個人のネット販売でも、仕入れ資金が足らないときに活用できる8つの資金調達方法について解説します。
後払い決済を利用する
商品仕入れの代金を後払いで決済する方法についてご紹介します。
クレジットカード
支払いは翌月以降なので余裕ができる。
クレジットカードで支払いをすると、引き落としは翌月以降になるため、現金よりもキャッシュフローに余裕ができます。仕入に限らず、備品購入なども積極的にカードを利用しましょう。
増額申請で限度額を増やせるかも!?
クレジットカードは、利用実績に応じて利用限度額の引き上げがあります。また、自分で「増額申請」をして、与信審査を受ける事もできます。
事業用ならばビジネスカードを利用しよう。
クレジットカードには、個人向けのと事業者向けの二つの種類があります。事業用カートであれば、商品仕入れに利用しても問題ありません。
請求書の支払いを最大60日間先延ばしできるサービスもある
東証プライム上場のデジタルガレージが運営する「DGFT請求書カード払い」は、普段使っているクレジットカードで請求書の支払いができるサービスです。
請求書のカード払いに変更することで、支払いを最大60日間先延ばしできるため、一時的な資金繰りの改善に役立ちます。手数料は3%と業界最低水準なので、他の後払いサービスよりもコストを抑えられるのが魅力です。
BtoB・企業間後払い決済
仕入サイトなどで利用することができる。
BtoB(企業間取引)をメインにした後払い決済のことです。国内最大級の仕入サイトである「NETSEA(ネッシー)」では、下記2つの後払い決済が利用できます。
借入をする
仕入れ資金を借り入れする方法について解説します。
日本政策金融公庫
日本公庫とは
日本公庫(日本政策金融公庫)は、民間金融機関の取組を補完するし、事業に取組む方々等を支援する政策金融機関です。
事業を営む大部分の方が利用できる。
国民生活事業として、小規模事業者・創業企業を応援する融資の提供があります。ネットショップはもちろん、事業を営む大部分の方が利用できます。
申込みから融資までは約1ヶ月と早い。
日本公庫は、申込みから融資まで約1ヶ月と期間が早いのも特徴です。また、民間系金融機関と比較して審査のハードルは低いと言われています。
民間金融機関
信用金庫は個人事業主でも気軽に相談できる。
個人や小規模事業者が相談をする場合には「信用金庫」が最適です。銀行は、法人や中小企業をメインで相手をしているので、個人ではきびしいという印象です。
ただし、先に紹介した「日本公庫」よりも審査もきびしくて金利も高いです。つまり、順番としては「日本公庫」のあとですね。
ビジネスローン
圧倒的にスピーディーに借入ができる。
ビジネスローンとは、事業者向けの金融サービスです。金利は高いですが、融資スピードは、ほかの手段よりも圧倒的に早いです。
- 来店不要の事業融資:MRF
家族・友人から借りる
借用書があれば贈与税は掛かりません。
本来、親や配偶者から年間110万円を超える金銭のやりとりは贈与税の対象になるのですが「借用書」があれば、借入だと証明できるので対象になりません。
売掛金を現金化する
請求書などの売掛金を現金化できるサービスをご紹介します。
ファクタリング
売掛金を買取してくれる金融サービスです。
ファクタリング(英語:Factoring)とは、売掛金などの債権を買取してくれる金融サービスのことです。借入とは違うので返済の必要性はありません。
ただし、手数料は0.5%~20%と金融機関の借入よりも高額になるので、あくまでも緊急時の資金調達の選択肢という印象です。
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お客様に支援を募る
お客様やファンに支援を募る方法です。
クラウドファンディング
事前に購入者を募り資金集めができる。
クラウドファンディングとは、インターネットで不特定多数のユーザーから、資金を集める事ができるサービスのことです。
「CAMPFIRE」などに代表される、購入型クラウドファンディングを使えば、先に購入希望者から資金を集めて、商品を仕入れて販売することもできます。
- 国内最大級のクラウドファンディング:CAMPFIRE
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BASE関連の資金調達サービス
国内最大級の無料ネットショップ作成ツール
国内最大級の利用シェアを誇る、無料ネットショップ作成ツール「BASE」には、2つの資金調達に使える機能があります。
ショップコイン
お店のファンであるお客様に、お店の買物で1コイン1円で使えるショップコインを発行して資金を集める機能があります。
YELLBANK(エールバンク)
BASEに申請をして審査を通ると支援金を受け取れます。返済は商品が売れたときに手数料(1%~15%)を差し引きして支払う仕組みです。
まとめ
個人のネット販売でも、仕入れ資金が足らないときに活用できる8つの資金調達の方法について解説しました。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。