WordPressにクレジットカード決済を導入する方法はいくつかありますが、その中でも最も簡単で、しかも導入費用や固定費が無料の方法をご紹介します。
まずは、WordPressにクレジットカード決済を導入する際の定番の方法を解説します。次に、それよりもさらに簡単に導入できる画期的な方法をご提案します。
どちらの方法も、技術的な知識がなくても問題ありません。ネットショップ初心者の方でも、すぐに導入できる方法ばかりです。
WordPress でネットショップを始めたい方、クレジットカード決済の導入を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
まずは定番:WooCommerceで決済サービスを導入する
WooCommerceとは
WooCommerceは、世界350万以上のオンラインサイトで利用されている、無料のeコマースプラグインです。
WooCommerceは、オンラインストアの構築に必要な機能を網羅しており、商品管理、在庫管理、税金計算、配送設定など、様々な機能が利用できます。
WooCommerceには、有形商品の販売だけでなく、無形商品やデジタルコンテンツのダウンロード販売などをする機能なども搭載されています。
WooCommerceの導入方法
WooCommerceの導入方法は以下の通りです。
- WordPressの管理画面にログインします。
- 「プラグイン」→「新規追加」と進み、検索欄に「WooCommerce」と入力します。
- 「今すぐインストール」をクリックし、インストールが完了したら「有効化」をクリックします。
- 設定ウィザードに従って、通貨、税金、配送オプションなどを設定します。
- 商品を追加し、オンラインストアを開始します。
WooCommerceは、WordPressのプラグインとして簡単に導入できるため、技術的な知識がなくても、すぐにオンラインストアを始められます。
WooCommerceに導入できる決済サービス
決済代行サービス | 手数料 | 振込手数料 | 入金サイクル |
---|---|---|---|
Square(スクエア) | 3.6% | 無料 | \入金が早い/ 最短翌日 |
日本語サポート充実 最短即日導入可 |
|||
Stripe(ストライプ) | 3.6% | 無料 | 毎週 |
最短即日導入可 | |||
PayPal(ペイパル) | 3.6% + 40円/件 | 5万円以上:無料 5万円未満:250円/件 |
引出依頼から3~6営業日(国内) |
WooPayments決済 | 3.6% | Stripeに準拠 | Stripeに準拠 |
最短即日導入可 |
初期費用、月額固定費無料で導入できる4つの決済代行サービス
WooCommerceには、主に4つの決済代行サービス(Square、Stripe、PayPal、WooPayments)が導入可能です。
上の4つの決済代行サービスは、すべて初期費用、月額固定費無料で利用可能です。売れた場合にのみ、決済手数料が発生します。
国内での販売がメインであれば「Square」がおすすめ
国内での販売がメインであれば、決済手数料も安くて振込手数料無料、売上金が最短翌日には入金される「Square」がおすすめです。Squareは、国内法人が運営をしており、サポート面なども充実しています。
WooCommerceに導入できる決済代行サービスについては、「WooCommerceに導入すべき決済サービス徹底比較!ビジネスの成長に合わせた選び方」 にて解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
WooCommerceに決済サービスを導入する手順
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WooCommerceにStripeを連携する手順はこちら。
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WP Simple Payという選択肢もあるが
ほかにも、WP Simple Payという選択肢もありますが、こちらは無料版に機能制限があるため、固定費無料で利用するならばWooCommerceのほうが最適です。
一番簡単:STORESの商品ボタンを利用する
STORESのボタン機能を利用する
その方法とは、無料でネットショップを開設できる「STORES」のカートへのリンクを掲載するという方法です。
STORESとは
初心者でも簡単に扱える高機能なECカートSTORES(ストアーズ)は、国内でもトップクラスの人気を誇る、初期費用、月額無料から利用できる、ネットショップ作成サービスです。初心者でも簡単に作成できる、決済手数料は業界最安値水準、さらに高機能と三拍子揃ったECカートです。
STORESのブランドサービスと連携して使えるSTORESは、実店舗向けのキャッシュレス決済サービス「STORES 決済」、無料から使えるPOSレジアプリ「STORESレジ」、無料の予約管理システム「STORES 予約」なども提供。実店舗とECの在庫管理と販売管理を一元化できます。
実際に使ってみると驚くほど違和感はない
「WordPress」→「STORES」という流れでの購入になりますが、驚くほど違和感がないだけでなく、さまざまなメリットがあるので、続けて確認してみましょう。
STORESについて詳しくは、「【完全ガイド】STORESの評判どう?実体験をもとにメリット・デメリットを徹底解説!」 にて解説しています。
STORESならデジタルコンテンツや無形商品の販売も可能
STORESは、実物の商品だけでなく、デジタルコンテンツや無形商品の販売にも対応しています。
他のサービスでは審査が厳しい占い、悩み相談、代行業などのサービス販売も、STORESなら審査を通過できれば販売が可能です。
Square、Stripe、PayPalといった決済サービスと比べると、STORESは無形商品の取り扱いにより柔軟に対応しています。
無形商品の販売について詳しく知りたい方は、「2024年版|無形商品が販売できるネットショップを解説[占い・悩み相談・代行業など無形サービスの販売方法]」 をご覧ください。
また、デジタルコンテンツ販売に関しては、「【2024年最新】デジタルコンテンツ販売方法を完全ガイド!サービスの選び方と成功のコツを解説」 もあわせて参考にしてください。
購入者目線での買い物の流れ
購入者目線で、WordPressで作ったページに「STORES」への購入ボタンを設置した場合の流れを確認してみましょう。
次に説明するように、「STORES」の購入ボタンは簡単に作成できます。ボタンのサイズや色は、いくつかのパターンから選択可能です。
「購入ボタン」をクリックすると、商品が買い物かごに追加されます。
さらに他の商品の「購入ボタン」をクリックすると、その商品も買い物かごに追加されます。
その後は、「STORES」の決済機能を利用してスムーズに購入手続きが完了します。クレジットカードをはじめ、コンビニ払い、キャリア決済、楽天ペイ、PayPalなど、多彩な決済方法に対応しています。
商品の在庫切れはWordPress上ですぐにわかる
購入ボタンをクリックした時点で、商品が在庫切れの場合は上記のようなメッセージが表示されます。
つまり、STORESのページに移動せずとも、WordPress上ですぐに在庫状況を確認できるのです。
STORESの購入ボタンをWordPressに設置する手順
ここでは、STORESの商品をWordPressに掲載するまでの手順をまとめました。コードを貼り付けても正しく表示されない場合は、こちらを参考にしてください。
手順のまとめ
- 「STORES」にショップを開設する。
- 販売する商品を登録する。
- 「STORES Button」で購入ボタンを作成する。
- ボタンのコードをWordPressに貼り付ける。
※STORESでショップを開設していないと、購入ボタンは正常に動作しませんのでご注意ください。
購入ボタンのコードを取得する
購入ボタンのデザインは、サイズが大・小の2種類、カラーが3種類から選べます。これ以外のデザインを使いたい場合は、オリジナルの画像などを利用するのがおすすめです。
最後に、表示されたコードをWordPressの任意の場所に貼り付ければ、購入ボタンの設置は完了です。
以上が、STORESの購入ボタンをWordPressに設置する手順のまとめです。
STORESを活用することで、WordPressサイトでも簡単に商品販売を始められます。
デジタルコンテンツや無形商品の販売にも適しているので、さまざまな商材を扱うネットショップに最適なソリューションと言えるでしょう。
ぜひ一度試してみてください。
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今回のまとめ
今回は、WordPressにクレジットカード決済を導入する2つの方法をご紹介しました。
1つ目は、WooCommerceを使う定番の方法です。本格的なECサイトの構築に適していますが、初心者にはハードルが高いかもしれません。
2つ目は、STORESの購入ボタンを使う簡単な方法です。導入が簡単で、コストもかからないのが特徴です。
ショップの規模や扱う商材の種類によって、最適な方法は異なります。自分のニーズに合わせて、導入方法を選択することが大切だと言えるでしょう。
WordPress でのネットショップ運営を検討中の方は、ぜひ両者の特徴を比較してみてください。自分に合った方法を見つけて、ネットショップ運営を始めてみましょう。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
また新しい情報などあれば更新していきます。