BASEの中国販売代行Asspどうなの?サービス内容・料金・類似サービスなど解説

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BASEの中国販売代行Appどうなの?サービス内容・料金・類似サービスなど解説

無料でネットショップを開設できるサービスである「BASE」に、2024年5月30日より新たに追加された「中国販売代行App」について、サービスの料金、内容、類似したサービスなどをわかりやすく解説します。

BASEの中国販売代行 Appとは

BASEの商品を簡単に中国で販売代行してくれるサービス

BASEの中国販売代行Appどうなの?サービス内容・料金・類似サービスなど解説

BASEの中国販売代行Appは、日本の事業者が簡単に中国のECモールで商品を販売できるようにするサービスです。このアプリをインストールするだけで、自社商品の中国での販売を少ない手間で始められるのが特徴です。

主な機能は以下の通りです。

  • WeChat上のショッピングモール「xxxxnese」への自動出品
  • 商品情報の中国語への自動翻訳
  • 中国人の嗜好に合わせた商品ページの最適化
  • 中国向け配送のための再梱包・発送代行
  • 中国人バイヤーからの問い合わせ対応

取引の手順は下記の通りです。

BASEの中国販売代行Appの手順
引用元:https://baseu.jp/32949

ショップは、代行業者から購入された商品を、国内配送するだけです。

BASEに関する特徴やメリットに関しては、「【完全ガイド】BASEの評判どう?実体験をもとにメリット・デメリットを徹底解説!」 の記事を参考にしてください。

料金について

月額500(税込)

初回90日間は無料トライアルです。

売上に応じた手数料は一切かかりません。

販売代行手数料は予め海外での販売価格に含まれているためです。ただし、商品が売れた際は国内の指定倉庫への発送費用が必要です。

BASEも含めた、無料ネットショップ開設サービスの比較は、「【2024年最新版】無料ネットショップ開設サービス徹底比較!おすすめアプリをご案内」 の記事を参考にしてください。

販売される中国のマーケット

BASEの中国販売代行Appを利用すると、以下の中国のECモールやSNSで商品が販売されます。

  • WeChat上のショッピングモール「xxxxnese」
  • 天猫(Tmall)
  • 小紅書(RED)

WeChatとは

WeChatは中国最大のスーパーアプリで、メッセージ、SNS、ミニプログラム(アプリ内アプリ)、モバイル決済など、多彩な機能を備えています。

中国国内で13億人以上のユーザーを抱え、ECの分野でも大きな影響力を持っています。中国販売代行Appが連携する「xxxxnese」は、WeChatのミニプログラムとして動作するショッピングモールです。

天猫(Tmall)と小紅書(RED)について

天猫は、中国最大のBtoC ECプラットフォームで、高品質な商品を取り扱うことで知られています。アリババグループが運営し、中国のECマーケットをリードしています。

小紅書は、中国版Instagramとも呼ばれるソーシャルコマースアプリです。ユーザーが投稿するレビューや口コミが、商品の認知度や購買意欲を高める効果を持ちます。特に、美容・ファッション・ライフスタイル関連の商品で人気が高くなっています。

※天猫や小紅書への出品には、代行事業者が定める一定の基準を満たす必要があります。

xxxxneseとの連携

xxxxneseは中国販売代行Appと直接連携しているため、全ての利用者の商品が自動的に出品されます。一方、天猫や小紅書への出品は、商品の人気度や利用者の実績等に応じて判断されます。

越境ECに対応した、ネットショップ作成サービスは、「越境ECに最適なネットショップ作成ツール5選!おすすめポイント・料金などを解説」 の記事も参考にしてください。

中国販売代行 Appで販売できない商品

以下の商品は、「中国販売代行 App」の販売対象外となります。 ※販売対象外の場合は、中国のショッピングモールに掲載できません。

  • 「デジタルコンテンツ販売 App」で登録した商品
  • 無形商品(物品・有形ではない商品/発送のない商品)
  • 「定期便 App」で登録した定期便商品
  • 「テイクアウト App」で登録した商品
  • 「抽選販売 App」で登録した商品
  • 「販売期間設定 App」で販売期間外の商品
  • 「予約販売 App」で予約期間を設定した商品
  • 「商品オプション App」で商品オプションを設定した商品
  • カスタム商品・オーダーメイド商品
  • 「コミュニティ App」で登録した会員限定商品
  • 原産地・原材料が判断できない商品
  • 代行事業者が取り扱い可能であるか、判断しかねる商品
  • 中国に発送できない商品
  • そのほか、中国販売代行ができない商品

上記商品を「中国販売代行 App」で販売するには、通常商品として登録し直すか、設定を解除してください。

詳細はこちらをご確認ください。

運営事業者について

BASEの中国販売代行Appは、株式会社xxxxnese(ニーズ)が提供しています。同社は2022年設立の新興企業で、日本の事業者と提携し、中国向けECプラットフォームを運営しています。

出品から決済、物流、カスタマーサポートまでを一括で代行できる点が特徴です。カラーミーショップ向けの「CHINA CART」アプリも手掛けています。

代表取締役の厳盛日氏は、アクセンチュアでのコンサルティング経験やZOZOTOWN中国版の立ち上げなど、日中越境ECに精通したエキスパートです。

今後は物流の効率化や中国人インフルエンサーとのコラボレーションなども予定されており、ベンチャーならではの斬新なアプローチで越境ECの新たな地平を切り拓こうとしています。

株式会社xxxxnese公式サイト:https://xxxxnese.com/

BASE(無料ではじめる)

今時店長
今時店長
中国販売代行Appは、90日間の無料お試し期間があるので、まずは気軽に利用してみるのもおすすめです。天猫や小紅書への出品には条件がありますが、国内からの出店は難しいため、販売できれば大きなビジネスチャンスにつながる可能性があります。

BASEの中国販売代行 Appの気になるポイント

xxxxneseに出品された商品の確認方法

xxxxneseに出品された商品の確認方法
WeChat上のショッピングモール「xxxxnese」の様子

以下の手順で、xxxxneseより確認してみましょう。

  • 「WeChat」をインストール
  • 「xxxxnese」で検索
  • 「インターネットで検索」をタップ
  • ミニプログラム「xxxxnese」をタップする
  • 「xxxxnese」が表示される
  • 「xxxxnese」の左上の検索バーで探してみましょう

中国ではいくらで販売されるの?

利用規約の第3条(本件商品の取扱い)に中国での販売価格(海外売価)の設定方法が具体的に記載されています。以下、該当部分を引用します。

当社は、本契約に別段の定めがある場合を除き、販売対象国における本件商品の販売価格(以下「海外売価」という)を下記方法で設定するものとする。 ・利用者が利用者運営サイトで設定した公式販売価格(以下「日本売価」という)に、物流費用、決済代行手数料、関税等の必要コストおよび販売代行手数料を足した金額を所定の換算レートで換算した金額。
引用元:https://xxxxnese.com/term-base

この規定によれば、中国での販売価格は以下のように決まります。

  1. 利用者が自社運営サイト(BASE)で設定した日本での販売価格(日本売価)を基準とする。
  2. 日本売価に、物流費用、決済代行手数料、関税等の必要コスト及び販売代行手数料を上乗せする。
  3. その合計金額を所定の為替レートで人民元に換算する。

つまり、日本国内の販売価格をベースに、中国販売に必要な各種コストと手数料を加算し、為替レートを考慮して人民元建ての価格が決定されます。

これにより、利用者にとって適切な価格で中国人バイヤーに商品が提示される仕組みになっています。

BASE(無料ではじめる)

今時店長
今時店長
中国販売代行Appは、中国でのビジネスに精通した専門家に多くの業務を任せることができるサービスのようです。出店から販売、配送、カスタマーサポートまで幅広くサポートしてくれるので、中国市場参入のハードルが下がるかもしれませんね。ただ、実際の効果は利用してみないとわからない部分もありそうです。

BASEの海外販売代行 Appとの違い

BASEでは「海外販売代行 App」というアプリも提供している

ASEの海外販売代行 Appどうなの?

海外販売代行Appは、BASEショップに海外ユーザーが直接アクセスして購入できるサービスです。一方、中国販売代行Appは、BASEショップとは別に中国のECモールに商品を自動出品し、中国人ユーザーの購入を代行業者が仲介してくれるサービスです。

海外販売代行Appでは、BASEショップに直接注文が入るのに対し、中国販売代行Appでは、BASEショップでの販売と在庫管理はそのままに、中国ECモールでの販売を丸ごと代行してもらえるわけです。

海外販売代行 Appに関しては、「BASEの海外販売代行 Appどうなの?サービス内容・料金・類似サービスなど解説」 の記事で詳しく解説しています。

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今時店長
今時店長
つまり、2つのサービスはそれぞれ異なる販路をターゲットにしたアプリというわけです。越境ECを目的とした場合には、併用することで更なる売上アップも期待できそうです。

まとめ

まとめ

無料でネットショップを開設できる「BASE」に、2024年5月30日あらたに追加された「中国販売代行App」について、わかりやすく解説しました。

中国販売代行Appは、こんな方におすすめ

  • 中国市場への参入に興味があるが、言語やビジネス習慣の違いに不安がある方
  • BASEですでにネットショップを運営しており、中国に新たな販路を求めている方
  • 中国のECモールへの出品を手間とコストを抑えて行いたい方
  • 中国人バイヤーとのやりとりや配送業務を任せたい方
  • 中国のEC市場の動向に疎く、現地ニーズに合わせた販売戦略が立てられない方
  • 少ない初期投資で中国越境ECに挑戦したい中小企業・個人事業主の方
  • 将来的に中国での販売比率を高めたいと考えている方

中国販売代行Appは、比較的低コストかつ低リスクで中国市場への参入を可能にするサービスです。言語や文化の壁を越えて、中国でのビジネス展開をサポートしてくれます。

90日間の無料トライアル期間もあるので、中国向け越境ECへの第一歩を検討している方は、選択肢の一つとして考えてみてもよいかもしれません。

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最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。

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  • この記事を書いた人
今時店長

今時店長(ミニクル合同会社)

楽天市場の某大型サイトにて、2005年~2013年まで運営責任者を務める。その経験を活かし、2013年に楽天市場のショップへのサポートを目的に当サイトを立ち上げました。2016年に情報サイトとしてリニューアル、より幅広い層の方々にオンラインビジネスのノウハウやアドバイスを提供しています。

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