ShopifyとAmazonPayの連携終了!代替えになるECカートとは

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【2025年1月6日】ShopifyとAmazonPayの連携終了!代替候補のECカートを紹介

2024年11月にShopifyから発表があり、2025年1月6日をもってAmazon Pay決済サービスの提供は終了しました。

つまり、現在はShopifyでのAmazonPayは利用不可(過去に使えたショップも現在は使えません)、また、新規でのAmazonPay決済の導入もできません。

本記事では、Amazon Pay導入可能なECカートの選択肢についてご説明します。

ShopifyとAmazonPayの連携終了について

2025年1月6日にて連携が終了しました

以下、Amazon Pay の販売事業者向けヘルプより抜粋しました。

ShopifyよりAmazon Pay決済のサービス提供を終了するというメールを受け取りました。どうすればいいですか?
お客様によるアクションは必要ありません。2025年1月6日以降、オンラインストアのAmazon Payボタンは無効化されました。なお、セラーセントラルでは、その日まで受け取ったすべての注文を表示および管理することができます。
引用元:https://pay.amazon.co.jp/help/72CBVRR5VJ7LSBC

なお、この対応は日本のShopifyストアのみが対象で、海外のShopifyストアではAmazon Payを継続して利用できます。

連携が終了する理由

明確な理由は公表されていません。

業界では以下のような要因が推測されています。

  • Shopifyの『Shop Pay』など自社決済の普及促進を重視するため
  • Amazon Pay側での新たな支払準備金制度の導入(2024年12月~)
  • ShopifyストアとAmazon Payシステム間の技術的な互換性の問題
  • グローバル市場でのAmazonとShopifyの競合関係
  • 両社のビジネスモデルの方向性の違い

※これらはあくまでも推測であり、正式な発表はありません。

Amazon Payの連携が終了した影響

SBペイメントサービス株式会社調査 よく利用する決済手段

SBペイメントサービス株式会社が2024年5月に実施した調査によると、物販ECサイトでのAmazon Payの利用率は7.6%(男性)、6.8%(女性)と、クレジットカード決済(66%)やPayPay(29%)と比較すると相対的に低い割合でした。

しかし、同調査では好みの決済手段がないと55%以上が購入を離脱するとしており、6000万人を超えるAmazonユーザーにとって住所入力の手間が増えることは、新規ユーザーの購入に大きな障壁となる可能性があります。

Shopifyストアは代替として「Shop Pay」「Apple Pay」「Google Pay」を推奨していますが、ユーザー体験の観点からは一定の影響は避けられないでしょう。

影響を最小限に抑えるには、同調査で高い利用率を示すPayPay(29%)やコンビニ決済(12.1%)を導入することが現実的な対応策と考えられます。特にPayPayはAmazon Pay以上の利用率があり、コンバージョン率の維持に期待ができます。

弊社の支援事例でも、プラットフォーム(楽天市場、Amazon)から自社ECへの移行後は、PayPayとコンビニ決済の利用が多く見られます。これは、新規のECサイトではクレジットカード入力への不安が強いためだと推測しています。

PayPayを導入するなら、Shopify専用プランを提供している「SBペイメントサービス」がオススメです。

出典:SBペイメントサービス株式会社 プレスリリース
URL:https://www.sbpayment.jp/news/press/2024/20240718_001374/

今後も提供し続けるにはどうすればよいですか?

以下、Amazon Pay の販売事業者向けヘルプより抜粋しました。

オンラインストアでAmazon Payを提供し続けるには、別のeコマースソリューションに移行する必要があります。詳細については、Amazon Pay対応パートナーをご覧ください。

Amazon Pay対応パートナー の決済代行サービスを見ると下記3社が掲載されていました。ただし、Shopifyには導入できない可能性が高そうです。

  • SBペイメントサービス
  • DGフィナンシャルテクノロジー
  • GMOぺイメントゲートウェイ

たとえば、SBペイメントサービスには「Shopify専用の決済プラン」がありますが、こちらのページにも Amazon Pay の記載はありません。

今時店長
今時店長
つまり、現状ではShopifyにAmazonPayは導入できない。どうしても必要な場合には、他社のECカートに乗り換えましょう。
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Amazon Payに対応したECカートの比較

各ECカートのAmazonPay決済手数料・利用条件

サービス名 利用対象 決済手数料 月額固定費
BASE 個人・法人
スタンダードプラン
4.6%+40円
グロースプラン
3.9%
0円
カラーミーショップ 個人・法人
フリープラン
6.5%+30円
通常プラン
3.9%
0円
STORES 個人・法人
フリープラン
6.5%
ベーシックプラン
4.6%
0円
ペライチ 個人・法人
フリープラン
7.2%+40円
レギュラープラン以上
4.2%+40円
0円
makeshop 法人限定
標準プラン
3.9%
0円
futureshop 法人限定
標準プラン
3.9%
3,000円
おちゃのこネット 法人・有料プラン限定
標準プラン
3.9%
2,640円
イージーマイショップ 法人・有料プラン限定
標準プラン
3.9%
2,200円
Cafe24 法人限定
標準プラン
3.9%
Shopify
未対応
らくうるカート
未対応

※2025年1月時点のデータです。

Amazon Pay の決済手数料

Amazon Pay の販売事業者向けヘルプに掲載されている手数料は下記の通りです。

  • デジタルコンテンツ以外(物理的商品・サービス等)・・・3.9%
  • デジタルコンテンツ・・・4.5%

引用元:https://pay.amazon.co.jp/help/201212280

つまり、物販であれば3.9%が標準的な料率と言えます。

参考までに、Shopifyの場合には、AmazonPayの決済手数料3.9%に加えて、外部決済手数料(ベーシック:2%、スタンダード:1%、プレミアム:0.6%)が必要でした。

そのため、他社ECカートに移行することで、AmazonPayの手数料は抑える可能性が高そうです。

個人でも Amazon Pay を導入できるサービス

以下のサービスでは、個人事業主でも簡単にAmazon Payを導入できます。

  • BASE
  • STORES
  • カラーミーショップ
  • ペライチ

特徴

  • 月額無料プランで利用可能
  • ECカートの管理画面から直接申込み可能
  • Amazon Payのセラーアカウント不要

ただし、月額無料プランの場合には手数料は割高になります。

Amazon Pay が月額固定費0円で導入できるサービス

上記4社に加えて、

  • makeshop
  • Cafe24

上記2社も月額固定費なしで導入できます。

今時店長
今時店長
続けて、Shopifyから移行を考えた際に、有力候補になる3つのサービスをご紹介します。
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あなたがインターネット上にネットショップを開設したいとき、ぜひチェックしてほしいサービスがECカートです。 ECとは「Eコマース」の略で、国内ではネットショップ作成サービス、ECショッピングカート、E ...

有力な代替候補となる3つのECカートをご紹介

BASE(ベイス)

BASE(ベイス)

7年連続ネットショップ開設数第一位のサービス

BASEは、7年連続でネットショップ開設数第一位を獲得している、初期費用、月額無料から利用できるネットショップ作成サービスです。過去には「ネットでお店を開くなら・ベ・イ・ス」というテレビCMなども放送していました。

BASEは事前審査もなくカード決済などを導入できる

BASEの支払い方法は、フリマアプリなどで採用されているエスクロー決済(仲介)です。この決済は、事前審査もなくクレジットカードを含む複数の決済方法を一括で導入可能です。つまり、今すぐお店をオープンして販売をスタートできます。

BASEの基本情報

サービス名称
BASE(ベイス)
運営事業者
BASE株式会社
導入店舗の傾向
小規模から中規模向け
小規模から中規模向け
初期費用
0
月額費用
定番
スタンダードプラン
0
基本機能を全搭載
グロースプラン
年払い16,580(税込)
月払い 19,980円 (税込)
月商50万円以上から推奨

決済手数料
(クレジットカード)
スタンダードプラン
① BASEかんたん決済手数料
3.6%40円/件

② サービス利用料
3%

スタンダードプラン
実質手数料(概算)
6.6%40円/件

※上記①②の合計が実質手数料となります
グロースプラン
BASEかんたん決済手数料
2.9%
※上記手数料のみ
(サービス利用料0円)

振込手数料
振込手数料
一律250円
事務手数料
2万円未満は500円
2万円以上は0円
入金サイクル
通常
振込申請から
10営業日
(土日祝除く)
定期振込App
月一の自動入金
お急ぎ振込
最短翌日入金
手数料:1.5%
BASEカード(任意発行)
売上残高を
即日利用可能
サポート窓口
(日本語)
電話
メール
チャットでの問い合わせも対応してます。

BASE(無料ではじめる)

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今時店長
今時店長
「Shopify」にインターフェイスが一番近いのは「BASE」です。基本的な機能は充実していますが、デザインなどのカスタマイズは「Shopify」には及びません。

カラーミーショップ

カラーミーショップ

国内40,000店舗以上が利用している定番カート

カラーミーショップは、国内40,000店舗以上が利用している人気のECカートです。初期費用、月額無料で使えるフリープランも提供、売上にあわせてプランを選べます。バージョンアップも頻繁に行われ、新しい技術の投入なども早いです。

豊富なテンプレートと自由なカスタマイズ性能が魅力

カラーミーショップは、80種類以上の豊富なテンプレートが提供されています。インスタグラムやワードプレスなどと連携した、自由なカスタマイズにも対応、デザイン性の高いネットショップを作成することができます。

また、レギュラープラン以上は、ネットショップと同じドメイン配下に WordPress をインストールする機能が標準搭載されています。この機能を活用して、集客などを目的とした、メディアECなども運営できます。

カラーミーショップの基本情報

サービス名称
カラーミーショップ
運営事業者
GMOペパボ株式会社
導入店舗の傾向
中規模向け
中規模向け
初期費用
フリープラン
0
レギュラープランラージプラン
3,300(税込)
プレミアムプラン
22,000(税込)
月額費用
フリープラン
0
容量:200M|画像:4枚/商品
レギュラープラン
基本機能を全搭載
4,950(税込)
容量:5G|画像:50枚/商品
人気
ラージプラン
9,595(税込)
容量:100G|画像:50枚/商品
プレミアムプラン
39,600(税込)
専任ECアドバイサー完備
容量:100G|画像:50枚/商品

決済手数料
(クレジットカード)
フリープラン
6.6%30円/件(税抜)

カラーミーペイメント
レギュラープラン
3.4%~(税抜)

ラージプラン
3.19%~(税抜)

プレミアムプラン
2.99%~(税抜)

補足事項
※カラーミーペイメントは月額固定費0円~導入可能
振込手数料
カラーミーペイメント
加盟店負担
入金サイクル
フリープラン
月末締め・翌月末入金
カラーミーペイメント
月末締め・翌々月20日払い
⏷ オプション(有料)
2回締め(月2回)
早期入金(全決済月1回)
随時入金(最短3営業日)

フリーナンス
最短即日入金
手数料:1.5%
サポート窓口
(日本語)
電話
メール
とにかくサポートは充実、無料セミナーなども開催してます。カラーミーショップ大賞(宣伝効果もあるコンテスト)などイベントも盛んです。

カラーミーショップ(無料ではじめる)

今時店長
今時店長
低コストで本格的なECカートを求める方に最適です。レギュラープラン以上で「WPオプション」を活用しましょう。サポート面などは「Shopify」よりも充実しています。
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makeshop(メイクショップ)

makeshop(メイクショップ)

12年連続|国内流通総額第一位のネットショップ作成サービス

makeshop(メイクショップ)は、12年連続で国内流通総額第一位を獲得、導入実績10,000社以上をほこる、ネットショップ作成サービスです。ECカートとしての機能性はもちろん、売上に関するセミナーやサポートも積極的に実施されています。

業界最多の681の機能、全テンプレートが0円で利用できる

メイクショップは、業界最多と言われる651の機能を標準搭載、外部サービスとの連携なども豊富です。デザインのテンプレートはレスポンシブデザイン対応、テンプレートは全て無料、サイト制作もセットにしたプランも提供されています。

makeshopの基本情報

サービス名称
makeshop(メイクショップ)
運営事業者
GMOメイクショップ株式会社
導入店舗の傾向
中規模から大規模向け
中規模から大規模向け
初期費用
プレミアムプラン
11,000(税込)
エンタープライズ
11,000(税込)
月額費用
プレミアムプラン
基本機能を全搭載
12,100(税込)
1ヶ月契約の場合

6ヶ月契約:11,495円 (税込)
12ヶ月契約:10,890円 (税込)
24ヶ月契約:10,285円 (税込)
エンタープライズ
55,000円~(税込)
カスタマイズ対応プラン

決済手数料
(クレジットカード)
makeshopペイメント
プレミアムプラン
3.19%~3.39%(税抜)

エンタープライズ
3.14%(税抜)

補足事項
※makeshopペイメントの導入には月額固定費がかかります
振込手数料
makeshopペイメント
加盟店負担
入金サイクル
makeshopペイメント
月末締め・翌月末入金
⏷ オプション(有料)
早期入金(全決済月1回)
随時入金(最短3営業日)

フリーナンス
最短即日入金
手数料:1.5%
サポート窓口
(日本語)
電話
メール
ECアドバイザーによる無料の出店サポート。電話、メールサポート。質問掲示板、デザイン質問掲示板も提供。月2回くらいの頻度でオンライン・地域ごとのセミナーも開催しています。

makeshop(特別20日間の無料体験窓口)

今時店長
今時店長
「Shopify」と一番比較されることが多いECカートです。デザインの自由度が高く、機能面や拡張性も優れています。また、手厚いサポート体制も整っています。
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今回のまとめ

まとめ

ShopifyでのAmazon Pay提供終了に伴い、多くのECサイト運営者は代替手段を検討する必要が出てきました。本記事で紹介した主な選択肢は以下の通りです。

個人・小規模向け

  • BASE:Shopifyに近いインターフェースで移行がスムーズ
  • カラーミーショップ:充実したサポートと豊富なテンプレート

中~大規模向け

  • makeshop:高機能で拡張性が高く、大規模店舗に最適

Amazon Payを継続利用したい場合は、これらのECカートへの移行を検討してください。各サービスとも無料プランや体験期間が用意されているので、実際に使用感を確認することをお勧めします。

なお、決済手数料や機能面での違いもあるため、自社の規模や運用方針に合わせて最適なサービスを選択することが重要です。

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最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。

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  • この記事を書いた人
今時店長

今時店長(ミニクル合同会社)

楽天市場の某大型サイトにて、2005年~2013年まで運営責任者を務める。その経験を活かし、2013年に楽天市場のショップへのサポートを目的に当サイトを立ち上げました。2016年に情報サイトとしてリニューアル、より幅広い層の方々にオンラインビジネスのノウハウやアドバイスを提供しています。

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