選択 お支払い方法の設定
ポイント購入機能 会員のポイントシステム
商品一覧からカートに追加 一覧画面からのカート追加
カートの永続化機能 ログアウト後もカート情報を保持・復活
売上集計(プラグイン) 種別ごとの売上集計とグラフ表示
商品管理機能
商品インポート(プラグイン) 大手モールからの商品データコピー ※マニュアル参照
商品検索/一覧 商品の検索と一覧表示
商品登録/編集機能 商品の基本データ登録
商品画像登録 商品画像の登録
在庫情報登録 在庫数の登録
商品情報CSV 商品データのCSV一括登録・出力
商品一括変更機能 一覧画面での一括変更
規格登録 サイズや色などの規格設定
カテゴリ登録/編集 複数階層のカテゴリ登録・編集
複数カテゴリ 商品への複数カテゴリ設定
カテゴリ情報CSV カテゴリ情報のCSV一括登録・出力
タグ登録/編集 商品への付加タグの登録・編集
販売制限 一度の注文での購入数制限設定
商品キーワード検索項目登録 ショップ内検索用キーワードの登録
受注機能
受注情報検索/一覧 受注情報の検索と一覧表示
受注情報CSV出力 受注情報のCSV出力
配送情報CSV出力 配送情報のCSV出力
新規受注情報入力 手動での受注登録
受注情報編集 受注情報の手動編集
出荷CSV登録 出荷日時や問い合わせ番号のCSV登録
対応状況一括変更 受注の対応状況一括変更
出荷メール一括送信機能 出荷メールの一括送信
問い合わせ番号(出荷伝票番号)入力機能 受注管理画面からの問い合わせ番号入力
対応状況設定 受注ステータスの設定
各種メール送信 受注画面からのメール送信
納品書PDF出力 納品書のPDF出力
ショップ用メモ登録機能 管理者用メモの登録
配達用メモ登録機能 出荷作業者や配送業者へのメモ登録
顧客情報登録/編集 顧客情報の手動登録・編集
顧客情報CSV出力 顧客情報のCSV出力
店舗管理機能
自動アップデート(プラグイン) 本体と初期プラグインの自動アップデート
管理者登録 複数管理者の登録と権限設定
支払い方法/手数料設定 支払方法ごとの手数料設定
支払い方法利用条件設定 支払方法ごとの利用条件設定
配送料無料条件設定 配送料無料の条件設定
配送業者/配送料/配送時間設定 配送に関する詳細設定
商品別税率設定 消費税率と計算方法の設定
メール設定機能 各種メールの文章設定
ポイント設定 ポイント付与率の設定
セキュリティー管理 アクセス制限やURL変更など
受注状況 管理画面トップに受注状況を表示
売上状況 管理画面トップに売上状況を表示
ショップ状況 管理画面トップにショップ状況を表示

EC-CUBEは、追加できる無料・有料のプラグインも豊富

EC-CUBE(Xserverショップ)に追加できる無料プラグイン

上記以外にも、EC-CUBEのプラグインは多数用意されています。セキュリティ、ソーシャル連携、決済、集客、顧客管理・販促、物流・在庫管理、機能カスタマイズなど、ショップ運営に必要な機能を拡張できます。これらのプラグインは管理画面から簡単にインストールできるので、手間をかけずに機能を追加できるのがEC-CUBEの大きな利点です。

今時店長
今時店長
BASEは、スタンダードプランから全ての標準機能を利用できます。エックスサーバーショップは、BASEと同等の機能を追加するには、有料オプションが必要です。

実店舗連携とオムニチャネル対応の比較

BASE と Xserverショップ・EC_CUBEの実店舗との連携を比較

BASEとXserverショップ・EC_CUBEのPOSレジや実店舗との在庫連携、OMO化など比較

実店舗やイベントなどで販売予定のある方は、BASEやXserverショップ・EC_CUBEと連携するPOSレジを使用することで、注文や在庫情報などをスムーズに管理できます。

同時に、ブランドアプリなどを導入することで、実店舗とECを統合し、オムニチャネルな購入体験をお客様に提供できます。

サービス名称
BASE
(ベイス)
Xserverショップ・EC_CUBE
(エックスサーバーショップ)
店舗レジ連携
スマレジ(無料~)
スマレジ(無料~)
オムニチャンネル
補足事項
スマレジと連携して商品在庫の連動も可能。「テイクアウト APP」でネットでテイクアウトの事前決済もできる。
EC_CUBEは、スマレジと連携するプラグインが提供されています。

実店舗のデジタル化がまだという方は、お店のキャッシュレス化に最適な以下の記事もあわせてチェックしてください。

【2024年最新】マルチ決済端末13選を完全比較!目的別の選び方」 では、キャッシュレス決済の導入に役立つ情報が満載です。 気になる方は、ぜひこちらをクリックしてみてください。

また、タブレットPOSレジの導入を検討中の方には「【2024年最新】タブレットPOSレジ徹底比較!おすすめタイプ別・料金と口コミまで網羅」 がおすすめです。 こちらの記事では無料から導入できるタブレットPOSレジをご紹介しています。

今時店長
今時店長
BASEの方が実店舗との連携は豊富です。BASEは、この分野に関しても連携などに力を入れているので、今後も期待ができます。

サポート体制の比較

BASE と Xserverショップ・EC_CUBEのサポート面を比較しました

BASEとXserverショップ・EC_CUBEのサポート面を比較しました

BASEとXserverショップ・EC_CUBEのサポート面に関して比較してみました。万が一のトラブルでの対応など、運営のサポートなども確認しておきましょう。

サービス名称
BASE
(ベイス)
Xserverショップ・EC_CUBE
(エックスサーバーショップ)
問い合わせ窓口
電話
メール
備考欄
チャットでの問い合わせも対応してます。
EC-CUBEの利用法、ショップ運営については対象外です。
今時店長
今時店長
サポート面は、サービスの仕様上、簡単には比較できません。個人的な経験談としては、エックスサーバーは、万が一のトラブルでのサポート対応が早いので「EC-CUBE」のプラットフォームとしてオススメできます。

口コミ・評判|気になるクチコミをピックアップ

BASE と Xserverショップ・EC_CUBEの口コミ・評判をご紹介

BASEとXserverショップ・EC_CUBEの口コミや評判をピックアップしてご紹介

BASEとXserverショップ・EC_CUBEに関連する、個人的に気になった口コミをピックアップしてご紹介します。

BASEの口コミ・評判

BASEのお買い物アプリ(Pay ID)を評価する口コミは多いです。

抽選販売はとても人気です、自動で抽選してメールも送信してくれます。

Xserverショップ・EC_CUBEの口コミ・評判

EC-CUBEの一番ネックであるメンテンスをお任せできることを評価している口コミがありました。サービス自体の認知度はあまり高くありません。

結論:BASE と EC-CUBE(Xserverショップ) - あなたに最適なのはどちら?

まとめ

ネットショップ作成サービス「BASE」と、EC-CUBEベースのクラウドサービスの「Xserver(エックスサーバー)ショップ」について比較してみました。

BASEは、こんな方におすすめ

低コストですぐにネットショップを始めたい方に

低コストでお店をオープンしたい方。自由度の高いデザインと、機能性のあるネットショップを探している方。最短でネットショプを作りたい方に最適です。

プラン変更で決済コストを抑えられる

スタンダードプランは、決済手数料は若干高いですが、月額無料なので仕方ありません。上位プランに切り替えることで決済手数料は抑えることも可能です。

無料でも充実の機能を使いこなせる

機能面は、スタンダードプランで標準機能は全て搭載しています。抽選販売、コミュニティ機能など、他社ECカートには搭載されていない機能も魅力的です。

BASE(無料ではじめる)

Xserveショップ(EC-CUBE)は、こんな方におすすめ

EC-CUBEを安心して使いたい方に

エックスサーバーショップは「EC-CUBE」を利用したいけど、万が一のトラブルやメンテナンスが不安だという方に最適です。

セキュリティ面を任せたい方に

「EC-CUBE」を利用する上で、1番の不安要素であるバグや脆弱性対策など、エックスサーバーに管理を任せることで安心して運営できます。

保守費用としてコストを捉えられる方に

基本料金は、保守費用と考えればリーズナブル。Stripeの決済手数料が若干高いのが気になりますが、決済代行業者も選んで導入できるため、ほかの選択肢も用意されています。

Xserverショップ(30日間無料体験はこちら)

今時店長
今時店長
Xserveショップも無料体験を提供しているので、2つのサービスを実際に試してみることをおすすめします。あなたのお店の規模や現在の状況、求めているデザインや機能面、サイト制作のスキルと掛けられる時間などを考慮して総合的には判断しましょう。

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最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。

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今時店長

今時店長(ミニクル合同会社)

楽天市場の某大型サイトにて、2005年~2013年まで運営責任者を務める。その経験を活かし、2013年に楽天市場のショップへのサポートを目的に当サイトを立ち上げました。2016年に情報サイトとしてリニューアル、より幅広い層の方々にオンラインビジネスのノウハウやアドバイスを提供しています。

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