ネットショップにおける商品画像のサイズについて解説します。本当にいまのサイズで正しいのか、確認するべきポイントについて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
基礎知識
現在どんな感じなの
スマートフォンにあわせるなら高解像度が求められる。
近年のスマートフォンは、高解像度ディスプレイを搭載するモデルが主流になりつつあります。フルHD(1980×1080)はもちろん、クアッドHD(2560×1440)、4K(3840×2160)に対応するモデルまで登場しています。
高解像度ディスプレイは、従来よりも2倍~4倍ほど画素数を増やして滑らかに表示しています。そのため、スマホの物理的なデバイスサイズにあわせたのではボケた画像になりがちです。つまり、高解像度の商品画像が求められます。
ECの最大サイズも拡大している。
これに伴い各ECプラットフォームの最大サイズも拡大しています。楽天市場の最大画像サイズは(3840 × 1600)、Amazonは最長辺は10,000ピクセル以下です。どちらも4K対応のサイズ感までいけます。
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推奨サイズ
各種サービスをチェックして最適サイズをご提案
国内の主要なプラットフォームの基本情報などを集めて、根拠のある画像サイズを導き出してみました。
最適な画像サイズはいくつですか?
商材ごとに3つのサイズを提案します。
- 全商材共通:1280px × 1280px以上
- ファッション:1500px × 1800px
- Amazonズーム機能:長辺1600px以上
続けて、この画像サイズの根拠となる情報をご紹介します。
全商材共通:1280px × 1280px以上
国内最大の出店数を誇る「BASE」が推奨するサイズです。このサイズならば、縦表示で使うスマートフォンのフルHD(1980×1080)にも対応しています。
ファッション:1500px × 1800px
「ZOZO」「楽天ブランドアベニュー」などに代表される、ファッション通販のプラットフォームなどで採用されている画像サイズです。
パソコンでの表示サイズは「500px × 600px」として、拡大ズームで3倍に表示されます。大きい画像は自動的に最適化されて縮小表示されます。
形状はプラットフォームにもあわせよう。
楽天市場(スマホ表示)
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Amazon(スマホ表示)
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ファッション=長方形が最適と断言したわけではありません。楽天市場では正方形(赤)の方が、長方形(青)よりも一覧での表示面積は大きくなります。
Amazonは、ファッションカテゴリは2列に並ぶため、長方形(青)の方が表示面積が大きいことが多いです。形状は、プラットフォームにあわせてください。
Amazonズーム機能:長辺1600px以上
Amazonのズーム機能が適用される画像サイズは下記のとおりです。
- ファッション※・・・最長辺は1001ピクセル以上。
- ファッション以外・・・長辺1,600ピクセル以上。
ファッション以外で、ズーム機能が使いたい場合には、長辺で1600px以上の画像サイズを用意しましょう。詳細はコチラ:商品画像の要件
補足:画像作成代行サービスの多くは、1,500ピクセルまでを基本料金の対象とし、それ以上のサイズは追加料金を請求するケースが多いようです。画像サイズの選定には、こうした料金体系も考慮に入れると良いでしょう。
プラットフォーム側で画像サイズが調整される
Amazonなどのプラットフォームは、画像の自動最適化が行われるため、アップロード時の画像サイズがそのまま表示されるわけではありません。ズーム機能を活用するために高解像度の画像を用意することを推奨します。
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ネットショップ作成ツール
最大枚数・最大容量を比較してみました
圧倒的に”Shopify”が他社よりも優れている。
サービス名称 |
最大画像サイズ |
最大画像枚数 |
20MB/枚 参照元 |
250枚 |
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10MB/枚 参照元 |
20枚 |
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5MB/枚 参照元 |
30枚 |
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3MB/枚 参照元 |
エコノミー:4枚 レギュラー以上:50枚 |
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200KB/枚 参照元 |
50枚 |
Shopifyは、画像サイズもさることながら、最大枚数250枚も圧巻ですね。画像にこだわるサイトを作るならば、第一候補はShopifyと考えてよさそうです。
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まとめ
このページでは、ネットショップにおける最適な画像サイズについて解説しました。もう一度、重要なポイントについてまとめてみました。
推奨サイズ
- 全商材共通:1280px × 1280px以上
- ファッション商材:1500px × 1800px(プラットフォームに合わせて正方形または長方形)
- Amazonズーム機能対応:ファッション以外は長辺1,600ピクセル以上、ファッションは最長辺1,001ピクセル以上
注意点
- プラットフォーム側で自動的に画像の最適化・リサイズが行われる
- 画質維持、ズーム機能対応、統一感のある表示のため、出品者側であらかじめ推奨サイズの画像を用意することが望ましい
ネットショップ作成ツールの画像対応力
- Shopifyが最大250枚・1枚あたり20MBと優れる
- 他ツールは画像枚数・サイズに一定の制限あり
商品の魅力を最大限引き出すには、プラットフォームの特性を理解した上で、最適な画像サイズを選択することが重要です。
本記事の推奨サイズとポイントを参考に、買い手目線で使いやすく魅力的な商品画像を準備しましょう。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。